遠見山 ふるさと公園から踏み跡辿り

 ふるさと公園での自然観察会の後、尾根へ登る踏み跡を見つけ、遠見山を周回してきました。
【山 名】遠見山(とおみやま)
【三角点】二等 194.42m 点名:豊沢村(とよさわむら) 明治19年8月選点
     所在地:愛知県宝飯郡御津町大字豊沢字篠川44番地
【山 域】宝飯(ほい)山地(五井山地、豊川市西部山地、東三河)
【所在地】愛知県豊川市御油町・宝飯郡御津町
【山行日】2006年10月15日(日曜日)
【行 程】東三河ふるさと公園から周回
  自宅 ==== ふるさと公園駐車場 ---- 公園内自然観察会 --(園路・自然満喫コース・踏み跡)--
                        9:30頃       9:35頃-11:55頃
  -- 宮標石(界四ノ二)---- 遠見山 --(園路)-- 三河山野草園 --(管理棟近道)-- 
      12:23                 12:33
  -- ふるさと公園駐車場 ==== 自宅
                             13:01
【標高差】約130m
【天 候】曇 (10月15日12時蒲郡の気象庁データ:気温25.1℃、風速2m/s、風向:西南西)
【地形図】1:25,000 御油(ごゆ)、小坂井(こざかい)(所持のみで使用せず)
【スタイル】ミズノ運動靴、薄手ショートソックス、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、
 綿100%半袖Tシャツ、デイパック、ウェストバッグ、眼鏡、
 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、カメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首に下げて歩く)
【所持飲料】1000ml(飲食せず)
 午前中は、自然観察会に参加。今日のテーマはアサギマダラのマーキング。幸いにもフジバカマが植栽されている三河山野草園でアサギマダラが舞っていた。タモで捕まえたアサギマダラに油性ペンでマーキングし、放す。他にも前日に本宮山で捕獲しておいたアサギマダラ数匹がいて、何人かの子供の参加者がマーキングした。その後はもう少し上まで行って、メナモミやメリケンカルカヤなどの名を聞く。

 下っていく途中の遊歩道沿いに宮標石を見つけた。遠見山の稜線上にあるのは以前に確認していたが、稜線から外れた公園内にあるのを見たのは初めて。さらに公園内を下って、マイコアカネ、ガマの穂、ハリガネムシなどを観察した。



ふるさと公園内の宮標石

 正午前に終了し、そのまま一人で園路を登っていく。前回は自然満喫コースから樹林トンネルコースを辿って遠見山まで行ったので、できれば違う道がないかと探す。公園内の最東端は「東三河あそび宿」になっていて子供のあそび場で賑わっている。できればこのあたりに踏み跡がないかと思っていたが、この賑わいの中を突っ切る勇気はなく、そのまま園路に沿って西へ進む。結局、前回と同じ自然満喫コースに入った。今日は比較的気温が高いようで、半袖Tシャツ1枚で歩いているが、さすがに園路から自然満喫コースに入ると涼しい。そして途中から左に折れてみた。ロープが張ってあったが、それをくぐり、踏み跡を辿る。

 蜘蛛の巣だらけかと思っていたら、意外に引っ掛からない。たぶん誰かが歩いたのだろう。それに道標もあった。稜線に出たところにも道標があった。この道標はそんなに古くは見えないがいつのものだろう。遠見山に以前の展望台があった頃か、それともふるさと公園ができてからのものか。前者だとすると、この踏み跡はあまり歩かれなくなった踏み跡ということになる。後者だとすると、これから整備されるのかもしれない。

 稜線を右か左かどちらに行こうか迷ったが、右に行けばすぐ遠見山の頂上だろうと、まずはそこに行き、昼食でもとろうかと思った。そして戻って左へ行こうかと。右の上は明るくなっていてたぶんその辺りが山頂だろうと思った。



稜線に出たところの道標 穴はキツツキの仕業か

 ところが、そこは尾根が左に曲がっているところで、右にも少し踏み跡がある。そしてそこに宮標石を見つけた。「界四ノ二」の刻字があった。遠見山の西には「界一二」、「界一三」があるから、その間に、界五から界一一までがあるのだろうか。いくつかは残っているにしても、歩いても見かけないのは、公園道路整備などで失われてしまったのかもしれない。右の踏み跡にも少し行ってみるが、どうやら少し先で下っていってしまうか、踏み跡が消えているよう。蜘蛛の巣が多く、あまり動き回らず引き返す。



「界四ノ二」宮標石

 遠見山はあてが外れて意外に歩かされる。しばらく歩いてようやく先の方から声が漏れてきた。最後の階段を登ると多くの人で賑わっている山頂の広場に出た。バドミントンで遊んでいる人たちもいた。暑いし、落ち着いて昼食をとる場所もないようだし、いっそ、このまま下って帰宅後、ちゃんとしたものを食べた方がいいと思った。



遠見山直下の階段

 そのまま山頂を通過し、園路を下り、三河山野草園を通って駐車場に戻った。そして帰宅後、蕎麦を食べた。



下っていく途中から豊川市内の町並みと本宮山方面を見る

 見かけた動物
 ニホンカナヘビ、カマキリsp

 見かけた花
 コセンダングサアキノノゲシ、ツユクサ、イヌタデ、ヨウシュヤマゴボウ(実)、キキョウ(植栽)、ヌマダイコン、ミズヒキ、ヒヨドリバナ、マルバハギ?、イヌホオズキ


 【遠見山が紹介されている本】

『三河・遠州の超(スーパー)低山ハイキング』(風媒社)2002年5月12日第1刷発行
  国府駅から御油駅までのルートが紹介されています。

『新編 豊川市史 第十巻 自然(豊川市)平成10年3月31日発行
  遠見山一帯を(豊川市)西部山地と名づけています。植生等の記述があります。

『宝飯の植物』(愛知県東三河農林水産事務所)2004年3月10日発行
  遠見山一帯の植生が記載されています。

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