松明峠(東山)・雲谷山 火打坂から葦毛湿原へ 弓張山地末端の尾根を歩いてきました。
標高250mピークから立岩方面へ下る尾根を見下ろす
【山 名】東山(松明峠) 258m 雲谷山 306m 【三角点】四等 250.68m 点名:二川(ふたがわ) 所有者:農林水産省(愛知森林管理事務所) 昭和33年7月26日選点 平成15年9月17日改測 所在地:愛知県豊橋市大岩町字北山6番8(1260林班い小班) 【山 域】弓張山脈(弓張山地、弓張山系、東山尾根、東三河) 石巻山多米県立自然公園、豊橋国有林 【水 系】梅田川・柳生川水系 【所在地】愛知県豊橋市 大岩町火打坂・北山・ 飯村町高山・ 大脇町大脇ノ谷・ 岩崎町長尾・米山・ 雲谷町上ノ山 【山行日】2011年1月23日(日曜日・先勝) 【行 程】火打坂から葦毛湿原へ 豊川 ==== サークルK ==(R1)== 豊橋 ==(R1)== 葦毛湿原駐車場 ==== 豊橋市視聴覚教育センター駐車場 -- 8:29 8:31-8:35 9:09 9:26 - 9:32 -- NTTアンテナへの道路から山道への入口 ---- 左の鉄塔 ---- 右の鉄塔 ---- 二川自然歩道合流 -- 9:47 9:57 9:58 10:00 -- 十字路 ---- 松明峠 ---- 四等三角点 ---- 分岐小ピーク ---- 鉄塔小ピーク ---- 分岐 -- 10:04 10:42-10:50 10:58 11:06 11:16 11:20 -- 展望小ピーク ---- 鉄塔脇小ピーク ---- 鉄塔 ---- 分岐 ---- 鉄塔 ---- 岩場(昼食)-- 11:26 11:30 11:40 11:45 11:51 -12:20 -- 葦毛湿原分岐 ---- 雲谷山 ---- 巻き道合流 ---- 登山道合流 ---- 一息峠 ---- 葦毛湿原駐車場 == 12:29 12:35 12:43 12:52 12:59 13:56-13:58 == 豊橋市視聴覚教育センター駐車場 ---- 14:09 【山行時間】4時間24分(休憩を含む) 【標高差】約275m 【人 数】2人 【天 候】晴 気温:2℃(自宅出発時)、3℃(葦毛湿原駐車場9:09)、9℃(豊橋市視聴覚教育センター駐車場14:09) 1月23日豊橋の気象庁データ:平均気温5.0℃、最高気温8.8℃、最低気温2.3℃、平均風速4.6m/s、 最大瞬間風速12.5m/s、最多風向:北西 【地形図】1:25,000 二川(ふたがわ) 平成5年修正測量 【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、MILLETアタックザック、 アクリル70% 毛25% カシミヤ5%長袖チェックシャツ(日本製)、PHENIX化繊ズボン(中国製)、 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース(途中一部脱いで歩く)、 綿100%トランクス(中国製)、眼鏡、青色半袖Tシャツ、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、黒色ウェストバッグ、 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7、SONY α350(いずれも首に提げて歩く)、軍手(途中まではめて歩く) 【所持飲料】い・ろ・は・す I LOHAS 温州みかんエキス入りナチュラルミネラルウォーター 520ml(約50ml飲む)、 サントリー伊右衛門(緑茶)500ml(飲まず)国道1号線沿いのサークルKで昼食のおにぎりなどを買って(\561)から、豊橋に向かいます。