村積山 矢並湿地散策後

 午後から、公開中の矢並湿地に出かけ、その後、同じ西三河にある村積山に初めて登りました。山頂には神社と展望台がありました。また、三角点を探した末に見つけたのがちょっと嬉しかった。
【山 名】村積山(むらづみやま) (三河富士、花園山、花染山、花ぞの山) 257m
【三角点】四等 256.89m 点名:村積山 昭和43年5月31日選点
      所在地:愛知県岡崎市奥山田町字山田46番地
【山 域】西三河 村積山自然公園
【水 系】矢作川水系(矢作川左岸)
【所在地】愛知県岡崎市奥山田町洞(ほら)・奥殿町(おくとのちょう)釜ケ入(かまがいり)・桑原町奥入(おくいり)
【山行日】2008年10月11日(土曜日)
【行  程】奥山田池下から 登り:参道、下り:西登山道
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名高速道路・伊勢湾岸自動車道・東海環状自動車道、32.3km、\550)== 
  12:03          12:17
  == 豊田松平IC ==== 矢並湿地 ==(県340)== 奥山田池下駐車場 --(林道)-- 山道分岐 ---- 村積神社奥宮 --
       12:47        12:57-14:34             14:56 - 14:58                15:09          15:16
  -- 三角点 ---- 展望台 ---- 鉄塔 ---- 分岐 --(林道)-- 奥山田池下駐車場 ==(県339・県324・R1)==
     15:22    15:24-15:28   15:34     15:35                15:55 - 15:59
  == 豊川(合計走行距離:86.3km)
    16:52
【山行時間】57分(休憩を含む、矢並湿地散策を除く) (登り:24分、下り:33分)
【標高差】約130m
【人数】1人(単独)
【天  候】晴
     24℃(自宅出発時)、24℃(登山開始時)、24℃(下山時)、22℃(帰宅時)
     10月11日15時岡崎の気象庁データ:気温25.4℃、風速4.2m/s、風向:北西
【地形図】1:25,000 豊田南部(とよたなんぶ) 平成8年修正測量
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、ウェストバッグ、
 紺色デイパック、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%トランクス(中国製)、Champion綿97%半袖Tシャツ(ASSEMBLED IN COSTA RICA OF U.S.A. COMPONENTS)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)、
 KONICAMINOLTA αSweet DIGITAL(山頂到着後、首に下げて歩く)
【所持飲料】KIRIN生茶玉露入り約400ml(展望台で約100ml飲む)
 前夜、寝たのは深夜2時頃だったか、夜間に雨が降っているのに気づき、翌日出かけるのをやめる可能性が高くなります。朝8時頃だったかに起床しても雨模様。出かけるのをやめることにし、木曜、金曜とポストに2枚入っていた日通の不在連絡票を見て、再配達の電話を入れます。最初は夕方になると言っていましたが、荷物の確認をすると配達者がまだ外に出ておらず、午前中に配達可能とのこと。それを待ちながら知人から借りている映画DVDを鑑賞していました。

 ところが、雨はあがったようで、明るくなってきました。その後また少し暗くなったりしますが、雨は降っていないようです。これなら出かけられそうです。でも荷物はまだ来ません。ちょっと早めに昼食の準備をします。時間的にはブランチってとこでしょうか。

 竹田製粉製麺工場寒製半田手のべそうめんを温麺にして食べます。ただ麺つゆは白石興産のもの。食べ終わっても荷物はまだ来ないので、uccのブレンドコーヒーも飲みます。そして飲み終わる前に荷物が届きました。

 正午過ぎに出発することができました。行き先は矢並湿地。10月7日の朝日新聞の記事で、10〜12日の3日間、年に1回の一般公開が行われることを知ったのでした。一番の目的はミカワシオガマです。記事では、ラムサール条約の登録地指定を目指す中で、日本湿地学会長が6日に視察をし、湿地の規模が「やや小さい」として、「単独よりは湿地群での登録を目指したほうが得策」などと述べたという内容でした。

 ただ場所を知らず、ネット検索してみると、豊田市の公式サイトに湿地公開情報とともに地図が載っていました。これなら一人でも行けそうです。カーナビに目的地をセットして出発します。

 コスモ石油で給油してから音羽蒲郡ICへ向かいます。インター手前に、音羽蒲郡〜岡崎間4km渋滞の表示がありますが、国道1号もそこそこ混んでいるので、高速に入ることにします。しばらくは順調でしたが、岡崎インター付近でのろのろ運転になりました。でも大したことはなく、それほど時間のロスにはなりませんでした。東海環状自動車道に入り、豊田松平ICで降ります。料金は通常1,050円のところほぼ半額の550円。9月20日から土日祝日の昼間(9時〜17時)も100km以下なら「休日昼間割引」として、来年9月末までの予定で割引が実施されているのです。

 カーナビに従い、目的地の駐車場に向かうと他にも車が向かいます。そして駐車場に着くと、一番近い駐車場は満車で先に進むように促されます。左折して、一つ上の駐車場に駐車します。

 ここから下の駐車場へ下り受付を済まして道路を横断し、普段は施錠されていると思われるフェンスの入口を通り、湿地へ下っていきます。雨後で滑りやすい感じです。人は結構いますが、年1回の公開ということで、カメラを持った植物好きだけでなく、花の名前をあまり知らない一般の豊田市民も多く訪れているようです。歩道がありますが、写真を撮るために一歩二歩と歩道より先に踏み跡があちこちについています。踏み跡があれば、さらにたくさんの人がそこを踏みます。年に3日だけの公開でもこの有り様なので、年中公開したら大変な惨状となることは想像に難くありません。そう思うと通常は非公開で仕方ないのかもしれません。つい先日の10月4日にも豊田市でシラヒゲソウが盗掘された事件がありました。

