笹又 まだ雪に閉じられた斜面

 この時期の笹又道はどんな感じだろうかと出かけました。下部の雪はもう融けているのではないかと思っていましたが、まだ登山口の駐車スペースまでも車で行けず、雪に埋まっていました。
【行き先】伊吹山中腹(笹又上部)
【三角点】四等 572.75m 点名:笹又中筋(ささまたなかすじ) 平成11年7月5日選点
     所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町大字川合字笹又中筋3514番地
【山 域】伊吹山地 伊吹県立自然公園
【所在地】岐阜県揖斐郡揖斐川町(2005年1月30日までは春日村)
【山行日】2006年3月20日(月曜日)
【行 程】笹又農道第6号途中から
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名・名神高速 94.7km 1,300円)== 大垣IC ==
  6:37                                                            7:56
  == 笹又 ---- 登山口駐車場 ---- 標高800m程? ---- 四等三角点 ---- 笹又 ==
   9:09-9:19     9:37              10:25            11:07       11:13-11:25
  == 大垣IC ==(名神・東名高速 .km 2,250円)== 岡崎IC ==== 豊川(復路走行距離:141.2km)
                                               13:40       14:08
【所要時間】1時間54分(含休憩)
【標高差】約250m?
【天 候】晴のち小雪 2℃(自宅出発時)、6℃(下山時)、13℃(帰宅時)
 (3月20日10時関ケ原の気象庁データ:気温7.3℃、風速3m/s、風向:西北西)
【使用地形図】1:25,000 美束(みつか) (ずっとポケットの中で使用せず)
【スタイル】ダブルストック、冬用皮登山靴(LOWA ALPIN)、厚手ロングソックス、
 中国製モンベルGORE-TEX後ファスナー黒色ナイロンロングスパッツ、PHENIX化繊ズボン、綿100%下着(下)、
 mont-bell半袖Tシャツ(ウイックロン)、MUSSHU長袖シャツ(ポリエステル100%)、ZEROPOINTザック、
 ウェストバッグ、眼鏡、サングラス(着脱用、最初と下りのほとんどは付けず)、
 眼鏡バンド、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、カメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首に下げて歩く)、
 ピッケル・スノーシューはザックにつけたまま使用せず、アイゼン・オーバーミトンはずっとザックの中、
 手袋はずっとポケットの中
【所持飲料】キリン生茶900ml(約50ml飲む)、明治ヴァームウォーター500ml(約150ml飲む)
 土曜は雨、天気が回復に向かう日曜に出かけようとしましたが、朝方はまだ天気が悪く、伊吹方面はもっと悪いだろうと、休みをとっていた月曜に変更する。朝は目覚ましをセットせずに目覚めに任せる。5〜6時の間には起きるだろうと思っていた。5時頃に目が覚めたが、まだ少し眠いためもう一眠りするとほとんど6時になってしまった。昨日、ヤマナカで買った手巻き寿司を食べて出発。サンクスに寄り、音羽蒲郡ICから大垣ICまで高速を利用。高速道路から伊吹山とそれに続く北方稜線が見えるが、まだしっかり雪化粧している。予想以上に雪はあるようだ。大垣市内は通勤車両だろうと思うが多少混んでいる。旧春日村では背負子を背負った年輩の女性が歩いていた。

 さざれ石公園前から農道に入り登っていくと、カーブで横滑りする。その少し上部で完全に雪に覆われていて、除雪していないようで、ここの少し下の路肩のスペースに駐車。他に車はいない。歩き出すと道路は凍っていてその場所は歩けない。ところによっては路肩を歩く。車が横滑りしたのは雪ではなく、氷が張っていたのだ。

 何回かショートカットして、上部へ。ようやく登山口の駐車スペースだ。さらに登る。杉の木があるあたりでは枝葉が散乱している。そういえば、前日の日曜は強風が吹き荒れていた。津市では28.6m/s、名古屋でも24.4m/sの最大瞬間風速を記録。JRや名鉄なども一時運転を見合わせていた。

 

笹又から上部を見る

 道路がなくなると、夏道は全くわからない。適当に雪面を登っていく。サングラスと眼鏡バンドをつける。さらに日焼け止めクリームも塗っておく。天気はいいのだ。木の近くはずぼっとはまりそうなので、できるだけ何もない雪原を歩く。そのために多少右へ行ったり左へ行ったりする。この様子だと、夏道沿いと思われる谷沿いは雪が深く、近寄らない方がいいようだ。谷の左側のちょっとした尾根のような斜面を登ることにする。汗をたくさんかいて気持ちいい。



南側斜面は雪が融けている部分もある



木の根元は雪が融けている

 

 

雪の斜面

 若干傾斜が急になりだすと、歩きづらくなる。はまることも多くなる。そして左上方にデブリを見る。谷間でもなくそれほど急だとも思われないのに、雪崩が起こるようだ。通ってきた脇も、底雪崩っぽく雪の層がずれたのだろうか、それとも木が倒れたところが単に融けたのか、ほとんど地面が見えているようなところもあった。どうやらあまり無理しない方が良さそうな気がしてきた。単独だし、雲も多くなってきた。帰路、踏み跡が消えたら苦労するかもしれない。まあ、谷に向かって歩けば笹又に行けるだろうけど。



枝の上の雪が滑ったような跡



雪崩末端付近のデブリ

 下山を決め、少し下って、休憩する。昼食にでもしようかと思ったが、腹は減っていない。水分補給のみする。下りは登ってきたところからやや外れたりして歩き、冬芽の写真を撮ったりしてのんびり歩く。それでもさすがに雪の斜面の下りは速い。そのうちなんと小雪が舞ってきた。やはり天気は悪くなっているようだ。

 

登ってきた足跡



下部は雪が大分融けている

 

伊吹山の中腹斜面と谷間



畑と小屋の脇にある「笹又中筋 四等三角点」



帰ってきたときには道路の氷はかなり融けていた

 車でさざれ石公園まで来ると、車がいた。朝も車がいたが、どうやらここまでは人がちょくちょく来るようだ。帰りは池田山麓を走って大垣ICへ。守山PAで昼食とする。とは言っても朝コンビニで買ったおにぎりとパンと清涼飲料。岡崎ICで下りて豊川へ早々に帰宅。

 見かけた植物
 スギ(雄花)フサザクラ(冬芽)オニグルミ(冬芽)フキノトウ(芽)


 【笹又周辺が紹介されている本】

『名古屋から行く隠れた名山64』(七賢出版)平成7年6月16日第1刷
  さざれ石公園〜国見峠縦走コースが紹介されています。
  こちらで購入できます→amazon.co.jp 名古屋から行く隠れた名山64 楽天ブックス 名古屋から行く隠れた名山64

『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース 美濃[上]』(風媒社)2002年2月20日第1刷発行
  さざれ石公園〜国見峠縦走コースが紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  虎子山の頁に笹又の記述あり。
  amazon.co.jpで購入できます→名古屋からの山なみ

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