レンゲショウマ 蓮華升麻
Anemonopsis macrophylla Siebold et Zucc.
キンポウゲ科 クリスマスローズ亜科 レンゲショウマ属
 

 



花弁状に見えるのは萼片 1枚目の写真は10枚か?


 



萼片が落下後、花弁が残った花




花弁も落ち、雌蕊の花柱が2本長く突き出たもの




写真の葉は3回3出複葉に見える


花・葉 奥三河 2008.8.31

 知人に教えてもらった貴重な自生地へ行ってきました。まだつぼみもありましたが、全体的には花の時期としてはちょっと遅めのようで、株によっては、萼片が全て落ちてしまったものもありました。写真でもわかるように雨後で水滴が萼片などについていました。レンゲショウマを見たのは、以前に南アルプスで見て以来、今回が2回目です。ほんのりと色のついた花はとても可憐に見えます。花は順に開花するためでしょうか、この時のこの場所では、それぞれの株には多くても2つの花が同時に開いているものしか見当たりませんでした。

 花弁状の萼片は7〜10枚。萼片の内側にある花弁は10〜13枚。雄蕊は多数あり、雌蕊は2〜4個。葉は2〜4回3出複葉の互生で、小葉にはあらい鋸歯があります。

 福島県〜奈良県にかけて分布します。

 学名の属をあらわす、"Anemonopsis" は、「"Anemone" に似た」の意味だそうで、"Anemone" とは、同じキンポウゲ科の「イチリンソウ属」を意味します。"macrophylla" は、「大きな葉」の意味だそうです。

 レンゲショウマ属はこのレンゲショウマのみの1属1種で、日本の特産です。花がハスの花に似て、葉がショウマ(サラシナショウマ)に似ていることからの命名だとのことです。なお、和名の似ているキレンゲショウマはユキノシタ科です。

 参考:『日本の野生植物 草本』II 新装版(平凡社)、『開花順 四季の野の花図鑑』(技術評論社)

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