ヤマウツボ(ゲンジウツボ) 山靫 Lathraea japonica Miq. ゴマノハグサ科 シオガマギク亜科 シオガマギク連 ヤマウツボ属
花 奥三河 2009.5.6この日は雨の中の散策でしたが、ようやく雨が上がり、少し藪っぽい場所に入りました。そこには何株かが点在して生えていました。
樹木の根に寄生する植物で、葉緑素を持ちません。花茎に穂状の総状花序をつけ、淡紅色の花を多数つけます。花は下から上へと順に咲きます。写真でも、上部の花はまだつぼみで4裂する萼に覆われています。つぼみの下部についている花からは雌蕊の花柱が突き出ていて、先端がやや膨らみ柱頭がついています。さらに下部の花は、花冠の上唇が長く突き出ています。
『日本の野生植物 草本』III(平凡社)では、花茎は長さ13〜30cmになるとあります。また、分布は、関東以西の本州、四国、九州、韓国のウルルンド(鬱陵島)となっていますが、東北地方にも生えているようです。
子房の基部に大きな付属体があることは、ママコナなどが属するママコナ属に近縁であることを示しているそうです。
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