金華山 馬の背からめい想の小径へ

 学生時代、歩荷トレーニングで利用していた馬の背登山道とめい想の小径を歩きました。利用者が増えたのか、ルート上にはコース以外に出ないよう、ところどころにロープが張ってありました。



長良川下流方面の展望

【山 名】金華山(きんかざん)(稲葉山) 336m
【山 域】美濃 金華山国有林
【水 系】長良川水系(左岸)
【所在地】岐阜県岐阜市南唐戸洞・上加納山・長森岩戸・藤右衛門東洞・北唐戸洞・立洞・北釜ケ洞・槻谷・明神洞・赤ケ洞・杉ケ洞・米廩谷洞・水風呂谷・大落洞・鼻高洞・鷹巣裡水谷口・南釜ケ洞
【山行日】2014年1月12日(日曜日・大安)
【行 程】
名古屋(10:29)==(R22、R156、県77、県287)==(11:41)長良川河畔駐車場(11:51)----(12:10)分岐 -- --(12:54)展望台(13:15)----(14:24)分岐 ----(14:43)長良川河畔駐車場(14:50)====(15:12)グリーングリル(15:49)====(16:09)一宮テラスウォーク(17:34)==== 一宮IC ==(名神・東名)==== 岡崎IC ==(R1)==(19:07)豊川(復路走行距離:106.2km)
【山行時間】2時間52分
【標高差】約315m
【人 数】2人
【天 候】快晴のち曇
 5℃(名古屋出発時)、6℃(登山開始時)、7℃(グリーングリル到着時、一宮)、5℃(帰宅時)
 1月12日13時岐阜の気象庁データ:気温8.0℃、湿度47%、風速3.4m/s、風向:西北西
【地形図】1:25,000 岐阜北部(ぎふほくぶ)(持参せず)
【スタイル】new balance トレッキングシューズ MO790HBR(BLACK / RED) \8,316(2014.01.04イオンで購入)、薄手ショートソックス、PHENIX化繊ズボン(中国製)、ユニクロ 綿100%チェック長袖シャツ(中国製)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、ユニクロ綿55%・ポリエステル30%・レーヨン15%トランクス(中国製)、UNIQLO HEATTECH 九分袖Tシャツ POLYESTER34%、RAYON34%、ACRYLIC27%、SPANDEX5%(バングラデシュ製)、くまもとサプライズ(くまモン)タオル(途中から首にかけて歩く)、眼鏡、Coleman 濃赤TREK DAYPACK 45cm. 25L 520g ナイロン(2013.05.25購入\4,482)、デジタルカメラ:Canon PowerShot SX50 HS(首に提げて歩く)
【所持飲料】お湯(テルモス470ml)(飲まず)、ポッカキレートレモン シーリモーネ 500ml、伊藤園 健康ミネラル むぎ茶 600ml(飲まず)

 妻が一宮の北欧雑貨店に行きたいというので、ならば、岐阜の金華山に登ってからにしようということになり、出かけました。土曜の夜は妻の実家に泊まり、そこから出発です。

 高速は使わず、ずっと下道です。途中、左手に積雪の多い伊吹山が見えました。妻は、以前に訪れた伊吹山がこんな真っ白になっているのに驚いているようです。

 国道22号を真っ直ぐ進み、そのまま国道156号を直進し、岩戸トンネルをくぐって金華山の東側に抜け、左折して県道7号を北上し、井ノ口トンネルをくぐり、左折して県道287号の金華山トンネルを抜けて金華山の西側に出ました。右折し、長良橋のたもとをくぐり抜けて長良川左岸を上流方向へ進みます。ウォーキングをしている人も多くいます。何かイベントでもやっているのかもしれません。狭い道を抜け、河原の無料駐車場に車をとめます。駐車車両はかなり多く、多くの人が利用しているようです。ひっきりなしに車の出入りもあります。



長良川の河原には藪もあります 対岸には「すぎ山」





河原には木も生えています





河原の駐車場から見上げる金華山





駐車場から長良川の河原上流方面を見る





長良橋方面

 フリースは最初から着ないで出発します。護国神社の脇を抜けていきます。ここも歩いている人は多くいます。狭い道で歩行者も車も通ります。一方通行でもありません。先ほど車で通った金華山トンネルの上を通り、登山道に入ります。



鵜飼の屋形船





道路を歩く





御手洗池碑





御手洗池(みたらしいけ)の説明板





御手洗池





「瞑想のこみち」への案内板





真新しい階段を登り金華山トンネルをまたぐ





めい想の小径(と馬の背)とロープウェイのりばへの道の分岐





「金華山が荒れています 決められた登山道を歩きましょう」





めい想の小径・馬の背登山道と三重の塔・ロープウェイのりばとの分岐

 途中、馬の背登山道とめい想の小径との分岐があります。何人かが休憩したりしています。我々は馬の背登山道を登ります。看板には、「大変急峻な登山道で途中断崖や難所が多く約二十分で頂上へ登れますが、危険なので老人や幼児は絶対無理です。」とありますが、「絶対」の文字は誰かによって消されています。



めい想の小径と馬の背登山道との分岐





「老人・幼児には無理です。」

 我々だけでなく、他にも多くの登山者が馬の背登山道を選択して登っていきます。子供も多いです。ここを下ってくる人もいます。下ってくる人は単独の人が多いようです。登山者が以前よりも増えたためか、ロープで登山道以外に出ないようにしてあります。挨拶もとても多くの人がはっきりとしてくれます。



