オノエラン 尾上蘭
Chondradenia fauriei (Finet) Sawada ex F.Maek.
シノニム:Galearis fauriei (Finet) P.F.Hunt、Orchis fauriei Finet、Leucorchis fauriei
単子葉植物綱 ラン目 アツモリソウ亜科 チドリソウ連 ラン科 オノエラン属(ハクサンチドリ属、カモメラン属)
 

 

 

花 東北 秋田駒ヶ岳 2011.7.7

 パッと見は、ユリの仲間のような花かと思いましたが、葉は明らかにランの仲間です。花はランの仲間にしては派手さはなく、控えめな感じに思えます。白い色がそう思わせるのかもしれませんが、唇弁の模様が基部の黄色だけなのも地味な感じがします。唇弁の先端は、3裂気味になっています。

 茎の基部には、長さ6〜10cm、幅1.5〜4cmになる長楕円形の葉が2枚つきます。1枚目の写真は2株が並んで生えていて、葉が4枚あるように見えます。花は茎頂に2〜6個つけます。

 和名の由来は、「尾の上」つまり、「尾根(=山)の上」に咲く蘭です。

 写真を撮った秋田県では、絶滅危惧IB類に指定されているようです。

 『日本の野生植物 草本』I 単子葉類(平凡社)によると、分布は、「本州中北部ならびに紀伊半島」となっています。

 写真を撮った秋田駒ヶ岳では、ハクサンチドリも咲いていました。

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