クサギ(ヤマウツギ) 臭木
 Clerodendrum trichotomum Thunb. クマツヅラ科 クサギ属


花 東三河 宮路山 2004.8.8


 



実・幹・葉 奥三河 瀬戸山 2005.11.27

 花はにおいますが、臭い匂いではなく、木を折ったり葉をちぎってもんだりしたときの匂いが臭いので「臭木」なのだそうです。写真の花は4本の雄しべが前方に突き出ていて、1本の雌しべが下向きになっているのがわかります。これは雄花期であり、この後、雄しべは垂れ下がり、雌しべが突き出て雌花期になるそうです。このようにして自家受粉を防いでいるのですね。

 実の頃は赤い萼と青紫色の果実が綺麗に見えます。この実は藍と並んで青色の染料にもなるそうです。

 樹皮は灰色っぽく、円い皮目が目立ちます。葉は対生して大きく、三角状心形〜広卵形となります。

 宮路山では山の山腹を走る舗装された町道の駐車場脇、瀬戸山では未舗装林道の峠状地点の広場の脇に生えていました。

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