トウゲブキ(エゾタカラコウ) 峠蕗
 Ligularia hodgsonii Hook. fil.
 キク科 キク亜科 キオン族 メタカラコウ属 オタカラコウ節


花 東北 鳥海山にて 2005.7.28

 鳥海山で初めて見たとき、マルバダケブキかなあ、と思いながら、でもちょっと雰囲気が違うなあ、と感じていました。その違和感がどこから来るのか明確にはわかりませんでしたが、帰ってから調べてみると、花の大きさは、マルバダケブキの頭花が径8cm内外なのに対し、トウゲブキは4〜5cmと一回り小さく、また、葉は、マルバダケブキが腎円形で長さ30cmに達するのに対し、トウゲブキは腎形で長さ4.5〜13cmとありました。それらの両方で違和感を持ったのかもしれません。

 ところで、腎形とはどういう形なのでしょうか。腎形とは腎臓の形であることは想像がつくと思いますが、腎臓の形なんて普通は見たことがないのでわかりません。よく葉の形であるのが心形です。タチツボスミレなどスミレの仲間でよくある形です。心形とは心臓の形、つまりハート形です。
 腎臓の形はそらまめのような形だといいます。つまり、心形に対して腎形というのがあるようで、心形よりもう少しひらぺったい形なのだろうと思われます。たしかにトウゲブキの葉はひらぺったい心形をしているように見えます。

 日本では東北地方と北海道に分布します。

Wander!花・植物鳥海山

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