六所山 野外センターから周回

 六所神社下宮に参拝後、野外センターから「かもしかコース」で登り、「きつねコース」で下りました。見晴台からの展望はなかなかですが、反射板が場所を占領し、休憩場所としては不向きでした。



六所神社

【山 名】六所山(ろくしょやま、ろくしょさん)(吉木山、芳樹山、蜂ヶ峰) 611m
【山 域】西三河
【水 系】矢作川支流巴川支流仁王川水系・矢作川支流郡界川水系
【所在地】愛知県豊田市(とよたし)坂上町(さかうえちょう)廣畑(ひろばた)・六所山(ろくしょやま)
【山行日】2012年1月8日(日曜日・友引)
【行  程】野外センターから周回
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名)== 美合PA ==(東名・伊勢湾岸・東海環状)== 豊田松平IC ==
  8:52
  ==(R301・県360)== 六所神社下宮 ==== 野外センター --(かもしかコース)-- 尾根上分岐 ---- 見晴台 --
                                     10:08-10:13                           10:43         -10:50
  -- 六所山 ---- 神社 --(きつねコース)-- 登山口 ---- 野外センター駐車場 ==
     11:00      -11:05                     11:34         11:45 - 12:10
  (野外センターまでの合計走行距離:48.7km)
【山行時間】1時間32分
【標高差】約220m
【人  数】2人
【天  候】快晴
  気温:2℃(自宅出発時・登山開始時)
     1月8日11時豊田の気象庁データ:気温6.1℃、風速2.2m/s、風向:北
【地形図】1:25,000 東大沼(ひがしおおぬま) 平成11年部分修正測量
【スタイル】ハイドロテック スポーツシューズ HDRT-013 ダークブラウン(\7,245) 2010.04.10購入、
 綿55%・ポリエステル30%・レーヨン15%トランクス(中国製)、PHENIX化繊ズボン(中国製)、
 黒色ウェストバッグ、グレーショートソックス、緑色軍手(一部で使用)、眼鏡、
 ユニクロ中国製グレー半袖Tシャツ(綿88%・ポリエステル12%)、紺色デイパック、
 アクリル70% 毛25% カシミヤ5%長袖チェックシャツ(日本製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース、
 デジタルカメラ:SONY α350、MINOLTA DiMAGE7(いずれも首に提げて歩く)
【所持飲料】お湯(テルモス470ml)(飲まず)、アクエリアス カロリーオフ500ml(飲まず)、
      アクエリアス ビタミンガード レモンピールエキス入り カロリーオフ500ml(飲まず)
 2012年最初の山行は、六所山と炮烙山となりました。雪山の展望を期待して鳩吹山も候補にしましたが、近場にしました。また、六所山と炮烙山に登った後、十明山に登ることも考えましたが、登山口まで車で入れず、やめておきました。

 前日は出勤日でしたが、帰宅後、豊橋のYさんに電話してみると、翌日は一緒に行けるとのことで、翌朝、豊川まで来てもらい、一緒に出発しました。

 往路は、高速を利用します。音羽蒲郡インターから乗り、美合パーキングエリアでローソンに寄ります。カップヌードルとおにぎりを買い、さらに「Hot用 BOSS コクダブル カフェオレ」(280ml、\147)も買い、車内で飲みました。豊田ジャンクションで湾岸道に入り、豊田松平インターで下ります。

 カーナビの指示に従って行くと、六所神社下宮を通ります。ならば、そこに寄らないわけには行きません。新年の神社だから、参拝客がたくさんいるだろうか、なんて思ったりもしましたが、客は誰もおらず、閑散としていました。ただ、地元の人たちが何人か集まっていました。立派なスギがあったり、道路を挟んで、1872年に建てられた豊田市指定文化財「六所神社の舞台」があり、見応えがあります。新年になり、神社への参拝は、前日に会社の昼休みに歩いて訪れた住吉神社のみで、賽銭もしていませんでしたが、六所神社では、賽銭もして参拝しました。



六所神社正面



六所神社のスギ(豊田市名木指定第84号) 胸回り4.8m、根回り6.2m、樹高28mとのこと



六所神社の舞台 豊田市指定第二七号(民俗有形文化財) 明治五年建立



六所神社の舞台



六所神社の舞台の天井

 六所神社の祭神は、猿田彦神(さるたひこのかみ)、事勝国勝長狭神(ことかつくにかつながさのかみ)、岐神(くなどのかみ)、日本武尊(やまとたけるのみこと)となっています。1377年松平(徳川)氏による創建とのこと。鳳来寺山、猿投山とともに三河三霊山の一つとされているそうです。

 さて車でどこまで行けるでしょうか。『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)を見て、道路の分岐付近をカーナビにセットしていたので、まずはそこまで行ってみます。すると、分岐の先の道路はなんと積雪があり、すぐ先は通行禁止になっているようです。ならば近くに車をとめてここから歩こうかと思い、広めの路肩に一旦駐車しました。ただ、念のため、『こんなに楽しい愛知の130山』を見直してみると、「P」マークは道路の分岐ではなく、さらに先のようです。ならば、そこまで行ってみます。すると、野外センターがあり、ちゃんと自家用車用の駐車場も表示されていました。豊田市総合野外センターの駐車場かもしれませんが、登山者も利用できるように見えます。きっと問題ないでしょう。駐車場は積雪が残っています。外に出ると、雪は固く、最近のものではないようです。



