タンザワウマノスズクサ 丹沢馬の鈴草
Aristolochia kaempferi Willd. var. tanzawana Kigawa
双子葉植物綱 ウマノスズクサ目 ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ亜科 ウマノスズクサ属 オオバウマノスズクサ亜属
 

 

 



花・葉・プレート 尾張 森林公園 2012.5.27

 日曜の午後、名古屋の実家に行ったついでに、愛知県森林公園へ行ってみました。有料の植物園に入るときに、今どんな花が咲いているかを聞くと、「5月花マップ」に印をつけてくれました。カラタネオガタマなどとともに、タンザワウマノスズクサの名が出てきました。聞いたことのない名前です。以前は、オオバウマノスズクサと表示されていたそうですが、タンザワウマノスズクサに訂正したとのこと。『日本の野生植物 草本』II 離弁花類(平凡社)にもオオバウマノスズクサしか載っていません。1989年に、和名と学名が命名されたとのこと。ということで、タンザワウマノスズクサを見ることが最大の目的となり、テンションも上がりました。

 まずは地図を見ながら、その場所へ向かいます。そして地図の場所に着くと、表示もありました。オオバウマノスズクサからタンザワウマノスズクサに書き直した跡がありました。

 タンザワウマノスズクサはオオバウマノスズクサの変種となっています。木性のつるです。萼筒は基部では下を向き、途中で大きく曲がって上を向きます。萼があるのみで、花弁(内花被片)はありません。

 タンザワウマノスズクサの特徴としては、葉の裏の毛が長く、葉脈上で開出することと、花はオオバウマノスズクサよりは大きいことが多く、筒口内部に褐色の豹紋があることです。葉に毛が多いことは、触って気づきましたが、オオバウマノスズクサと比較してどうか、というところまでは確認していません。最も簡単な見分けは、萼筒内面の模様でしょうか。オオバウマノスズクサは色の濃い無地ということなのでしょう。

 分布は、関東、東海地方となっています。

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