ニッ森山 氷餅の池経由

 小雨にも降られましたが、3年前とは違うルートで登りました。
【山 名】ニッ森山(ふたつもりやま)(二ツ盛山)
【三角点】ニ等 点名:二ッ森(ふたつもり) 1223.30m
      所在地:岐阜県中津川市福岡大字高山字二ッ森189番1 明治36年5月27日選点
【山 域】東濃(二ツ森山地)
【所在地】岐阜県中津川市(2005年2月13日に編入合併するまでは恵那郡福岡町)
【山行日】2007年3月31日(土曜日)
【行  程】ニッ森フォレストパークから往復
【標高差】約170m
【天  候】曇のち小雨 気温:8℃(登山開始時)
 3月31日中津川の気象庁データ:平均気温10.1℃、最高気温16.3℃(12:50)、
  平均風速0.9m/s、最大風速4m/s(13:20)、最大風速の風向:南西
【地形図】1:25,000 美濃福岡 平成10年部分修正測量 (登山中は使用せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、薄手ショートソックス、
 眼鏡、綿98%ポリウレタン2%中国製ジーンズパンツ、紺色デイパック、綿100%チェック長袖シャツ(中国製)、
 Champion綿97%半袖Tシャツ(ASSEMBLED IN COSTA RICA OF U.S.A. COMPONENTS)、
 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(途中から首に下げて歩く)
 3年前に二ッ森山の頂上で家族連れを見かけて、この山に登る最短ルートがあるのだと気づき、気になっていたそのルートを歩くことにしました。切越峠へ行く道路の途中にも道標があり、登山口もそちらだろうと見当はついていました。ただ地形図を見ると、結構な急登もありそうです。単なる家族連れコースではないのかもしれません。でも、しれているでしょう。まずは腹ごしらえをします。

 恵那ICで下りて、「十九上(とくじょう)」というそば屋へちょっと迷いながら行きます。生桜海老のかきあげが売りのようで、確かにさくさくの食感はとてもおいしくいただけました。由比で食べたかきあげ丼よりもおいしかったような気がしました。

 さて、登山口に向かいます。中津川市内は意外にあちこちでシデコブシを見ます。庭などでなく、道端などにさりげなく生えていたりします。自生なのでしょうか。中央自動車道からも脇に生えているのを目にしました。桜も咲いています。切越峠へ向けて標高が高くなってくると、さすがにシデコブシの花は見当たらないようになり、桜の代わりに梅が咲いていたり、キブシやコウヤミズキか何かも目にするようになります。峠道から左折して、いよいよ登山口が近くなると、まだ冬の様相。花など何も見かけなくなってしまいました。

 登山口までは綺麗に舗装はされていますが、ところどころ落石の跡があります。春で、雪解けとともに落ちてきたのでしょうか。もう雪はなく、落石も脇に除けられていて車の通行には何ら支障はありませんが、あまり気持ちのいいものではありません。

 登山口には駐車場と休憩舎と冬期閉鎖中のトイレがあります。看板には「二ツ森フォレストパーク7合目 山頂まで560m」の表示がありました。



登山口の道標



登山口の建物



登山口の水場

 しばらくはよく整備された登山道を緩やかに登ります。木材のチップも撒かれていたりしています。ところどころにはクリのイガが落ちているのを見かけます。よく見るとまだ実が残っているのもあったります。伊達に栗きんとんが名物の中津川ではないようです。



登山口付近の岩とその上の樹木

 しばらく行くと8合目の右手に「氷餅の池」というものがありました。氷餅とは、ついた餅を寒中にさらして凍らせ、それを乾燥させて粉末にしたものだそうで、江戸中期から明治維新まで製造したと言います。この池は泉になっていて、中津川市指定文化財にもなっているようです。



氷餅の池



整備されている登山道を振り返り見る

 沢沿いを登りきると尾根の鞍部に着きました。どうやらここは、二ッ森の二つのピークの鞍部のようです。左に行くと東森遊歩道山頂小屋という場所に行けるようですが、今日は、右の二ッ森山の山頂のみとします。そしてここからは、遊歩道っぽさは無くなり、普通の山道になります。「普通の」というよりは「急な」と言った方がいいかもしれません。雨の後のようでもあり、滑りやすい場所もあります。そして傾斜はどんどん増していきます。



ニつのピークの鞍部分岐



山頂近くの急斜面

 最後に滑りやすい大きな段差をクリアすると上に頂上の東屋が見えました。山頂に着くと、小雨がぱらつき始めました。さすがに今日は天気予報もあまりよくなかったためか、他に登山者は誰もいません。遠望は利きませんが、ある程度の距離までは見えました。特にすることもなく、ほどなく下山にかかります。



三角点ピークの岩



岩に埋め固められた三角点

 雨は小雨のまま強くならず、ほとんど濡れずに登山口に戻りました。車で標高を下げていくと、明るくなってきました。暗い雲は山の上のみを覆っていたようです。

 岐路は、たまたま通った道路で「恵那川上屋」を見つけました。中津川の「川上屋」とは違うようです。でも、栗きんとんはとてもおいしかった。

 見かけた植物
 ミズナラ、クリ、コウヤマキ、アセビ、クロモジ、ヒカゲノカズラ、モミ、ホウノキ


【ニッ森山が紹介されている主な書籍】

『東海の山ある記』(毎日新聞名古屋開発)平成18年1月発行
  切越峠から登り二ッ森林道へ下るコースが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  切越峠から登り二ッ森林道へ下るコースが紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  二ッ森林道からのコースが紹介されています。

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  切越峠からと二ッ森林道からの2コースが紹介されています。双耳峰のカラー写真も載っています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  切越峠からと二ッ森林道からの2コースが紹介されています。

『美濃の山(第3巻)』(ナカニシヤ出版)平成10年11月3日初版第1刷
 こちらで購入できます→楽天ブックス 美濃の山(第3巻)

『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース 美濃[下]』(風媒社)2003年1月20日第1刷発行[下]
  切越峠からのルートが紹介されています。

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