豊橋のYさんと豊橋で9時に待ち合わせです。少し早めに着きましたが、既にYさんはいました。今日は車のデポを行います。車から降りずに声だけかけて、2台で葦毛湿原の駐車場へ向かいます。葦毛湿原の駐車場は既に10台以上の車がとまっていました。私の車をデポし、Yさんの車に乗って二川へ向かいます。カーナビがなく、少し遠回りしてしまいました。駐車場所は豊橋市視聴覚教育センターの60台とめられるという駐車場を借ります(無断ですが)。こちらはまだ他に車両はありません。駐車場脇にはソヨゴ、ヒサカキ、センダンなどが生えています。
二川駅方面へ進み、火打坂の道路を横断し、左上の道路へ入ります。そして太田整形外科辺りから山へ取り付きます。送電線巡視路を上がるとすぐに道路に出ます。左にはNTT DoCoMo東海 岩屋無線中継所があります。脇にキョウチクトウが植わっていました。巡視路はそこまで行かずに上に続いています。急な登りです。咲いている花はマキノスミレとミカワツツジでしょうか。マキノスミレにしては葉が細長くないのと、ミカワツツジにしては葉に光沢があるようにも見えるので、いずれも自信はありませんが。
取付点 NTT DoCoMo東海 岩屋無線中継所 のアンテナも見えます
取付点を振り返り見ます送電線鉄塔が二つ並んだ場所に出ます。登りで暑くなってきたのでフリースを脱ぎます。鉄塔一つ目で右に進み、二つ目を過ぎて左前方へ進みます。少し先で巡視路は登山道に合流します。四叉路になっています。道標があり、右下は二川自然歩道入口のようです。本来ならここから登るべきなのでしょう。巡視路方面へは入らないように、枝などが置いてありました。自然歩道は綺麗に整備されています。「健康の道 二川里山・森林浴コース」にもなっています。いくつも木が伐られているようで、切られた枝や幹などが道端に置いてあります。少し先で一人の男性がこの枝を携帯用の鋸で切って杖を作っていました。
二川自然歩道合流点 丸太で封鎖されている方から歩いてきたまた四叉路があります。すぐ先で尾根道と左へ平行に枝分かれしている踏み跡もありました。その先で3人の若い男女が追い抜いていきました。こんな季節でもこんなところでも歩いているんですね。山ガールブームで、山ボーイもつられて山に登るようになったのでしょうか。他にも若い男性二人のグループもいました。
塹壕のような溝が尾根を横切っています 戦時中の遺産でしょうか左下からは発砲音らしき音が頻繁に聞こえます。確かその方面には自衛隊の土地があったはずです。でも演習場があるほど広い土地はないと思います。そんな場所で射撃練習なんてするのでしょうか。帰宅後、地形図を見たら、ちゃんと「自衛隊射撃場」の文字が載っていました。全くの野外ではなく、射撃訓練をするための施設があるようです。ネット上で見ると、「自衛隊高山射撃場」とか、「高山基本射撃場」などとありました。
「二川自然歩道」「松明峠」の文字が書かれた道標
尾根沿いの登山道 この辺りは里山として利用されていたのか照葉樹が少ないようです
浜松のアクトタワーが見えました
立岩を見る
アンテナの立つ雲谷山を見る
松明峠(東山)への最後の登り
松明峠(東山)ピークの端にある祠登り詰めた最初のピークが松明峠(東山)です。かなり広い平地があります。建物の礎石のようなものも並んでいます。展望はかなり良いです。初日の出を見るにもいいかもしれません。雪山も遠望できました。先客として単独の男性二人がいました。大きなタブノキも生えています。
東山(松明峠)の表示
東山(松明峠)ピークの宮標石
松明峠(東山)にある礎石 以前は何か建造物があったのでしょうか
松明峠(東山)から立岩を見る 横から見るとスフィンクスのよう?
