ウワミズザクラ(ははか、あんにんご) 上溝桜(波波迦、杏仁子)
Padus grayana (Maxim.) C.K.Schneid.
双子葉植物綱 バラ目 バラ科 サクラ亜科 ウワミズザクラ属
 

 

花 木曽 水木沢 2010.5.29


 白いブラシ状の総状花序が目立ちます。この花序をつけた側枝に葉がありますが、似たイヌザクラは花序をつけた側枝に葉がありません。花弁は5枚で白色。花の中心部は緑色を帯びています。雄蕊は長く突き出ています。図鑑によると、雄蕊は30本内外とありますが、写真の花をいくつか数えてみると、どれも20本強程度しか数えられませんでした。

 『日本の野生植物 木本』I(平凡社)では、ウワミズザクラ属ではなく、サクラ属ウワミズザクラ亜属となっていて、学名は、"Prunus grayana Maxim." となっています。

 サクラ類は葉の基部に蜜腺が形成されるのが普通ですが、ウワミズザクラの葉を肉眼で見ると、付け根に一番近い鋸歯の先端に蜜腺らしきものが見えるような気がする、という程度です。

 分布は、石狩平野以南の北海道、本州、四国、九州の熊本県南部までとなっています。

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