本宮山 長山登山道と林道歩き

 朝起きたら晴れていたので、約2年ぶりに本宮山に登りました。往路と復路は別ルートにしたので、バリエーションに富んだ植物などを見ることができました。
【山 名】本宮山(ほんぐうさん、ほんぐうざん)(三河富士、三河本宮山、砥鹿山、本茂山、穂の山、穂山、鬼見山、大深山)
【三角点】789.16m 一等三角点 点名:三本宮山(みかわほんぐうさん) 明治13年選点 平成9年7月21日更新
      所在地:愛知県豊川市大字上長山字本宮下1番地の9
     309.24m 四等三角点 点名:東上(とうじょう) 平成15年8月11日新設
      所在地:愛知県豊川市大字東上字本宮山1番37
【山 域】三河山地(美濃三河高原) 本宮山県立自然公園
【水 系】豊川水系・矢作川上流男川水系
【所在地】愛知県豊川市新城市岡崎市
【山行日】2009年1月31日(土曜日)
【行  程】長山登山口から
  自宅 ==(12.2km)== ウォーキングセンター駐車場 ---- 椎木坂(六丁目)---- 鶯峠 ---- 林道へ --
  9:30                      9:59 - 10:01                10:19           10:27      10:41
  -- 陽向滝分岐 ---- 天狗岩 ---- 乙女前神社分岐 ---- 登山道合流点 ---- 登山道へ ---- 水場 --
      11:13          11:20           11:21              11:34           11:36       11:39
  -- 鳳来寺道分岐 ---- 砥鹿神社奥宮 ---- 本宮山 ---- 林道へ ---- 東屋 ---- 林道へ --
        11:48             12:00       12:12-12:24    12:49    13:21-13:24  13:36
  -- ウォーキングセンター駐車場 ==(7.6km)== 桜ヶ丘ミュージアム ==(4.2km)== さながわ湯 ==(5.5km)==
             14:36 - 14:41                    14:56 - 15:29                15:42-16:24
  == ヤマナカ ==(1.4km)== 自宅 (合計走行距離:30.9km)
   16:37-17:07           17:11
【山行時間】4時間35分(休憩を含む) (登り:2時間11分、下り:2時間12分)
【標高差】約700m
【人  数】1人(単独)
【天  候】晴のち曇 11℃(自宅出発時)、8℃(本宮山頂)、14℃(下山時)、12℃(帰宅時)
     1月31日新城の気象庁データ:平均気温12.0℃、最高気温14.4℃、最低気温8.0℃、
       平均風速2.3m/s、最大瞬間風速11.7m/s、最多風向:北北西、日照時間2.2h
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ) 平成7年修正測量
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%トランクス(日本製)、MILLETアタックザック、黒色ウェストバッグ、
 綿100%青色半袖Tシャツ(MADE IN AUSTRALIA)、綿100%チェック長袖シャツ(中国製)、
 TARAS BOULBA(アシックス)POLARTEC(ポリエステル100%)SERIES200フリース(山頂から東屋まで)、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、
 デジタルカメラ:KONICAMINOLTA αSweet DIGITAL(首に下げて歩く)、MINOLTA DiMAGE7(途中から首に下げて歩く)
【所持飲料】伊藤園お〜いお茶 濃い味500ml(約300ml飲む)、コプロ立山山麓のおいしい水500ml(飲まず)
 前日(金曜)朝刊の天気予報では土曜も雨。ということで、金曜夜は深夜2時頃まで起きていました。ところが、土曜朝8時頃、目が覚めるとなぜか窓の外がまぶしく、青空が広がっていました。朝からこんなに天気がいいなら、どこか出かけなければ、という気持ちになります。行き先を考え、奥三河の沢沿いが頭に浮かびましたが、雨後でもあり、滑りやすいような場所はやめようと思い、ならば、どこにしようか、と思いついたのが、本宮山。最近、まともに山登りをしていないので、ちょっとした足慣らしには最適です。前回、本宮山に行ったのは、2006年12月。2年以上前です(記録)。東三河に来て、本宮山に登りだしてからこんなに間が空いたのは初めてかもしれません。その間には、遭難死亡事故もあり、捜索の依頼が会にかかりましたが、私は参加できませんでした。

 さて、久しぶりなので、ウォーキングセンター前の駐車場に車をとめて、ウォーキングセンターをのぞいてみます。本宮山の絵地図や「穂の国ウォーキングマップ 豊川市北部地区編」が置いており、1部ずついただきました。今日はやはり予報が雨だったためか、いつもより駐車車両は少ないような気がします。

 まずは登山口まで道路を歩き、鳥居から登山道となります。登山道はまだ水で濡れています。最初のうちは道の両脇にはコシダが目立ちますが、そのうちウラジロなども出てきます。

 林道本宮山線に出たところからは登山道を進まず、林道を進んでみます。以前、土砂崩れか何かがあってから、通行止めになっていたと思います。まだ車止めは設置されていますが、特に歩行者の進入禁止を強く訴えるような表示は見当たりません。

 林道沿いにはヒトツバなど、何種ものシダが生えています。誰にも会わない可能性が高いと思っていましたが、意外に何人もの人とすれ違います。乙女前神社分岐にも車止めがあり、ここには、「落石危険!!通行禁止 一宮町」の看板がありました。



林道から豊橋平野と三河湾・蔵王山方面を見る

 ここから登山道もありますが、そのまま林道を進みます。そして、長山登山道と合流し、登山道で砥鹿神社へ向かい、さらに、山頂へ行きます。標高が高くなったのもありますが、天気も曇ってきて、風も冷たく感じます。南側に回りこむと、他に単独行者が二人いました。私も腰掛け、フリースを着込んで昼食とします。今日はローソンで買った、焼豚ちゃあはんおにぎり(\135)と、十勝産小豆使用赤飯おにぎり(\120)。



