ハルジオン(ハルジョオン、ハルシオン) 春紫苑(春女苑、貧乏草) Erigeron philadelphicus L. キク科 キク亜科 シオン族 ムカシヨモギ属 アズマギク節
花 鳳来寺山麓 2005.5.15ハルジオンとヒメジョオンは似ています。その違いで一番わかりやすいのは葉の付き方だと思います。ヒメジョオンは葉の基部が茎を抱きませんが、ハルジオンは茎を抱きます。
また、茎は、ヒメジョオンが白い髄が詰まって中実なのに対し、ハルジオンは中空です。
さらに、花の咲く頃でも根生葉(地面の近くに生える葉)が残っているのがハルジオンです。名はシオンが夏の終わり頃咲くのに対して、春に咲くからハルジオンというわけです。
北アメリカ原産の帰化植物で、1920年頃に園芸植物として日本に来たのが最初だそうです。
ハルジオンは変異が大きく、濃いピンクの花を咲かせるベニバナハルジオン、無毛のケナシハルジオン、矮小種のチャボハルジオン、大型のオオハルジオン、黄色い管状花だけのボウズハルジオンなどと呼ばれるものがあります。ベニバナハルジオンとボウズハルジオンの写真は、『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)に載っています。
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