天筒山 中池見と池河内も

 何度も行っている敦賀。宿泊場所を予約したのは前日。
 そんな感じなので、他の山も考えていましたが、結局4回目の天筒山へ。
 湿原も中池見と池河内へ行きましたが、いずれも過去に行ったことがあります。それでも新発見も。



天筒山から敦賀湾を隔てて左は三内山、右は西方が岳、さらに右が栄螺が岳、手前には金ヶ崎を見る

【山 名】天筒山(てづつやま) 171.3m
【三角点】四等 171.28m(平成17年8月31日改測) 点名:天筒山(てづつやま)
      昭和33年7月22日選点 所在地:福井県敦賀市泉171号天筒山1番1 管理者:敦賀市(都市計画課)
【山 域】敦賀 天筒山国有林・天筒山風景林
【水 系】木ノ芽川水系
【所在地】福井県敦賀市大蔵・余座・泉・天筒町
【山行日】2013年4月28日(日曜日・先負)
【行  程】中池見から往復
4月27日(土)
  豊川(11:43)==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名)== 名古屋IC ==== イオン名古屋ドーム前店駐車場 --
  -- 名古屋ドーム ---- イオン名古屋ドーム前店駐車場(15:33)==(R22)== 一宮IC ==(名神・北陸)==
  ==(17:05)賤ヶ岳SA(17:26)==(北陸)== 敦賀IC ====(17:54)気比の松原(周辺散策)(18:31)==
  == ホテルセレクトイン鶴賀(泊)(27日の合計走行距離:189.8km)
4月28日(日)
  ホテルセレクトイン鶴賀(9:13)====(9:24)中池見駐車場(9:34)----(9:56)登山口 ---- (10:47)天筒山 --
  -- 中池見散策 ----(12:47)中池見駐車場(12:51)====(13:02)海鮮アトム ---- 日本海さかな街 --
  -- 海鮮アトム(14:20)==(12.1km)==(14:46)池河内(散策)(15:57)==(8.7km)==(16:13)氣比神宮(16:39)==
  == 敦賀IC ==(北陸)==(16:59)賤ヶ岳SA ==(北陸・名神・東名)==(19:33)上郷SA(20:16)==(東名)==
  == 音羽蒲郡IC ==(R1)==(20:43)豊川(二日間合計走行距離:400.2km)
【山行時間】3時間13分(休憩を含む)
【標高差】約140m
【人  数】2人
【天  候】晴
  気温:18℃(自宅出発時)、14℃(往路賤ヶ岳SA、気比の松原、ホテル出発時)、15℃(登山開始時)、
     18℃(海鮮アトム到着時)、15℃(池河内、気比神社)、16℃(復路賤ヶ岳SA)、
     17℃(上郷SA)、15℃(帰宅時)
     4月28日敦賀の気象庁データ:降水量0.0mm、平均気温12.9℃、最高気温17.9℃、最低気温7.7℃、平均湿度60%、最小湿度28%、平均風速3.6m/s、最大瞬間風速10.4m/s、最大瞬間風速時の風向:北、日照時間12.6h(2013年4月の最高を記録した日)
【地形図】1:25,000 敦賀(つるが) (所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ フリーロード3 VS-1(2013.02.11購入\4,482)、
 ショートソックス、mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、
 ユニクロ中国製グレー半袖Tシャツ(綿88%・ポリエステル12%)、
 ユニクロ 綿57%・ポリエステル43% トランクス(中国製)、緑色タオル、
 黒色ウェストバッグ、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、眼鏡、MILLETアタックザック、
 ユニクロ綿100%シャンブレーインディゴ染め青色長袖シャツ(中国製、\1990、M)(途中まで)、
 デジタルカメラ:SONY α350+2.8/100 MACRO(首から提げて歩く)
【所持飲料】サントリー GREEN DA・KA・RA 500ml(少し飲む)、キリン生茶555ml(飲まず)
 ゴールデンウィークの真ん中の3日も休暇予定にしていましたが、仕事が忙しく、3日間は出勤することに。その前の3連休はどうなるかと心配していましたが、何とか休めることになりました。ただ、後半の4連休はまだ未定です。ということで旅行するなら3連休に行っておくのがいいということで、前夜の23時前に楽天トラベルでホテルを予約したのでした。お気に入りの敦賀マンテンホテルは、27日は満室のようで、ホテルセレクトイン鶴賀というホテルにしました。初めての利用です。大浴場はありませんが、なんと言っても安いのです。逆にそれが心配ですが。二人で6,500円。一人あたり3,250円です。楽天ポイントを1,800円分使用して、支払いは4,700円。チェックアウト後の自動オンラインカード決済です。宿泊プラン名は、「【全館リニューアル&6周年記念♪】★もちろん2食サービス付き!★」となっていました。部屋タイプは、「【禁煙】セミダブルルーム(インターネット接続可 ウォシュレット付)」とあります。