駐車場の積雪



西駐車場の看板



豊田市総合野外センター

 登山道はいくつかあるみたいですが、六所山への道標があるので、それに従って行くことにします。このコースは、「かもしかコース」と名づけられているようです。野外センターに泊まりに来る生徒が登るのでしょうか。トイレがありますが、冬季は使用できないようです。



かもしかコース入口の表示

 山の中に入ると、積雪はほとんどなく、滑るようなところはありません。「かもしかコース」は、ほぼ直登のコースのようで、最短で六所山頂上まで行けるようです。登山道脇にはアカガシが多く見られます。本宮山では標高の上の方でよく見ますが、六所山ではもう少し低い標高でも多いようです。このコースでは多くの種類の木々が見られますが、これは六所神社の神域だったからでしょうか。



石標



尾根状のルートを登る

 主稜線に出ると、分岐になっています。右が見晴台となっていて、すぐ先に反射板があります。まずはそこまで行ってみます。反射板の周りはフェンスで囲まれていて、中に入ることはできません。フェンスの外はほとんどスペースがなく、わずかなスペースには固い雪が着いていて滑りそうです。ただ、そこからはなかなかの展望が得られます。正面奥に見える白い峰は伊吹山です。左には鈴鹿と思われる峰々も見えます。その手前には名駅周辺の高層ビル群も見えます。手前には豊田スタジアムがあります。



見晴台分岐



見晴台にある反射板



見晴台からの名古屋、鈴鹿・養老、伊吹山(右)方面



見晴台からの伊吹山方面

 腰を下ろす適当な場所はないので引き返し、六所山頂上に向かいます。途中、何人かの団体とすれ違います。たぶん全員男性だったと思います。地元の方々でしょうか?

 山頂は展望も、山頂らしい雰囲気もありません。右へ折れて下っていくと奥宮があるのでしょうか。進んでみます。すると、神社がありました。『こんなに楽しい愛知の130山』を見ると、「蜂ケ峰神社」となっていて、もう一つ下にも神社マークがあって、六所神社奥社となっています。でもこのときは気づかず、一つ目の神社で引き返してしまいました。ただ、「六所神社参拝のしおり」を見ると、「上宮」の境内神社が、「八ケ峰(はちがみね)神社」となっていて、通称「隠居神様」だそうです。



六所山山頂 611M



蜂ケ峰神社



蜂ケ峰神社脇に廃棄されていた門松など

 分岐まで戻ると、山頂には3人の男性が記念撮影をしていました。我々は、分岐を右に折れ、「きつねコース」を下ることにします。道標の脇に、「野外センター」の文字も見えましたので、きっとあまり苦労せずに駐車場まで戻れるでしょう。『こんなに楽しい愛知の130山』は車の中に置いてきてしまったので確信は持てませんが。



下りはきつねコースへ



石標には「愛知縣」とありました

 こちらのコースは植林が多いようです。少し下ると、上から先ほどの3人が下りてきました。彼等は「うさぎコース」を登っての周回のようです。

 遠回りを覚悟していましたが、意外と早く野外センターに下りられました。そして難なく駐車場に戻ることができました。ほぼ昼になりましたので、駐車場のすぐ下のベンチで昼食とすることにしました。私は、「日清チリトマトヌードル」(340kcal、\168)、Yさんは、「日清シーフードヌードル」(328kcal、\168)を食べます。さらに、私は「新コシ 塩にぎり」(\100)を食べます。海苔も具もない塩だけのおにぎりなんて初めて見て、初めて食べました。シンプルで気に入りました。Yさんは、「焼さけハラミ」のおにぎりを食べます。さらに私は「醤油焼おにぎり(かつおおかか入り)」(188kcal、\116)を買っていましたが、これは帰宅後に食べました。また、Yさんが持ってきたティーパックの玄米茶を飲みました。



きつねコース登山口



橋にはまだ雪が残っていました



野外センターのテント

 車で六所神社下宮にあるトイレに寄り、炮烙山へ向かいました。



六所神社下宮の表示

 見かけた植物
 ヤブムラサキ(果実)、キジョラン、ツルリンドウ(果実)、キヅタ、アカガシ(冬芽)、ウラジロノキ、ミヤマシキミ(果実・冬芽)、シキミ、アセビ(冬芽)、ナンテン(果実)、ヤブニッケイ、イヌツゲ、ソヨゴ(果実)、ヤブコウジ(果実)、ヒイラギ、ヤブツバキ、モミ、ヒノキ、スギ、ススキ、サカキ(冬芽)、ヒサカキ、アカマツ、アオキ(果実)、ムベ、テイカカズラ、シシガシラ


【六所山が紹介されている主な書籍など】

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  きつねコース〜うさぎコースが紹介されています。かもしかコースの記述はありません。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  きつねコース、うさぎコース、いのししコースが紹介されています。かもしかコースの記述はありません。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  焙烙山展望台から見た六所山のモノクロ写真があります。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  いのししコースが紹介されています。展望台のカラー写真も載っています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  きつねコースが紹介されています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  「ろくしょさん」と読んでいます。「展望は皆無」ともあります。「三河三霊山」の一つともあります。

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