サワオトギリ 沢弟切
 Hypericum pseudopetiolatum R.Keller
 オトギリソウ科 オトギリソウ属


花 南信州 8月

 標高1500〜1800m程度の尾根上にありました。花は小さく、最初オトギリソウの仲間ではないのではないか、と思ったほどです(麓ではオトギリソウを見かけました)。花弁の縁に並んでいる黒い点や、葉の明点は帰宅後写真を見て気づきました。丈は5〜10cmほどだったでしょうか。直立しないで、倒れ気味に叢生していたと思います。最初、遠目で見たときには、イメージとしてはコモチマンネングサとかネコノメソウの仲間が頭に浮かびました。花は10mmはなかったような気がします。5mmぐらいでしょうか。あくまで記憶の中でのイメージですが。花弁が閉じ気味なので、より小さく見えたのかもしれません。
 『日本の野生植物 草本』(平凡社)で調べて一番可能性の高そうなのがサワオトギリでした。ただ、沢ではなく尾根で見たことや、図鑑では雄蕊が少ないと書かれていますが、写真には雄蕊が20個弱見えるなどから、他の種なのかもしれません。また、花が小さいヒメオトギリ属のコケオトギリやヒメオトギリも考えましたが、これらも湿地性らしいので、尾根には生えていないような気がします。ただ、尾根と言っても湿り気の多い場所だったのかもしれませんが。

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