 それに敦賀にしたのは、単に最近は毎年、ゴールデンウィークに出かけているから。他を検討したかったのですが、その時間はほとんどなく、結局行き慣れている敦賀にしてしまったのでした。登山は、どこかないかと少し考えていたのですが、それも結局、時間切れという感じで、過去3度登っている天筒山にしてしまったのでした。

 そんな感じなので、出発当日もしっかり登山する山だったら、早朝から出発したのかもしれませんが、前夜の仕事も遅くなったので、早朝出発は無理です。それに、甥が名古屋ドームで少年野球愛知県大会の試合に出るというので、ならばそれを見に行って、写真でも撮ってやろうということになりました。どうやら初日の試合なので、名古屋ドームで開催されたようです。

 試合開始は14時頃のようです。昼前に出発し、ガソリンを満タンにしてからインターに向かいます。ゴールデンウィーク初日ですが、時間が遅かったためか、スムーズに音羽蒲郡から名古屋まで東名高速を走ることができました。ただ、それでも時間ぎりぎりで、昼ごはんは、イオン1Fのマクドナルドで持ち帰りにし、ドームに持ち込むことにしました。



名古屋ドーム

 中に入ると、まだ前の試合をしていました。クーポンで買ったバーベキューチキン(\300)やチキンマックナゲット(5ピース150円)を食べ、さらにJAFの無料クーポンを利用してプレミアムローストコーヒーSを飲みました。食べ終わる頃、甥の試合が始まりました。先発出場です。4回までの試合なのでそんなに長い時間でもありません。



試合の様子

 試合終了後、すぐに敦賀へ向けて出発します。一宮まで下道で行き、そこから名神高速に乗ります。順調です。敦賀を下りる前にサービスエリアに寄って、敦賀インターを下ります。名古屋から2時間半ほどです。日暮れまで少し時間があるので、気比の松原へ行くことにします。ちょうど日が沈む前後で、周辺を散策しました。



気比の松原日没



日没後 気比の松原からの敦賀湾

 夕食は、ホテルで無料カレーがあります。昼はマックで夜はカレーと面白みもありませんが、まあたまにはいいでしょう。

 ホテル前の駐車場は満車に近いですが、奥に少し空きがありました。狭いのでバックで入り、なんとか駐車できました。19時過ぎにチェックインし、2階の部屋に荷物を置いて1階に下り、レストランに入りました。

 セルフで皿にご飯とカレーと福神漬けを載せます。具は牛肉のみで少し寂しいですが、お代わりも自由にでき、辛さもそこそこで、お代わりを1回し、腹も膨れました。他にも無料カレーを食べている客がそこそこいました。

 部屋に戻ります。古いホテルなのでしょうけど、改装されているため、その古さは感じませんでした。翌朝も無料朝食となっていて、和食をとることができます。小皿がいくつもあり、かなり充実しています。生卵、納豆、味噌汁、ひじき、魚、冷奴など、十分です。コーヒーも飲めて、申し分ありません。大浴場はありませんが、それを期待しなければ、かなり格安で泊まれる満足できるホテルでした。



ホテルセレクトイン敦賀から西側には2010年1月に宿泊したニューサンピア敦賀が見えます(左の円い屋根)

 天筒山へは2年前同様、中池見からの往復ルートです。中池見は2012年7月3日にラムサール条約に登録されました。登録後の初訪問ということになります。駐車場にはそこそこの車がとまっています。ラムサール条約登録で訪問者は増えたのでしょうか。少し登り、中池見に到着しますが、まずはすぐに天筒山への登山道に取り付きます。



