ウラジロ 裏白 中国名:里白、裏白
Gleichenia japonica Spreng.
ウラジロ科 ウラジロ属


奥三河 獅子岩 2009.2.15

 正月に鏡餅の下に敷いたりするポピュラーなシダです。もちろん、葉の裏が白いのが特徴です。写真の場所付近では、同じウラジロ科のコシダも多く目につきました。日本に自生するウラジロ科は、ウラジロ属ではウラジロとカネコシダの2種、コシダ属ではコシダのみ1種となります。なお、カネコシダは国内では九州のみに自生しているそうです。

 写真のように、一対の羽片の付け根から新葉が生まれます。毎年新芽を出すので、引っ張り出してみると意外と長く延びていたりします。それで生育年数も分かります。

 『シダ ハンドブック』(文一総合出版)には、同じページにコシダが載っています。コシダの葉裏も白く、たまにウラジロと混同している人もいるようです。

 『日本の野生植物 シダ』(平凡社)によると、分布は、本州(新潟県・山形県以南)から琉球にかけての各地、アジアの熱帯、となっています。

 乾燥に強く競争力が高いため、開空度が高い明るい場所では群生し、他の植物が育たない環境となります。

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