シロノセンダングサ(コシロノセンダングサ、シロバナセンダングサ) 白の栴檀草(小白の栴檀草、白花栴檀草) Bidens pilosa L. var. minor (Blume) Sherff キク科 キク亜科 メナモミ族 センダングサ属 センダングサ節
花・葉 渥美 蔵王山麓 権現の森 2005.11.13
花(舌状花の多いタイプ) 渥美 2007年11月自然観察会に参加し、この花をシロノセンダングサと聞きました。コシロノセンダングサという名前はよく図鑑で見かけたりしていましたが、これは「コ」が付かない種なんだ、と思いました。
帰宅し、『日本の野生植物 草本』で調べてみると、コシロノセンダングサに対し、舌状花が大きく頭花の径が3cmとなるとの記述がありました。確かに写真のものは白い舌状花が大きく見えます。
ところが、ネットで検索してみると、どうやら最近はこの2種を区別していないような感じなのです。花の大きさだけで他に違いがないとか、中間的な大きさのものがあったりして、区別ができないからなのでしょうか。白い舌状花がないものをコセンダングサと言いますが、さらに、わずかに白い舌状花があるものをアイノコセンダングサと呼ぶこともあるようです。結局は、雑種ができやすいのかどうか知りませんが、この4種が連続的に存在しているようで、いっそのこと、コセンダングサも含めて、同じ種とした方がすっきりするのかもしれません。
舌状花の数は蔵王山麓での写真では5個ですが、4〜7個とばらつきがあるようです。また、2007年撮影の写真のように、よく見かける野菊のように見えてしまう舌状花の多いタイプのものも見かけました。数えたら15個ありました。
センダングサ属のそう果は、先端に逆向きの刺があり、いわゆる「ひっつき虫」の代表的なものだと言っていいと思います。ズボンにひっつくと先端だけが残ったりして取るのに苦労します。その点、オナモミの「ひっつき虫」は取るのが簡単です。
なお、頭に何もつかない単なる「センダングサ」の舌状花は黄色です。
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