ショウジョウバカマ 猩々袴
Helonias orientalis (Thunb.) N.Tanaka
ユリ科 シュロソウ亜科 ショウジョウバカマ属


花 東濃 岩村城址 2002.3.24




花 氷ノ山 2004.5.2




蕾 豊橋市 2007.3.18

 近郊の低山などでもよく見かけます。ロゼット状の根出葉ものっぺりして細長く、花のない冬の間でも目立ちます。ただし、ノギランの葉も似たような感じです。ショウジョウバカマは、ときに葉の先に小苗(不定芽)ができます。

 花は針状のものがたくさん出ているように見えますが、花茎の頂に3〜10個の花が総状花序につき、それぞれの花には、花被片が6個、雄蕊が6個で、しかも花糸の長さは花被片と同長となっているからです。葯は黒紫色をしています。

 この花の様子が猩々に似ているところからの和名だと言われています。「猩猩」は、中国の想像上の動物ですが、オランウータンの和名の一つにもなっているようです。また、能の演目にもなっています。顔が赤いのが特徴ですが、毛も赤く、その様子がショウジョウバカマの花に似ているからだと思います。また、「袴」は、ロゼット状の根出葉の様子からだと言います。

 花が咲く頃は高さ10〜30cmほどですが、果実が熟す頃には花茎は高さ50〜60cmに伸びます。花被片は花後も残り緑色になります。

 岩村城址では石垣の上に咲き出していました。

 氷ノ山ではあまり多くは咲いていませんでしたが、綺麗に咲いていました。

 豊橋市内で見たものは、あまり人の歩かない湿り気のある場所で、花も咲いていましたが、つぼみの個体もありました。

 分布は、北海道〜九州、朝鮮半島、サハリンとなっています。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)

Wander!花・植物三森山

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