ウスギヨウラク(ツリガネツツジ、サイリンヨウラク) 薄黄瓔珞(釣鐘躑躅)
Menziesia ciliicalyx (Miq.) Maxim.
ツツジ科 ツツジ亜科 ツツジ連 ヨウラクツツジ属 ツリガネツツジ節


花 伊吹山地 金糞岳 2003.5.25


 



蕾・葉 美濃 今淵ヶ岳 2006.5.1


 

 

花・蕾 南信 蛇峠山 2007.6.2

 樹高は1〜2m。花序は頂生し、1〜10個の花を束生状につけます。今淵ヶ岳の写真では6個ついているものがあります。蛇峠山では、3〜5個のものが多く目につきました。

 花柄の長さは10〜20mm。花柄や萼に腺毛が生えているのが目立ちます。花冠の先は5裂します。葉は互生ですが、枝先に集まります。葉の縁は全縁で、縁毛が生えています。

 分布は、静岡県西部・山梨県・石川県以西の本州と四国の徳島県となっています。また、愛知県以東には花柄に長い腺毛が生えるものが多く、変種のケナガウスギヨウラクとして区別される場合もあるようです。蛇峠山のものも結構長く見えますが、ケナガウスギヨウラクと言ってもいいのかもしれません。蛇峠山では馬の背の登山口付近から登山道沿いに多くの個体を見ましたが、山頂付近では見かけませんでした。また車道沿いでも見かけませんでした。

 花冠の一部が紅色を帯びますが、その加減は時期で違うのか個体差なのか、写真のようにいろいろあるみたいです。

 ヨウラクツツジ属には本種の他にコヨウラクツツジ、ウラジロヨウラク、ガクウラジロヨウラクなどがあります。

 参考:『日本の野生植物 木本』(平凡社)

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