城山 高山市内の城跡

 宇津江四十八滝に行くつもりが、飛騨古川観光をした後に高山の城山に行くことになりました。
【山 名】城山(天神山、白雲山、臥牛山、胃山) 686.6m
【山 域】飛騨
【所在地】岐阜県高山市
【山行日】2006年8月12日(土曜日)
【行 程】城山公園駐車場から往復
【標高差】約65m
【天 候】晴
 8月12日高山の気象庁データ:平均気温22.8℃、最高気温30.2℃、平均相対湿度77%、平均風速1.5m/s、
    最大風速7.0m/s、最大風速時の風向:北、最大瞬間風速15.1m/s、降水量24.5mm:、日照時間6.4h
【地形図】1:25,000 高山 (未所持)
【スタイル】ミズノ運動靴、薄手ショートソックス、眼鏡、綿100%短パン、綿100%Tシャツ(中国製)、
 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、カメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首に下げて歩く)
 当日朝刊の天気予報では、12〜15時、高山で5mm未満の雨。前日からそれらしい天気予報があったので、金曜、仕事から帰ったときに、車のフロントガラスにはちゃんとレインXを塗っておいた。

 当日朝、6時過ぎに出発。心配なのはお盆の帰省ラッシュ。でも6時台ならまだいいのではないかと考えていました。ところが、いきなり音羽蒲郡から岡崎まで10km以上の渋滞で通過するのに1時間弱かかるとインター入口手前の国道1号線に表示がありました。これはかなわんと下道で岡崎まで行くことにする。下道は意外にすいていて大正解。結局、美並IC前後でのろのろ運転させられた以外はほとんどスムーズに飛騨清見ICまで行けました。

 ここからは「飛騨卯の花街道」で長さ4,475mの猪臥山(いぶしやま)トンネルを通る。2002年7月15日に開通し、林道では日本一の長さのトンネルだったようです。ところが道路脇には県道の表示がありました。どうやらその後、小鳥峠越えの県道90号が、こちらに変更になり、県道トンネルで日本一の長さとなったようです。そしてついに雨が降ってきた。しかも半端じゃない。まさに土砂降り。トンネルを抜けて少し行ったところにある道の駅「飛騨古川いぶし」で休憩する。ちょうど昼どきなので、レストランで昼食もとる。ここのラーメンはとんこつ味でした。雨はどんどん強くなり、雷もかなり近くで、何度も停電してました。山の中の一軒家という感じで、ちょっとどきどきするほどでした。

 しかしその雷雨も長くは続かず、古川に向かって下っていくと雨も弱まってきました。でももう宇津江四十八滝はあきらめて古川観光をすることにしました。市役所の駐車場が有料駐車場として使用できるようです。そのときはあまり気にしていませんでしたが、古川町は飛騨市に属していて、その役所がこの古川にあったのでした。1時間100円だから割安感があります。

 高山の近くなので、古川はマイナーなイメージですが、高山市内のようなの賑わいはなく、落ち着いた雰囲気で、かと言って寂しいほどでもなく、それなりに観光地として機能しているようです。NHKの朝ドラ「さくら」の舞台になったのもあるようです。大きな鯉のいる小さな瀬戸川沿いがメインの観光場所のようで、その他に古い町並みや、浄土真宗の三寺(本光寺、真宗寺、円光寺)を巡りました。本光寺には親鸞の大きな像や「野麦峠」の文学碑、さらに近くに一等水準点の説明石板もありました。喫茶店にも寄り、2時間弱でざっと2まわりほどもできるほど小ぢんまりとした町並みでした。傘をさして歩き出しましたが、小降りだった雨はすぐにあがり、晴れ上がり、最初は涼しい散歩でしたが、気温はぐんぐん高くなってきたようで、逆に暑くなるほどでした。



飛騨古川の瀬戸川と白壁土蔵



本光寺の親鸞聖人像

 そして高山へ。もう夕方になってしまいますが、夏なので日が長く、あまり気になりません。観光客らで賑わう市街地を抜けて宮川を渡り城山公園へ車で上がる。道路脇に路駐している車もあるところをみると昼間は満車だったのだろうか、今はもう夕方になったからか余裕で駐車場に車をとめることができた。

 近くにあった案内図を見て、登り口を確認する。そして登り始める。雨上がりだからだろうか、草はまだ濡れていて、やたらと蜘蛛の糸に引っ掛かる。蜘蛛も活発に活動しているようだ。花の写真を撮るために立ち止まると蚊の攻撃にも晒される。

 本丸跡まで誰にも会わなかったが、頂上には2人がいた。別のルートで登ってきたのだろう。平成8年に復元された石垣があるが、他には大したものもない落ち着いた平地でした。飛騨は元禄の頃、幕府直轄の天領になって、高山城は取り壊されたという歴史があるようです。また、この城山周辺のことを室町時代に「高山」と呼ぶようになったといいます。



山頂の高山城跡には復元された石垣がある

 下りでは若いグループが登ってきました。あまり人は多くはないですが、気軽に散歩できる市街地に近い場所といったところでしょうか。駐車場周辺は二之丸跡地で、遊具もある公園になっていて家族連れが多いようです。1585に豊臣秀吉の命によって飛騨を征圧した金森長近の馬に乗った像があります。トイレや売店もあります。隣には豊川稲荷社や照蓮寺もあります。市街地をちらっと見渡せる場所もありますが、近代的な町並みが広がるだけで、高山市のイメージはどこにも感じられません。まあ、そんなものでしょうけど。



二之丸跡地の公園に建つ「金森長近公之像」

 地形図では、671m標高点の近くに「城山」の文字があって、このピークを城山と呼ぶような感じにも見えますが、当然、名前から、高山城本丸のあった687mピークの方を指しています。

 高山ではこの城山以外は特にどこにも寄らず、R158からせせらぎ街道に入る。中部縦貫自動車道で清見IC方面へ行けるようになって、せせらぎ街道方面への車は減ったのだろう。三日町の交差点で左折する車はほとんどなかった。快適に飛ばせるが、途中の飛騨美濃道路は有料で普通車400円。途中には「パスカル清見」と「明宝」の2つの道の駅があるが、いずれでも夕食はとらず、郡上八幡の町に出たあたりで和食屋に入り、みそかつ定食を食べた。このときもかなり強い雨が降っていた。郡上おどりの浴衣を着た客もいた。なお徹夜おどりは翌13日の夜から16日まで行われるそうである。

 郡上八幡ICから高速に入る。名神の小牧〜一宮間で渋滞しているという情報があったが、帰路には渋滞というほどのものはなく順調に帰ることができた。ただ、途中でガソリンを補給したが、そこだけは待ち時間がそこそこありました。その代わり、市中よりもかなり安くリッター137円でした。

 見かけた花
 ヒメジョオン?、ミズヒキ、キンミズヒキ、ヌスビトハギ、ノブキ、アキチョウジ?


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