茶臼山 下山後は西尾の抹茶 西尾にある茶臼山には、いつかは行こうと思いながらも、山域としてあまり魅力を感じるような場所ではなかったので、なかなか足が向きませんでした。
今回、山の会で企画されていたので、それに乗っかることにしました。
里山にしては、道標がほとんどなく、その割に踏み跡は縦横無尽についている稀有の山だと思いました。
採石場を見下ろす
【山 名】茶臼山 291m 【三角点】290.91m 三等 点名:須美村(すみむら) 所在地:愛知県額田郡幸田町大字須美字須美南山1番18 所有者:神明社(西尾市室町上屋敷) 選点:明治20年8月15日 【山 域】西三河 【水 系】矢作古川水系・矢崎川水系 【所在地】愛知県額田郡(ぬかたぐん)幸田町(こうたちょう)須美(すみ)須美南山(すみみなみやま)・西尾市(にしおし)吉良町宮迫(きらちょうみやば)樫木(かしのき)・吉良町駮馬(きらちょうまだらめ)内ノ山(うちのやま) 【山行日】2012年11月3日(土曜日・仏滅・文化の日) 【行 程】西尾いきものふれあいの森散策後 豊川(6:58)==(12.6km)==(7:22)豊橋====いきものふれあいの里散策(8:33-10:12)====(10:26)登山口手前(10:33)-- --(10:58)小町の滝(11:05)----(11:08)防空壕----(11:30)尾根に出る----(11:37)茶臼山 ----(11:48)アンテナ-- --(12:01)のろし場----(12:04)堀切----(12:07)本丸跡----(12:20)小茶臼----(12:51)昼食(13:27)-- --(13:34)茶臼山----(13:50)分岐----(13:59)231mピーク----(14:47)登山口手前 ==== 無の里休憩所 == ==(16:49)豊橋(16:57)====(17:24)豊川(合計走行距離:99.6km) 【山行時間】4時間14分(休憩含む、いきものふれあいの里散策:1時間39分は含まず) 【標高差】約220m 【人 数】10人(男4人、女6人 45歳~74歳) 【天 候】晴 気温:9℃(自宅出発時)、11℃(豊橋集合時)、15℃(登山開始時)、14℃(帰宅時) 11月3日岡崎の気象庁データ:平均気温11.8℃、最高気温16.6℃、最低気温8.4℃、 平均風速3.2m/s、最大瞬間風速12.4m/s、最多風向:北北西、日照時間10.1h 【地形図】1:25,000 幸田(こうだ) 平成21年7月1日発行1刷、西尾(西尾は所持せず) 【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、 ショートソックス(黄土色)\2,100 毛77%・ナイロン22%・ポリウレタン1%(2011.06.26購入)、 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、 ユニクロ綿55%・ポリエステル30%・レーヨン15%トランクス(中国製)、 眼鏡、MILLETアタックザック、MUSSHU長袖チェックシャツ(ポリエステル100%・日本製)、 RunBIRD(ミズノ)中国製半袖Tシャツ(綿60%、ポリエステル40%)、 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、黒色ウェストバッグ、 デジタルカメラ:SONY α350 + 2.8/100 MACRO(首に提げて歩く) 【所持飲料】サントリー GREEN DA・KA・RA 500ml(約100ml飲む)、KIRIN生茶500ml(飲まず)、 い・ろ・は・す I LOHAS 温州みかんエキス入りナチュラルミネラルウォーター 555ml(約350ml飲む)会の自然保護部主催の「秋の清掃山行」ということで、部員の私も参加することにしました。平日夜に開催される部会には仕事でなかなか参加できないでいるので、せめて山行だけでも参加しておきたいという気持ちがあります。それに、以前から気になっていた西尾の茶臼山です。朝7時半に豊橋集合なので、前日は早めに仕事を切り上げたいところ。でも、帰宅できたのは、21時頃。一週間前の金曜は22時過ぎまで会社にいたので、それを思えば、1時間以上早く帰宅できたことになりますが、翌朝6時前に起床することを考えると、あまり時間がありません。帰宅後は、仕事着の洗濯などもしなければなりません。
時間的にはまあまあ眠れたのではないかと思いますが、いつもより早い起床で体内時計が合わせられず、眠気は抜けません。