登山口への途中から見る中池見

 気温はそれほど高くなく、快適です。それでも汗ばんでくるので、長袖シャツはすぐに脱ぎ、Tシャツ1枚になります。タオルも出します。ただ、Tシャツが汗でびしょびしょになるようなことはありません。大した登りでもないですし。

 天気は申し分ないため、山頂からの展望も抜群です。昨日の夕方行った気比の松原も眼下に望めます。さらに少し先まで行きますが、下ってしまうため、途中で引き返します。山頂のわずか下に別の踏み跡があったので、そこも少し歩いてみます。あまり歩かれていないようで左右の藪はいい雰囲気です。藪歩きをしたくなりますがやめておきます。鉄塔近くまで行っても何も無さそうなので引き返しました。



敦賀港を隔てて正面は三内山



気比の松原を遠望する



敦賀セメントのセメント製造設備



敦賀セメントの建物



敦賀セメントの露天掘り跡

 ショートカットルートから下り、往路に合流します。中池見まで下り、湿原を歩くことにします。サワオグルマはまだ最盛期前のようで、黄色一色とはなっていません。湿原の中のルートでなく、周囲にも入れるようで、そこを歩いてみます。去年までは入れなかったような気がしますが、ひょっとしたら気づかなかっただけか、気づいても入らなかっただけかもしれませんが。

 周囲の踏み跡を行くと、奥の池のある場所まで行けました。さらに周回できそうな気もしますが、あまり変わりばえしなような気もするし、昼食をこの後にどこかでとるつもりなので、そこそこで切り上げるために、遠回りはせず、池の手前を歩いて周回することにします。それから湿原の中の木道に入りました。まだミツガシワが少し咲き残っていました。さらに簡易的な木道も歩けるようなので、そこに入り、サワオグルマの咲いている密度の高い場所へ行きました。水の中にいるのはメダカでしょうか。観察のためでしょうか、カゴもしかけられていました。

 ビジターセンターに入ると、キタノメダカという名称を目にしました。メダカは日本に1種ではないようです。ただ、そこにいた職員らしき若い女性にキタノメダカについて聞いてみましたが、知識がなく残念でした。

 最後に湿地脇にある「わくわく山」と名づけられた丘に登りました。湿地の展望が抜群です。風が強く長居はしませんでした。



中池見を見下ろす

 昼は少し遅くなったので、そこそこ食べられそうです。ならば、2年前にも行った海鮮アトム若葉店に行ってみることにします。13時頃に入店し、パネルで予約すると44分待ちとのこと。ならば一旦外に出て国道を挟んで対面にある「日本海さかな街」を覗いてみることにします。ぐるっと廻って試食で少しだけ魚を食べました。

 30分ほどで戻ると既に順番が過ぎていました。さすがに13時を過ぎると客の回転が早くなるのでしょう。店の人に言うと、すぐにカウンター席に案内してくれました。

 100円寿司ではないので、味もネタもそこそこいいです。前半は、スズキ、真イカ、エビマヨなど、次々においしいネタを食べました。海苔汁(\150)も注文しました。後半は、何を食べるか悩み、手がとまってしまいました。ネタの種類がそれほど多くはないのでしょうか。45分ほどで店を後にしました。食べたのは、二人で、150円皿2つ、180円皿5つ、220円皿3つ、260円皿3つ、300円皿3つ、380円皿2つで、合計4,514円でした。

 午後は、池河内湿原に行ってみます。去年初訪問しましたが、小雨模様でした。今回は問題ありません。木道に入り、まずは遊歩道方面へ行ってみます。去年は木道が切れた先の道がわからず引き返しましたが、今回は、湿原の脇に踏み跡が続いているのに気づきました。あまりいい踏み跡ではありませんが、何とか歩けそうです。途中には、大きなカメラを構えた人がいました。踏み跡もない場所でしょう。鳥でも狙っていたのでしょうか。



池河内で見かけたお地蔵さん

 しばらく行くと上へと延び、林道に出ました。そこを行くと、道路に出ることができました。そこから木道を歩いて駐車地まで戻ります。途中、3人組がいました。木道が狭く、少し広い場所ですれ違いのため待っていてくれたようです。湿地の中を見てサンショウウオとかという話をしていたようです。その後、水の中を見るとあちこちにそれらしいものが見えました。サンショウウオでしょうか。捕まえてひっくり返してみると腹には赤い模様がありました。サンショウウオではなくイモリのようです。あちこちにいます。



