座談山 冬の葦毛湿原から

 豊橋に用事があり、そのついでに少し歩いてきました。
【山 名】座談山 310m
【山 域】弓張山脈(湖西連峰) 石巻山多米県立自然公園
【所在地】愛知県豊橋市
【山行日】2005年12月28日(水曜日)
【行 程】葦毛湿原から
  豊川 ==(R1)== 豊橋駅周辺 ==== 葦毛湿原駐車場 ---- 葦毛湿原 ---- 一息峠 ---- 階段下分岐 --
                                 12:52 - 12:56                     13:37       13:45
  --(横道)-- 主稜線鞍部 ---- 座談山 ---- TV中継所 ---- 葦毛湿原下り口 ---- 一息峠 ---- 分岐 --
                13:57       14:05-14:10    14:17-14:20       14:29              14:35      14:43
  -- 葦毛湿原 ---- 葦毛湿原駐車場 ==== 豊川(合計走行距離:39.5km)
                    15:09 - 15:13     15:57
【所要時間】2時間13分(含休憩)
【標高差】約265m
【天 候】晴 3.5℃(座談山)、5℃(帰宅時)
    (12月28日14時豊橋の気象庁データ:気温6.6℃、風速9m/s、風向:北西)
【地形図】1:25,000 二川(ふたがわ) (所持せず)
【スタイル】ミズノ運動靴、PHENIX化繊ズボン、綿100%Tシャツ、綿100%長袖シャツ、
      フリース(TARAS BOULBA POLARTEC ポリエステル100%)(最初だけ)、
      黒色軽量ザック(RIPEN プチ クロワール J-02100)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
      デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)
【飲 料】伊藤園ゆず緑茶500ml(約100ml飲む)、ヴァームウォーター500ml(飲まず)
 午前中に国道1号線で豊橋に向かい、会社の持株会で得たタンス株券を証券会社に預け、久しぶりに寄った精文館で山関係の本を立ち読み。その中で、山溪の『ROCK&SNOW』2005冬号に、美濃・瓢ヶ岳の岩場が新しいボルダーエリアとして紹介されていたのが目にとまる。ここは17年ほど前、岐阜に住んでいた頃に初めてクライミングというものに触れた場所です。その日は1本も登れなかったのですが、クライミングの魅力を十分認識しました。
 豊橋の駅ビルであるカルミアの「藩」という釜飯屋で「北海釜飯」(\997)を食べてから葦毛湿原に向かいました。

 葦毛湿原の駐車場には車が数台。葦毛湿原の入口あたりで一人の男性に会う。座談山から富士山が見えたという。湿原に入ると、誰もいない。どうやら車の人たちは今の時期見るべきものがない湿原ではなく、座談山などに登っている人たちのようだ。湿原には雪がわずかに残っていた。



葦毛湿原の冬

 湿原を出て登山道を登る。すぐにフリースを脱ぐ。たまに人にすれ違う。平日なので、団体はおらず、単独がほとんどで、一息峠で、1組のみ女性の二人連れと会った。



なだらかな宮路山脈遠望 左の最高点が五井山、右中央が宮路山、中央は402.7m赤坂村三角点峰

 今日は、気になっていたルートをトレースするつもりである。主稜線に出る手前の階段下から左に延びるトラヴァース道(「横道」と呼ぶことにする)に入る。この季節だからだろう、踏み跡ははっきりしている。ただ、道幅は狭く、若干谷側に傾斜しているので、多少の注意は要る。

 この横道はどこまで続いているのだろうか。ほとんど水平に山腹を通っている。10月にTV中継所のピークから北に下っていく踏み跡があったのを覚えている。ここに出られるだろうか。しかし、それらしき分岐は見つけられず、どんどん進む。そして右に大きく巻いていく箇所となる。座談山を巻いているのだろうか。座談山と舟形山との鞍部が十字路になっていたのを思いだす。そこに出られそうである。

 そしてその予想通り、見覚えのある十字路に出た。今日はあまり欲張らず、ピークは座談山のみとして帰ることにする。分岐を右に折れて座談山へ登る。道端には雪がところどころに残っている。



横道から主稜線に出る分岐点

 座談山から振り返り見ると、富士山が見えた。ただ、あまりくっきりしておらず、しかも黒っぽく見える。10月に白く雪化粧していた富士山が2ヶ月後に黒くなるなんてあり得ない。くっきり見えないためか、光線の加減か、それにしても黒い。ところがたまたま翌日見たテレビで、今の富士山にはほとんど雪がないのだという。あの黒い富士山は目の錯覚でも何でもなかったのだ。

 TV中継所のピークには誰もいない。誰もいないのは初めてのような気がする。ゆっくり展望を楽しむ。南に見えるのは立岩だろうか、裏側から見る立岩は地味だが、切り立った感じはかろうじてある。

 葦毛湿原へは奥の左側(西側)から入り、そのまま真っ直ぐ木道を進み抜け出る。家族連れが遊びに来ていた。駐車場へも一部ショートカットの踏み跡を通る。



葦毛湿原の奥にある看板

 帰宅後、名古屋の実家に帰り、翌日物置の屋根のペンキ塗りをして、夜豊川に帰った。

 見かけた植物
 ウメモドキ(実)ヒサカキ(実)イズセンリョウ(実)カクレミノ(葉)ヒイラギ(葉)ヤブコウジ(実)サルトリイバラ(実)コウヤボウキ(実)イワタカンアオイ(花)キセルアザミ(実)


 【座談山・葦毛湿原が紹介されている本】

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  葦毛湿原から普門寺に寄り手洗経由で戻るコースを歩いています。

『三河・遠州の超(スーパー)低山ハイキング』(風媒社)2002年5月12日第1刷発行
  普門寺から座談山・神石山へのルートが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  葦毛湿原から普門寺へのルートが紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  本坂峠から二川までの縦走ルートが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  石巻山とセットで紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  石巻山とセットで紹介されています。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  石巻山とセットで紹介されています。

『日本列島花maps mini 静岡・愛知・三重』(北隆館)平成5年12月20日発行
  葦毛湿原のみならず普門寺峠周辺までのイラストマップがあります。
  こちらで購入できます→amazon.co.jp『日本列島花maps mini 静岡・愛知・三重』 楽天ブックス『日本列島花maps mini 静岡・愛知・三重』

『日本の自然100選』(朝日新聞社)1988年6月30日第2刷発行
  フラッシュ撮影された葦毛湿原のシラタマホシクサの写真があります。
  amazon.co.jpで購入できます→日本の自然100選

『花の百名山』(文春文庫)
  シラタマホシクサを中心に葦毛湿原が紹介されています。

『三遠信の山歩き 三河・遠州・南信州の55コース(風媒社)1998年7月5日第1刷
  新所原から二川へのルートが紹介されています。

Wander!地域別季節順10月の座談山

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