台の山 会社の昼休みに

 なんと会社の昼休みに登山してきました。まあ登山というか、軽い散歩程度です。



山頂裏から西蔵前衛となる京ヶ峰と思われるピークを見る

【山 名】台の山(だいのやま)(土井山) 116.6m
【山 域】東三河
【水 系】佐奈川水系
【所在地】愛知県豊川市千両町(ちぎりちょう)数谷原(すやはら)・寺門(てらかど)
【山行日】2010年1月6日(水曜日)
【行 程】南東麓から往復と山頂部周回
【標高差】約60m
【人  数】1人(単独)
【天  候】小雨
     1月6日豊橋12:30の気象庁データ:気温7.2℃、平均風速6.9m/s、平均風向:北西、最大瞬間風速10.3m/s
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ)
【スタイル】DUNLOP ウォーキングシューズ(中国製)、薄手ショートソックス、綿100%トランクス(中国製)、
 会社の作業着上下、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、綿100%無地半袖Tシャツ(中国製)、眼鏡、
 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース、
 デジタルカメラ:SONY α350(楽天市場)(首に下げて歩く)
【所持飲料】なし
 会社の昼休みは省エネのため、食堂以外は電気も消され、パソコンもオフ。居室では本を読むこともできないので、ここ1〜2年は構内または会社周辺の散歩をすることが日課に近いほどあります。行き先もいろいろと変えて、歩いていける距離はほとんど行ってしまいました。1年以上経って、四季の移り変わりもだいたい経験しました。牡丹の多いお寺、イチョウのあるお寺や神社、佐奈川の桜並木、池のある森、ガマの生える湿地など。そこで、一度は車で出かけ、超低山の「台の山」を登ることをしたいと狙っていました。他の季節だと汗だくになってしまうので時期は冬を考えていました。

 いつも一緒に昼食をとるメンバーが2人とも休暇中のため、一人で400円の定食を食べ、すぐに出発します。台の山に登ったことはありません。この山の存在は、パソコン通信時代のニフティで目にしていました。ただ、登山口は知りません。目星をつけて行くしかありません。

 千両(ちぎり)小学校の脇を通り、北上すると、登山口がありました。ただ、駐車場がありません。行ったりきたりし、結局少し離れた場所の路肩に駐車しました。作業着の上にフリースを着て、カメラだけ持って出発します。



「台の山散策路」入口

 階段状になった登山道を真っ直ぐ登っていきます。汗もかかずに登れるだろうと軽く考えていましたが、思ったより登らされます。そして汗ばんできます。晴れ間も見えますが、曇で小雨もぱらついています。それでも大して濡れないだろうと傘も持ってきていません。



階段状の登山道



こんなプレートもありました

 途中には分岐もありました。そして頂上直下に東屋がありました。振り返ると展望が広がります。大して登っていませんが、平野の外れにあるだけあって、眺めはなかなかのものです。そしてもう一段上に上がると山頂です。ちょうど12時半頃です。

 14世紀の南北朝時代、土井氏がこの山を砦にして、北朝の足利軍と戦ったそうです。それがこの山の由来のようです。つまり、「土井(どい)」→「台(だい)」に転訛したということです。

 山頂には、「忠魂碑」が中央に高くそびえています。1904年の日露戦争から1939年のノモンハン事件までの戦役で戦死あるいは病死した町内の6人の氏名が裏に刻まれているようです。「忠魂碑」の文字は、陸軍大将土屋光春の揮毫とのことです。1914年(大正3年)に建てられたようです。
 右側には、「義勇奉公の碑」があります。忠魂碑同様、1914年に建てられたようです。1877年の西南の役、1894年の日清戦争、1904年の日露戦争に出征した町内の28人の名前が記されているようで、題字は、陸軍中将若見虎治によるとのことです。
 左側には、「英霊碑」があり、1953年に建てられたそうです。豊川海軍工廠で犠牲になった女性2人を含む、太平洋戦争で戦死した町内出身者49人の名前が刻まれているようです。



分岐



さらに続く階段状の登山道は若干カーブしています



豊橋平野を隔てて弓張山脈を見る



吉祥山方面を見る



山頂の忠魂碑

 脇に踏み跡があります。ここにも行ってみます。すると裏側にも見渡しのいい場所がありました。そして山頂部を一周できます。



山頂裏から京ヶ峰方面を見る



山頂裏から佐奈川源流方面を見る



山頂下の展望台

 下りは、他のルートもあるみたいですが、時間も限られていますので、今日は来た道を下ります。さすがに昼休みの限られた時間だと楽しむほどのんびりはできませんでした。ということで、昼休みの定番にはなりそうもありませんが、少なくとももう一つ見かけたルートも機会があれば歩いてみたいと思います。



下り

 見かけた植物
 クチナシ、アベマキ、ヒメユズリハ、カクレミノ、ソヨゴ(果実)、アラカシ、モチツツジ(花)、ヒノキ、コシダ


Wander!地域別季節順

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