池河内の木道

 そのまま南へ行けば、名古屋へ近くなりますが、まだ少し時間があるので、敦賀市内に戻り、氣比神宮(けひじんぐう)へ行くことにします。駐車場に入り損ねて周りをぐるっと一周してしまいました。駐車場は無料です。駐車場とは反対側の大鳥居は1645年(天保2年)に建てられ旧国宝とのことでした。1950年(昭和25年)に国指定の重要文化財となったようです。奈良の春日大社、広島の厳島神社の大鳥居とともに「日本三大鳥居」とされているようです。部分的に色が剥げていますがこの鳥居は江戸時代から約30年間隔で補修されているようで、この後、2016年12月から2017年12月にかけて修復が行われたようです(2017年12月31日のニュースより)。

 ※氣比神宮の大鳥居については、2023年11月4日放送のNHK『ブラタモリ「敦賀〜すべての道は敦賀に通ず?〜』でも取り上げられていて、京都方面から来る道から見て正面に位置する、とのことですが、江戸時代以前は、その大鳥居が北東側にあり北を向いていたとのこと。つまり、大陸から来る人に対する鳥居だったと。727年から約200年間、渤海が日本に外交使節を派遣していたとのこと。渤海とは、今のロシア沿海地方、中国東北部、朝鮮半島北部にかけて、698年から926年に存在した国です。

 境内にはなぜか大きなユーカリの木がありました。これは、昭和58年に天然記念物に指定されたようです。

 

氣比神宮外拝殿



外拝殿手前の中鳥居



中鳥居前の旗掲松(はたあげのまつ)旧松根 1336年に南朝方として挙兵したときに神旗を掲げたという



氣比神宮境内の摂社群

 

松尾芭蕉の像と句「月清し遊行のもてる砂の上」



芭蕉翁杖跡



芭蕉翁月五句 重さ約30tの愛媛県石鎚山産青石でできた句碑



絵馬殿

 

絵馬



亀の池



「天然記念物 気比神宮のユーカリノキ」



大鳥居へ



大鳥居を通して西方を見る

 

大鳥居



大鳥居の上部 扁額の文字は有栖川宮威仁親王によるもので背面には「明治三十四年八月」とあるそうです

 敦賀インターから高速に乗り、賤ヶ岳サービスエリアで翌朝のご飯として、鯛鮨(\1,000)を購入します。途中、事故渋滞に巻き込まれながらもそのまま高速を走り、上郷サービスエリアで夕食をとります。レストラン三河亭に、19:40頃に入店しました。まだ、この時間でもそこそこの客が入っています。

 注文したのは、「三河の彩り味くらべ」(1,480円)。第5回メニューコンテスト優秀賞受賞のメニューのようです。渥美ポークのわっぱ蒸し、浅利などのかき揚げと西尾の抹茶塩、コーチン卵の出し巻、赤社海老の南蛮漬け、日間賀島しらすの大根おろし、一色鰻の小どんぶり、あおさのお吸い物などです。

 かき揚げはボリュームもあり、ちょっとカロリーを心配してしまいますが、わっぱ蒸しなど、低カロリーっぽいものもあり、まあまあの取り合わせです。ちょっと欲張りすぎのメニューかもしれませんが、満足です。

 連れは、「三河丼」(980円)。エビフライとみそカツとどてのどんぶり。そしてきしめんです。きしめんは太めです。どてを少しもらいましたが、ちょっと辛めでした。店を出る頃にも客数は減ってませんでした。

 見かけた動物
 ヒオドシチョウ、ニホントカゲ、キタノメダカ


 見かけた花
 サワオグルマ、シュンラン、ミズタビラコ、ミツガシワ、センボンヤリ、セイタカタンポポ、オオジシバリ、ヤブニンジン、タニギキョウ、ウマノアシガタ、カキドオシ、ヘビイチゴ、ナガハシスミレ、ツボスミレ、トキワイカリソウ、チゴユリ、ヒメオドリコソウ、キランソウ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、ハルノノゲシ、シャガ、サルトリイバラ、ミツバアケビ、クサイチゴ、ユキグニミツバツツジ、ツクバネウツギ、マルバアオダモ、コバノガマズミ、ヤブツバキ、アゼビ、ヒメ?アオキ、モチノキ


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