トキソウ 朱鷺草(鴇草)
Pogonia japonica Reichb. fil.
ラン科 ラン亜科 サカネラン連 トキソウ属
 



花 尾張 2008.6.14

 東三河や西三河の湿地でも見かけますが、歩道から手にとるほど近くに咲いているのを見たのは今のところ写真の場所だけです。ここでは、他にもカメラを持った人などが何人か訪れていて、カキランなどを撮影していました。

 萼片と唇弁は同長で、側花弁はこれらより少し短い。唇弁は3裂していて、側裂片は三角形で翼状。写真ではわかりづらいですが、写っています。唇弁の中裂片には、その内面や縁に肉質突起が密生しています。

 トキソウの和名は、花の色と朱鷺の羽の色が似ているからのようです。

 分布は、『日本の野生植物 草本』(平凡社)によると、千島列島、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国で、四国と九州では稀だと書かれてあります。

 『レッドデータプランツ』(山と溪谷社)によると、絶滅危惧II類となっています。

 同じトキソウ属には他にヤマトキソウがありますが、こちらは上向きの花でほとんど開かないそうです。

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