オオバキスミレ 大葉黄菫
Viola brevistipulata (Franch. et Savat.) W.Becker subsp. brevistipulata
スミレ科 スミレ属 キスミレ類
 

花 福井 岩籠山 2011.5.2

 キスミレが太平洋側などに分布しているのに対し、オオバキスミレは日本海側の山でよく見かけます。

 オオバキスミレはキスミレより葉が大きく、色は薄い緑色をしているような気がします。また、花の色もオオバキスミレの方が薄い黄色に見えます。ただ、岩籠山で写真を撮ったときに見かけたものは、どれもそれほど大きな葉にはなっていませんでした。葉に光沢があり、葉脈がへこむダイセンキスミレに近いタイプのものと言えるかもしれません。生育環境もダイセンキスミレと同じく、谷間ではなく、尾根上の登山道脇などの崩壊地です。北陸地方にそのような個体があることが、『日本のスミレ』(山と溪谷社)に書いてあります。

 『日本の野生植物 草本』II 離弁花類(平凡社)によると、分布は、「北海道・本州(北部〜近畿地方北部の日本海側)」となっています。

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