松明峠(東山)から南アルプスでしょうか、雪山を見ます尾根末端から東山自然歩道方面を経てここまでは12年前に歩いていますが(記録)、尾根末端から尾根上をここまで歩いたことはなかったのです。この尾根のトレースが今回の最大の目的でした。
松明峠(東山)は東山自然歩道の終点でもあり、豊橋自然歩道本線の起点でもあります
豊橋市中心部を見る
豊橋ホリデータワーも見えます一旦下り登り返した場所には四等三角点があります。側面には「地理調」とありました。地理調査所は昭和20年から昭和35年までの15年間のみ存在していた組織です。それ以前は陸地測量部、後は国土地理院です。また、四等三角点標石の規則が制定されたのは昭和24年です。別の側面には、「愛88」の番号も見えます。『日本の測量史』の上西勝也氏から、府県略称を刻印したものは、昭和30年頃以前のものだけで、その後は6桁の番号になったのだ、との情報も教えていただきました。
四等三角点
「地理調」その先、小ピークがいくつもありますが、アップダウンはほとんどありません。最初の小ピークには右下へ下っていく踏み跡があります。標高139mの浅間山へ下れる尾根道でしょうか。次の小ピークは標高250mで送電線鉄塔があります。次の小ピークは、259m標高点のピークで、「村町豊界一○」(?)と読める境界標石があります。また、左下方向へ踏み跡があります。地形図にも破線がありますが、歩いたことはありません。
次の小ピークは標高250mで、地形図上の破線が屈曲している場所で、右に展望があります。次の小ピークは脇に送電線鉄塔があります。次に鉄塔のある場所を通過してから、四叉路に出ます。
もう少しで手が届きそうなくらい近くを通る送電線さらに鉄塔のある場所を過ぎてから、登山道からわずかに逸れた岩場で昼食とします。展望はありませんが、風もなく昼食をとるのは適地と言えます。おにぎり(「本むすび 炭火焼鳥」(\158、183kcal)、「赤飯おむすび」(\130、238kcal))とゆで卵(「中日本 タマゴロウ」(2個入り\147))を食べます。ゆで卵を1つYさんにあげます。Yさんからはインスタントコーヒーとお湯をもらいます。マグカップは持参しています。昼食中にも何人かが通過していきます。このルートでこんなに人が多いとは思いませんでした。自然歩道として整備されているのと、この季節だから、ということもあるでしょう。
小ピークにある宮境界標石葦毛湿原への下り口を過ぎて、アンテナの立つ雲谷山まで行きます。ここには一人の男性が寝転がっていました。我々は休憩せず、北側へ下るルートを歩きます。ここを歩くのも初めてです。
最初は階段を下ります。するとアンテナがありました。しかし、その先はわずかな踏み跡程度。でも、下にトラヴァースルートがあることを知っているので不安はありません(トラヴァースルート使用時の記録)。それに以前にYさんは通ったことがあるそうです。
雲谷山の少し下にあるアンテナトラヴァースルートに降り立ち、左へ進みます。稜線から下ってくる階段の下で登山道に合流します。後は登山道をそのまま歩きます。一息峠を過ぎて葦毛湿原へ下る場所はわずかながらショートカットルートがしっかりできているようなのでそれを利用します。
トラヴァースルート葦毛湿原の中を通ります。シラタマホシクサの先端の白さが少し残っているのを見るぐらいで、他に見るべきものはありませんでした。
葦毛湿原から駐車場に向かいます。駐車場手前にトイレがあるので寄ります。そして駐車場に向かうと、同じNPO法人東三河自然観察会の会員であるNさんがいました。サネカズラが絡みついている木が折れてしまっていることや、クスノキが以前は補助の木に支えられて植えられていたのが、その補助が幹に埋もれてしまっていることを教えてくれました。クスノキは育ちが遅いと言われていることと、まだ補助の木の釘までが残っていることから、クスノキの成長は早いと思われることの矛盾についても気づかされます。また、駐車場から雲谷山が見えることも教えてもらいました。
葦毛湿原入口にあるトイレ 写真手前が女性・身障者用、奥が男性用駐車場からは私の車で火打坂へ向かいます。途中では射撃訓練を終えた自衛隊の車が何台も帰っていくところを見かけました。視聴覚教育センターの駐車場には、まだ空きはあるものの、たくさんの車がとまっていました。まだ時間があるので、大蔵山にも行くことにします。
見かけた植物
コクラン、マキノスミレ?(花)、シラタマホシクサ、ヤマノイモ(果実)?、ノリウツギ、キョウチクトウ(植栽)、フユイチゴ、ススキ、コウヤボウキ(果実)、イズセンリョウ(蕾)、ミカワツツジ?(花)、ヤブニッケイ、マンリョウ(果実)、ミヤマシキミ(蕾)、ビワ?、ヤブツバキ(花)、タブノキ(冬芽)、クスノキ(植栽)、イヌマキ(ホソバ)、カクレミノ、ネズミモチ(果実)、ヤマモモ、リョウブ、ソヨゴ、アラカシ(冬芽)、ヒイラギ、アオキ、サカキ、ヒサカキ、イヌツゲ、センダン?(果実)、ヤマハゼ?(果実)、オキアガリネズ?、クロマツ、ヒノキ、スギ、サルトリイバラ(果実)、ゴヨウアケビ?、ムベ、キヅタ、サネカズラ、テイカカズラ(果実)、カニクサ、ノキシノブ、ヒトツバ、シシガシラ、コシダ
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