オオバギボウシ(トウギボウシ) 大葉擬宝珠(唐擬宝珠) Hosta sieboldiana (Lodd.) Engler ユリ科 ツルボラン亜科 ギボウシ属
花・蕾 弓張山脈 富幕山 2007.7.16ギボウシの和名は、若い花序の形が擬宝珠(ぎぼし)に似ていることからなのだそうです。擬宝珠とは、橋の欄干の上などにあって、玉葱のような形をした装飾物のことです。
似ているキヨスミギボウシとは、主に苞で見わけられるようで、オオバギボウシの苞が、花茎から扁平に開出しているのに対し、キヨスミギボウシの苞は、ボート形で開出しないようです。と言われても偏平かボート形かなど、実物で比較しないとなかなかわからないものです。ただ苞が開出していると判断して一応オオバギボウシとしました。
分布は、北海道西南部〜九州となっています。日本海側のものをトウギボウシ、北海道西南部および太平洋側のものをオオバギボウシと区別することもあるようです。
春先の芽や若い葉はウルイと呼ばれて、山菜として利用されていますが、アルカロイドを含む有毒のバイケイソウの葉と似ているため、誤食する事故がたまに報道されたりしています。
参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)
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