タイミンタチバナ(ヒチノキ、ソゲキ) 大明橘(削げ木)
 Myrsine seguinii H.Lev.
 ヤブコウジ科 ツルマンリョウ属(タイミンタチバナ属)


果実 渥美 2006.1.8

 全縁の葉は互生し、両面とも無毛です。葉身は倒披針形または線状長楕円形で、長さ5〜12(〜19)cm、幅1〜2.5(〜4)cm。
最初、名前がわからず、この細長い葉がキョウチクトウのようだと思い、キョウチクトウ科を探しましたが、該当するようなものがなく、それではと、色は違うが枝の近くに短い柄で群生して付く実が少し前に見た、イズセンリョウのようだとヤブコウジ科を探すと、このタイミンタチバナが見つかりました。

 その名前から、中国の外来種かと思いましたが、日本にもちゃんと自生しているようです。別名のソゲキ(削げ木)は、枝が裂けやすいからだと言います。

 果実は直径5〜7mmで、紫黒色に熟します。

 分布は、本州千葉県以西、四国、九州、琉球列島、中国、台湾、ベトナム、ミャンマー。

Wander!花・植物2014年渥美