ノミノフスマ 蚤の衾
Stellaria alsine Grimm var. undulata (Thunb.) Ohwi
ナデシコ科 ハコベ属


花 東三河 宮路山 2005.5.1




花 弓張山脈 大蔵山 2008.4.13

 茎や葉が無毛なのが大きな特徴でしょう。また、ハコベやミドリハコベに比べ葉が細いのも特徴です。この小さな葉が蚤の衾(夜具)という名前の由来でもあるそうです。「襖」ではなく「衾」の方です。

 花弁は10個に見えますが、2深裂しているためで、5個です。雄蕊は5〜7個。大蔵山の写真のものは6個見えます。花柱は3個です。萼片は花弁よりも短い。

 分布は、ウスリー、日本全土、朝鮮半島、中国となっています。

 母種はヨーロッパ原産で、ノミノコブスマという和名がつけられていて、1978年に東京に帰化しているのが確認されています。ノミノコブスマの萼片は花弁よりも長いのがノミノフスマと違う点です。

参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)、『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)

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