クララ 眩草
 Sophora flavescens Aiton
 マメ科 マメ亜科 クララ属
 

 

 



花 東三河 宮路山 2006.7.1

 最初、名前がわからず、クサフジの色違いのような感じなので、そのあたりのマメ科を調べてみると、淡黄色の花がたくさんつき、小さな羽状複葉の葉があるのはクララだとわかりました。名前は聞いたことがありましたが、その変わった名前から、外国の植物かと思ってしまいます。でも分布は、シベリア、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国となっています。和名の由来は、眩草(くららぐさ)で、根を噛むと目がくらむほど苦いからだといいます。

 葉は奇数羽状複葉で、互生です。長さ15〜25cmで、小葉は15〜41枚だそうです。花序の長さは20cm程度。萼の長さは7〜8mmで、花の長さは15〜18mmです。花弁は、旗弁、翼弁、舟弁(竜骨弁)からできていますが、旗弁が大きく、他の弁を被っています。

 最後の写真は、花弁が落ちて、萼と枯れた雄蕊そして中央から長く突き出た雌蕊があります。この雌蕊は、膨らんでいき豆果となるようです。中には種子が4〜5個入っているそうです。

 写真は、宮路山西峰にあったものです。生えていた場所から想像するに、自生ではないと思います。

 参考:『日本の野生植物 草本』(平凡社)

Wander!花・植物宮路山

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