朝早い時間なので、豊橋までの国道1号線もそれほど混雑はしておらず、集合時刻の8分前に到着しました。11名の予定が1名不参加となり、10名です。計画書の予定では、私の車は出さないことになっていましたが、私の車を含めた2台で出発することになりました。一応、事前に可能性あるよ、と言われていたので、二つ返事でOKしましたが。助手席や後部座席やその足元に散乱している荷物を片付けてスペースを作りました。
一応カーナビで目的地付近にセットしますが、国道23号線バイパスの開通など、まだ私のカーナビに載っていない道路があったりするのと、目的地自体をはっきり知らないため、73歳のHさんを助手席に乗せて、案内してもらいます。
豊橋市民でもないので、どの道が通りやすいのか知らず、いきなり、カーナビの指示とは違ったルートで進みます。国道23号線に入ってからも、どちらの車線にいた方がいいかをHさんは的確に指示してくれます。Hさんは仕事で、蒲郡方面へよく車で行っているようです。
最初の目的地、「いきものふれあいの里」は、かなり行きづらい場所にあります。国道23号線の側道に入り、さらに、国道をくぐり、逆方向に進んで左折していくのです。Hさんは、記憶を頼りに間違いなく、指示してくれました。
ここは、万灯山への登山口にもなっているようですが、そこまでは登りません。周辺を散策するのみです。ただ、自然は豊かなようで、シャクチリソバ、カナムグラ、ヒヨドリジョウゴなどが生え、まだトンボも飛んでいました。子供たちは、稲の脱穀作業をしていました。
「西尾いきものふれあいの里のなかまたち」の看板には、スッポンタケやシュレーゲルアオガエルなどが載っています
「西尾いきものふれあいの里」の看板
「西尾いきものふれあいの里」の道標
稲刈りか何かの体験イベントでしょうか駐車場に戻り、茶臼山の登山口へ向かいます。今度は、私の車がついていく番です。もう1台には、今回のリーダーMさんが乗っています。今回の登山口もわかりづらいようで、あちこちの分岐でとまりながら進んで行きます。そして、駐車場所もどこにしようかと悩みながら、分岐の少し手前に駐車しました。
林道 室場線
ため池林道から登山道に入っても少し悩みながらも進みます。沢沿いに登り、「小町の滝」という場所に出ます。いかにも人工の滝です。滝行の場だったのかもしれないとのこと。休憩したときに、Iさんから柿をもらいました。IさんはBlack Diamondのストックをダブルで使用していました。テントのポールのように簡単に折りたため、しかも伸ばしたときにはしっかりしています。そして軽量です。以前のモデルには多少問題があったようですが、すぐに対応してくれ、今のはいいようです。
「小町乃滝」
小町乃滝
小町乃滝 敢えて直瀑になるようなところから落下させているように見えるさらに登ると、今回のテーマの一つ、戦争遺跡があります。防空壕です。Black DiamondのLEDヘッドランプをつけて入りますが、行き止まりです。それにしても岩を削った穴は立派なものです。こういうものが放置され、見向きもされないのはどういうことでしょう。負の遺産だからでしょうか。だとしたら、そういうものからも目をそむけるべきではないでしょう。こういう穴がいくつもあります。
防空壕
防空壕入口
防空壕の中をのぞく
こんなところもありました
その奥には穴が
ここにも
こんな感じの穴
穴の中から外を見る
石組み結構いいペースで登り、尾根に出ます。右へ行き、茶臼山頂上に出ます。東に見えるのは五井山でしょうか。いつもと違う角度から見るので姿かたちではわかりません。山頂のアンテナもなくなったので、確証も持てません。三河湾も少し見え、蒲郡の竹島らしき影も見えます。
展望が開けます
茶臼山頂 291M三角点はしっかりありますが、チップは取れてしまっています。元々簡単に取れそうなものでしたので、なんであんなものをつけたのか理解に苦しみます。税金の無駄遣いではなかったのでしょうか。
三等三角点「須美村」
展望
三河湾に見えるのは竹島のようです
左のピークは遠望峰山、正面奥は五井山でしょうか昼ごはんはもう少し先にして先に進みます。頂上は少し狭い感じです。少し行くと、アンテナの脇を通ります。ここも狭くて休憩できる場所ではありません。分岐がいくつもありますが、リーダーのMさんが迷わず先に進みます。
アンテナ脇を通過もう少し進むと岩がいくつもある場所に出ます。いかにもここに腰掛けてくれ、と言わんばかりの場所です。しかし、その下は巨大な採石場です。ところが、まだ先へ進むようです。
岩が点在した場所を通過採石場の脇を通り、尾根を行くと、のろし場があり、堀切があり、そして本丸跡がありました。さらに先まで行き、やはり戦争遺跡の穴を見て、強引に尾根に登り、来た道を戻ります。こんなに昼食が遅くなるとは思っていなかったので、もらった柿以外、水一滴も飲まずに歩いていましたが、さすがに腹に何か入れたくなりました。でも休憩する様子もないので、少しとまったところでザックから飲料を出して初めて口にしました。少し復活します。
