オオシラヒゲソウ 大白髭草
Parnassia foliosa Hook. fil. et Thomson var. japonica (Nakai) Ohwi
ユキノシタ科 ウメバチソウ亜科 ウメバチソウ属
 





 同じウメバチソウ属のウメバチソウの花弁が全縁になっているのに対し、オオシラヒゲソウやシラヒゲソウの5つある花弁の先端は糸状に深く切れ込んでいるので、見栄えがします。オオシラヒゲソウやシラヒゲソウの花弁の基部は細くなっています。また、ウメバチソウ属の花には仮雄蕊があります。オオシラヒゲソウやシラヒゲソウの5つの仮雄蕊は3裂し、先端には球状で黄色い腺体がついています。この黄色い腺体は1つの花に合計15個あることになります。




 花茎がねじれて花が下を向いています。卵形の萼裂片が5つ、よく見えます。




 花茎に無柄で広卵形の全縁の葉が2〜4個つきます。葉の基部は深い心形になっているので、茎を巻き込んでいるように見えます。似たシラヒゲソウは、茎葉が4〜6(〜8)個です。


花・葉 赤谷山脈 籾糠山 2009.8.22


 いつかシラヒゲソウの白髭を見てみたいと思っていましたが、籾糠山に出かけたときに、天生湿原で見ることができました。しかし、図鑑を見ると、シラヒゲソウではなく、オオシラヒゲソウの方ではないかと思いました。シラヒゲソウの花径は2〜2.5cmとなっていますが、オオシラヒゲソウは3〜3.5cmとなっています。しっかりと違いを見たわけではありませんが、印象に残っている花の大きさと、オオシラヒゲソウの分布が秋田県から兵庫県にかけての日本海側となっていることから、オオシラヒゲソウの方だろうと思っています。茎葉の数も多くなかったと思います。また、『中部の山々 その2』(財団法人東海財団)の「天生渓谷から籾糠山」にもオオシラヒゲソウと記載されています。ただし、『天生県立自然公園』(天生県立自然公園協議会事務局)というチラシではシラヒゲソウとなっています。

 湿原には多くのオオシラヒゲソウが咲いていましたが、湿原入口付近では木道から少し離れたところに咲いていて、踏み込んだ跡が見苦しく感じました。もう少し歩けば木道沿いにも咲いているのに。

 参考:『日本の野生植物 草本』II 離弁花類(平凡社)

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