ホンドザル（ニホンザル） 本土猿（日本猿） Macaca fuscata fuscata (Blyth, 1875) 哺乳綱 霊長目 直鼻猿亜目 オナガザル科 オナガザル亜科 マカク属
東三河 本宮山 2009.1.31
本宮山に長山登山道から登り、下りは林道本宮山線を歩いて登山口に戻ってくると、ちょうど登山口のあたりに動物の影が見えます。ひょっとして猿？、と思いましたが、まさか登山口なんかにはいないだろうから、猫かな、と思いながら近づいていきます。
ところがやはりそれは紛れも無い野猿でした。そして１頭ではなく、周辺の畑に集団がいました。さらに車道を挟んで反対側にも。横断しようとして私の存在に気づき、鳴き声を上げて引き返したりしています。小猿を背中に背負ったのもいます。近くに畑の所有者でしょうか、男性がいたので、ちょっと話をすると、ミカンを食べているのだとか。山の中にいるだけなら問題ないでしょうが、畑を荒らされてはたまりません。長山登山道の途中には、「野猿坂」と名づけられた場所もありますが、私は今まで本宮山で猿を見たことがありませんでした。それがまさか登山口で集団を見かけるとは。
１枚目の写真には３頭が確認できますが、右の１頭はみかんを食べているようです。写真ではほとんどわかりませんが、中央の猿もみかんを持っています。２枚目は民家の物置か何かの上でみかんの皮を剥いているのでしょうか。
猿自体は、それまでにも見かけたことがありました。例えば、奥三河の鳳来寺山に登ったときなど。
屋久島の猿はヤクシマザル（ヤクザル）として、亜種になっています。また、本州、四国、九州に生息するホンドザルと合わせて、一般的にはニホンザルと呼ばれています。
