ラクウショウ(ヌマスギ) 落羽松(沼杉)
英名:Bald Cypress(Cypress、Swamp Cypress)
Taxodium distichum (Linnaeus) Richard 1810
裸子植物門 マツ綱 ヒノキ科(旧スギ科) ヌマスギ属
 

大久手池に生えていて、見物用の歩道も整備されています


 

葉は互生。果実がついているのもありました


 

膝根(しっこん)と呼ばれる気根(呼吸根)

紅葉 尾張 春日井市 2009.11.22


 対生するメタセコイアは私の勤める職場の敷地内にも生えていたり、公園でよく見かけますが、互生のラクウショウを最初に見たのは「とよはしの巨木・名木」100選にも選ばれている豊橋市役所脇の1本です。そして次に見たのが写真の場所です。

 道樹山を下りた後、都市緑化植物園の横にある大久手池の畔を通ると、紅葉した針葉樹が水没して何本も生えていました。最初はよく見るメタセコイヤかな、と思いましたが、互生であることを確認し、ラクウショウだとわかりました。そして遊歩道も作られています。このラクウショウの見物用に作られたものでしょう。水没していて大丈夫だろうか、と最初は思いました。帰宅後、『葉で見わける樹木』(小学館)で調べてみると、ラクウショウはヌマスギとも呼ばれていて、湿地に生育することを知りました。豊橋市役所のものは普通の土に生えていて、湿地のものだとは知りませんでした。ただ、湿地以外の普通の土地でも植栽はできるようです。

 根元が少し水に浸かった冠水状態で自生することが多いそうです。水中でも腐朽しにくい性質のようです。

 北アメリカ東南部からメキシコにかけて分布するそうです。

 『樹皮ハンドブック』(文一総合出版)でも紹介されています。

 ちなみに、ラクヨウショウ(落葉松)というと、カラマツのことです。

Wander!花・植物

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送