乙女前神社方面からの登山道合流点「左 鳳来寺道」と読める



「砥鹿神社本宮」の鳥居をくぐる



こんな看板もあります



石段や大木が現われます



右上へ上がると砥鹿神社奥宮です



砥鹿神社奥宮への最後の石段



砥鹿神社奥宮(とがじんじゃおくみや) 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)



県道526号線(本宮山作手保永線)側にある真っ赤な鳥居



県道526号線を「砥鹿歩道橋」で渡り山頂へ



山頂から三河湾を挟んで渥美半島の山々を見る



山頂から三河湾の島々を見る

 下りはふるさと自然公園駐車場方面へ行き、県道脇の歩道を歩いて、砥鹿神社方面へ向かいます。そして来た道を戻るつもりでしたが、林道の下り口で、同じ道を下るのも芸がない、という気持ちになってしまい、林道を下ることにしました。

 東屋から先は登山道となります。そして、林道に下りるところで、今までは急な新し目の階段を下って林道に降り立っていましたが、左にも踏み跡があり、そちらに行ってみることにします。林道へ無事に下れるかどうか、わかりません。ひょっとしたら行き止まりで、引き返すことになるかもしれないと覚悟の上で進みます。なかなか下らず、林道はかなり下に見えます。それでも行き止まりにはならず、最後は木製の階段で林道に降りることができました。



この木製の階段を下りてきて林道に合流しました

 またしばらく林道歩きです。そして長山登山道と合流し、今度は往路の林道ではなく、登山道を下ります。そして、東屋で小休止。さらに下り、林道に出てからは、今度は林道を下ります。



アカガシの脇にある水場



東屋と展望



馬背岩(二六町から二七町に露出する巨岩) 岩にはステップがある



林道本宮山線を下る

 そして、最後、登山口あたりに何か動物がいるのを遠目に見ました。ひょっとして猿?、と思いましたが、まさか登山口なんかにはいないだろうから、猫かな、と思いながら近づいていきます。ところがやはりそれは紛れも無い野猿でした。そして1頭ではなく、周辺の畑に集団がいました。さらに車道を挟んで反対側にも。横断しようとして私の存在に気づき、鳴き声を上げて引き返したりしています。小猿を背中に背負ったのもいます。近くに畑の所有者でしょうか、男性がいたので、ちょっと話をすると、ミカンを食べているのだとか。山の中にいるだけなら問題ないでしょうが、畑を荒らされてはたまりません。長山登山道の途中には、「野猿坂」と名づけられた場所もありますが、私は今まで本宮山で猿を見たことがありませんでした。それがまさか登山口で集団を見かけるとは。

 さて、下山後は、本宮の湯には行かず、豊川市桜ヶ丘町の桜ヶ丘ミュージアムで開催されている、浮世絵展IIIを見に行きます。東海道を描いた歌川国貞や歌川広重らの浮世絵を無料で見ることができました。国貞の絵は、広重の東海道五十三次の絵をモチーフに美人を入れただけ、という感じで、色はしっかりのっていましたが、あまり感動はしませんでした。良かったのは、広重の「東海道五十三次之内 赤阪ノ図」(行書東海道、初刷)。よく知られた保永堂版のソテツが描かれた赤阪とは違い、松が生える東海道を描いていて旅の情緒が感じられます。また、同じく1階で無料で見られる「描かれた花 展」も鑑賞しました。こちらは特にこれは、というものはありませんでした。敢えて挙げれば、松村公嗣の「おぼろ月」(2002年)ぐらいでしょうか。そして、前回、ここを訪れたときにも見た、財賀寺所有の「木造阿弥陀如来坐像」(平安時代末期)。これはなかなか見応えがあります。

 さて、本宮の湯には行きませんでしたが、風呂は行くつもりです。行き先は、かなりご無沙汰している、「さながわ湯」。そしてヤマナカで買物をしてから帰宅しました。

 見かけた動物
 ニホンザル、キジバト(声)

 見かけた植物
 オオバノイノモトソウ、コシダ、ヒトツバ、ミツデウラボシ、ノキシノブ、シシガシラ、マメヅタ、タチシノブ、ホラシノブ、リョウメンシダ、ウラジロ、シロモジ、アオハダ、ヤマハゼ、コナラ、リョウブ、アカメガシワ、ヤブツバキ、イヌツゲ、アセビ、ヒサカキ、ヒイラギ、ウラジロガシ、アカガシ、ネズミモチ、ソヨゴ、アラカシ、アカマツ、モミ、ヒノキ、スギ、ミヤマシキミ、マンリョウ、センリョウ(植栽)、ヤブコウジ、イズセンリョウ、ヒメユズリハ、ムベ、テイカカズラ、コアジサイ、フユイチゴ、ススキ、マツカゼソウ


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【本宮山が紹介されている主な書籍など】

『本宮山 登山ガイド』(本宮山国民休養地運営協議会)
  長山登山道は、「一宮町コース」として紹介されています。

『広報とよかわ』2007年1月1日号
  「特集・本宮山〜その魅力をたずねて〜」として4ページにわたり長山登山道を中心に紹介されています。

『穂の国ウォーキングマップ<豊川市北部地区編>』(豊川市商工観光課)
  「コースA」として長山登山道が紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  長山登山道とくらがり渓谷のルートが紹介されています。

『ROKIN RADER 71号』(愛知労働金庫)1999年2月号
  ウォーキングセンターなどの紹介があります。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  本宿駅から長山駅までのルートの紹介があります。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  長山登山道は、「表登山道」として紹介されています。

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