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採石場
木の幹の赤枠の中に「のろし場跡」と書かれてありました
「覺明霊神」とかかれた石碑が横たわっていました
石垣
掘られたトンネルそして、先ほどの岩のある場所で腰を下ろして昼食とします。昨夜、ローソンで買っておいた、手巻寿司エビマヨネーズ(\135、204kcal)、シーチキンマヨネーズおにぎり(\105、182kcal)、紀州南高梅(しそ)おにぎり(\105、156kcal)、味付たまご(\76、67kcal)を食べます。さらにYさんにみかんをもらい、Iさんに味噌の紫蘇巻きをもらったりもしました。
アンテナ方面へ戻ります
アンテナ往路で登ってきた分岐まで行き、その先はもう少し尾根を進みます。相変わらず分岐がいくつもありますが、ここは慎重に選択して進みます。私もコンパスを取り出します。北進しているようです。詳しいルート図はMさんが持っているので、見せてもらって確認します。
展望台へ行こうとしましたが、リーダーのMさんが調べていた場所と実際の展望台の位置は違うようです。行き過ぎたところから少し戻ったりもしますが、計画通りの尾根を下ります。『親と子の あいちの散歩道 PART 1』(愛知県教育振興会)には、「203(ニイマルサン)展望台」とあります。下った尾根から立派な展望台が見えて気づきました。展望台のある尾根はもう一つ北寄りの尾根だったので、そこには行かないことにします。
下っていくと、畑のようなところに出ました。そのまま尾根を下ると藪になってしまいます。引き返して、畑のような場所から作業道を下ります。すると、林道に出ました。入口には、私有地のため立入禁止となっていました。昼、空腹で食べ過ぎたのでしょうか、飲料を飲みすぎたのでしょうか、腹の調子が今一です。雉撃ちまではしませんでしたが、持参の胃腸薬「ストッパ」を水なしで服用しました。
「私有地立入禁止」となっていました林道を下り、往路の登山口を過ぎ、駐車地に戻りました。下山後は、無の里(むのさと)休憩所に向かいます。ここで抹茶がいただけるとのこと。歩いて下った林道を車で戻り、そのまま走り、無の里への分岐を切り返して鋭角に右折して到着します。駐車場は狭いので、通り過ぎて路肩にとめます。
林道 室場線 起点先客は1組2名のみのようです。奥のテーブルに座ります。西尾の抹茶はブランドになっています。西尾市の抹茶生産量は日本一で、宇治にも卸しているとか。建物は合掌造りで徳山ダムに水没した徳山村から移築したのだそうです。立派な薄墨桜もすぐ横に植えられていました。お菓子は和菓子ではなく、喫茶店でコーヒーを頼むと出てくるピーナッツみたいなものです。ところが、さらにブランドものの、隣の幸田の筆柿も出てきました。途中、たくさんなっていました。旬のようです。これで終わりかと思ったら、普通のお茶も出てきました。これで100円です。おばあさんが運んできてくれて、いろいろと話もしました。
100円の抹茶をいただきました
無の里道の駅にも寄ろうとしましたが、反対車線で入ることができず、パスしました。豊橋に戻り、精算します。車を出した人以外一人700円の支払いで、車を出した人が2800円をもらえます。ガソリン代だけでなく、減価償却費等、手厚い補助があるのがいいところです。
車の荷物を整理していると、忘れ物が。その中に、『親と子の あいちの散歩道 PART 1』(愛知県教育振興会)がありました。おかげで、今回訪れた場所のことを少し読むことができました。翌日、メールがあり、Iさんのものとわかりました。
携帯電話の歩数計によると、1日で歩いた歩数は14,696歩。距離は8.81km、時間は2:39:07、消費カロリーは478kcal、脂肪燃焼68gでした。
見かけた植物
ヤクシソウ(花)、セイタカアワダチソウ(花)、ヌルデ(葉)、コウヤボウキ(花)、テイカカズラ(果実)
【茶臼山周辺が紹介されている主な書籍など】 『親と子の あいちの散歩道 PART 1』(愛知県教育振興会)平成18年6月25日発行 「自然を満喫、平原の里」として、無の里休憩所、いきものふれあいの里などが紹介されています。 『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷 北にある万灯山とともに茶臼山が紹介されています。
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