木の根や岩場がある馬の背





岩場





べっとり赤ペンキが塗られた宮境界標石

 ほとんどの区間がごつごつした岩が出た登山道を登っていく感じです。直登なので傾斜も急です。すぐに呼吸も大きくなり、汗も出てきます。途中でタオルを出します。今まで気にしなかったのですが、このコース上にもヒトツバを見かけます。山頂の向こう側には岩にびっしりついたヒトツバが印象的でしたが、こちら側にもそこそこあるのに気づきました。そしてイズセンリョウも結構見かけました。これも今までほとんど気にしていませんでした。



樹間から岐阜市内を見下ろす





馬の背登山道のラスト

 山頂の一角に出ると、観光客が写真を撮ったりしています。まずは展望台へ行くために城とは反対側の右へ行きます。一旦下ります。

 展望台の下の売店やレストランも賑わっています。まずは展望台に上がります。伊吹山はもう霞んではっきりは見えなくなっていました。それでも濃尾平野の広がりはしっかり堪能できました。



310m小ピークに建つ展望台から岐阜城の建つ山頂方面を見る





尾崎権現山方面を見る





濃尾平野 左端は尾崎権現山





国道156号線と岩戸トンネル出入口





岐阜駅方面の展望





長良川の蛇行 右端は忠節橋





木曽川方面の展望





鷺山の小山と手前の長良川球場などとさらに手前の長良川





母校には病院が併設され建物が林立して見えるようになりました





長良橋と河原の長良川公園





展望台からの展望動画

 展望台から下りて、展望レストランでどて丼でも食べようかと思いましたが、なんと待ちがあります。ならば売店「千成茶屋」でどて串だけにしようと注文すると、ちょうど煮ている途中だったようで、あと10分ほどとのこと。まあ待つことにします。私はそれほど好きではありませんが、岐阜に住んでいた頃はたまに食べていました。妻は好きなようです。やわらかいどてを二人で1本ずつ食べました。



千成茶屋





メニュー表示





どて串(1本100円)

 岐阜城の前を通過し、めい想の小径を下ります。下の方はジグザグで緩やかですが、下り始めはやはり岩でそこそこ急です。途中、何箇所か、町並みが見える展望台もあります。



岐阜城天守閣





天守閣入口と石垣





「めい想の小径」下り口





百々ヶ峰(418m)方面を見る





めい想の小径からの展望





保安林の看板





「金華山国有林」の標柱など





「金華山の地質」の看板





岐阜護國神社方面へ

 護国神社の中を抜けて駐車場に戻りました。昼には遅いですが、どこかで食べられるでしょうか。探すのも面倒なので、とりあえず、一宮方面へ来た道を戻ることにします。



岐阜護國神社の背後から





本殿の横を通り過ぎる





奉安殿





拝殿





鳥居と拝殿

 国道21号と交差し、少し先で信号待ちをしていると、左前方に「洋食・喫茶」と書いてある「グリーングリル」という店が目につきました。喫茶店ならなんとかなりそうです。

 駐車場はかなり車があります。表示を見ると、ランチタイムが5時までとなっています。ランチをいただけそうです。

 中に入り、ランチメニューの中から選びます。あとから気づきましたが、ティータイムでもあるようで、ドリンク料金のみでホットケーキもついたりというメニューもありました。それでも良かったかもしれません。一宮ではありませんが、その近くのぎりぎり岐阜県ですが、このあたりでも、かなりサービスは良いようです。頼んだ洋食もかなりおしゃれな盛り付けで、いい感じでした。近くにあったら、再訪したくなる店でした。



メニューから「G.白身魚の和風ロースト 〜梅かつおソース〜 130g 単品ライス付き」を選択





妻は「H.ハンバーグステーキ きのこソテー添え 180g 〜赤ワインデミグラッセソース〜 単品ライス付き」





白身魚の和風ロースト 〜梅かつおソース〜





ハンバーグステーキきのこソテー添えとライス

 アピタのある一宮テラスウォークで北欧雑貨を見ましたが、特に買いたいものもなく、そのままスーパーで買い物だけして一宮インターから岡崎インターまで高速にのり、帰宅しました。

 見かけた植物
 ヒトツバ、マメヅタ、ノキシノブ、イズセンリョウ(果実)、ジャノヒゲ(果実)、ススキ、ビワ、ヤブニッケイ、アセビ、サカキ、ヒサカキ、ツブラジイ、ヤブツバキ、アラカシ、アオキ、ヒノキ、アリドオシ、ツルアリドオシ、モチツツジ、タカノツメ、ウスノキ、アベマキ、リョウブ、ホオノキ、ミツバツツジ、コナラ、コアジサイ、テイカカズラ


【金華山が紹介されている主な書籍等】

『金華山国有林案内図』(岐阜森林管理署・岐阜市)
  4つの宮三角点の位置が表示されています。

『名古屋周辺の山200』(山と溪谷社)2002年3月1日初版第1刷
  めい想の小道から達目洞へのコースが紹介されています。

『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース 美濃[上]』(風媒社)2002年2月20日第1刷
  岩戸公園からのコースと達目洞からのコースが紹介されています。

『岐阜の山歩きベスト55コース』(風媒社)1997年7月24日第1刷発行
  いくつものコースが8ページに渡り紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  標高339mとなっています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  東坂コースが出色のコースであると紹介されています。

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