 湿地を散策していると聞き覚えのある声が。何ヶ月か前にも北山湿地でばったり会ったN氏です。しばらく話し、N氏は先に次の目的地へ行きました。どこかのお祭りに行くそうです。私はまだ撮り足らないので、ミカワシオガマを中心に枚数を稼ぎます。

 その後は、近くにあったらしい展望台方面へ行きます。御嶽神社の石像や祠はあちこちにありましたが、三角点は見つけられませんでした。風が出てきたようで、目に何かが入ります。車に戻って見ると、左目が真っ赤になっていました。違和感がありますが、異物は取れないのでそのままにしておきます。

 さて、これからどうしようか考えます。本当は、朝に湿地に行って、午後に村積山にでも登ろうかと考えていましたが、午後の出発です。でも、まだ暗くなるまでには時間があります。目の赤いのも気になりますが、登山口の下見だけでもいいと思い、とりあえず村積山の登山口方面を目指すことにします。

 北斗台という住宅地の中ではこれが登山口へ向かう道かと違和感を覚えますが、カーナビに従えば多少変な道を通っても間違いはありません。最後の左折地点から先は突然かなり急な登りとなりますが、舗装されているので、スリップもせず、ぐんぐん高度を上げていくことができます。そして池の手前で車止めがあり、その脇に駐車場とトイレがありました。驚いたのは駐車車両が多いこと。一瞬、団体で登山しているのかとも思いましたが、そういえば池があるのだから、釣り客だろうと気づきました。

 林道を少し上がると池があり、案の定釣り客があちこちにいました。私は舗装道を登っていきます。苔むした急坂で滑りそうなので注意しながら登ります。道路脇にはメナモミが目立ちます。しばらく行くと分岐がありました。直進しても展望台へ行けますが、右折すると山道になって展望台へ短時間で行けるようです。後方に自転車で苦労して登ってくる人をちらっと見ました。



林道と山道の分岐点

 夕方だからというのもあるのか、暗い山道を上がると正面に鳥居が見えるようになり、石段になります。そして鳥居をくぐると神社の祠があります。裏に回ると石段があり、さらに参拝できるようになっています。この村積神社は、真福寺(しんぷくじ)の奥の院として村積大明神が祭られているそうです。

 さて、この先の登山道はどこだろうと周りを見て左に少し行こうとすると右に単独の男性を見かけましたが、彼は右の方へ向かいました。一旦左に向かいかけますが、ひょっとしてここが村積山の頂上か、と地形図を取り出して見ます。するとやはり山頂には鳥居マークがありました。ならば三角点もどこかにあるはずです。祠の回りを周回できる道があるようです。戻って右の方に行ってみます。



真っ赤な鳥居が見えてきた



鳥居の先にも石段が

 そして一段高い場所に登ってみます。この辺りが最高地点のようです。蜘蛛の巣も少しありますが、誰かが取り付けた山頂の看板が目に入りました。しかし、三角点は見当たりません。少し先まで行き、あきらめて戻りかけます。すると少し低い位置に三角点を見つけました。最高地点より30〜50cmほど低いでしょうか。「大切にしましょう三角点」などと書かれた杭はありません。それだけに目立たない三角点を見つけることができて嬉しい気持ちです。



最高地点付近に取り付けられたプレート



四等三角点「村積山」

 さて、心置きなく左方向にある展望台へ向かいます。展望台に上がると町並みが見えます。下方は木々が繁っていて見えませんが、ある程度より遠くはよく見えます。この展望台は、岡崎市の地域防災無線村積山中継所にもなっているようです。



展望台からの空



展望台からの展望

 さて、下山にかかります。登ってきた道を引き返すのは芸がないので、展望台から西に下る道を選びます。念のため、コンパスで方角を確認します。道は階段から石畳となります。いずれもしっかりした道です。



展望台からの下り



石畳になる

 送電線鉄塔の脇を過ぎると林道に降り立ちます。ここを左に行けば、往路に合流するでしょう。林道脇にはエノコログサの仲間が夕日に輝き、少数のコスモスも寂しく咲いていました。単独の男性とすれ違いますが、散歩でしょうか。



林道に降り立ったところにある道標



林道脇の空き地に生えるエノコログサの仲間

 花の写真を撮りながら、それでもほどなく池を過ぎ、駐車場に戻ります。ここでも単独の男性が歩いていました。荷物もないのでやはり散歩でしょう。麓の住人の格好の散歩コースになっているようです。



落ち葉と苔の舗装林道



奥山田池

 帰路は、下道で本宿あたりまで国道に出ずに裏道を走ってみました。

 見かけた植物
 メナモミ、スズカアザミ、キンミズヒキ、ツユクサ、キツネノマゴ、チヂミザサ、ガンクビソウ?、ベニバナボロギク、アイノコセンダングサ、セイタカアワダチソウ、イヌタデ、コスモス


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【村積山が紹介されている書籍】

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  今回と同じ方向から登り、龍渓院方面へ下るルートが紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  今回と同じ方向から登り、龍渓院方面へ下るルートが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  龍渓院からの周回ルートが紹介されています。「三河富士」の写真も載っています。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  龍渓院方面からの山行記録が紹介されています。3枚のカラー写真も載っています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  「村積山」、「村積山の展望台」の項があります。

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