シデコブシ(ヒメコブシ)
 Magnolia stellata (Siebold et Zucc.) Maxim. ; M. tomentosa Thunb. モクレン科 モクレン属


花 渥美 藤七原湿地にて 2005.4.9

 環境庁レッドデータブックの絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に指定されており、岐阜・愛知・三重の湿地にしか自生しておらず、周伊勢湾要素植物のひとつです。2005年の愛知万博会場予定地である海上(かいしょ)の森で、1998年に3本が根元から切断されるなどの事件がありました。

 最初に見たのは1995年4月2日、豊鉄沿線春のハイキング大会に友人と一緒に参加したときです。たぶん黒河湿地だったと思いますが、記憶が定かではありません。2004年4月11日に藤七原湿地に行ったときは、既に時期が遅く、ほとんど見つけられず、2周目にようやく2輪を見たのみでした。そして翌年の2005年は寒い日が続き、前年よりは桜の開花も遅く、シデコブシもまだ咲いているだろうと出かけてみると、満開あるいはわずかに散り始め程度でした。

 渥美半島の自生地には他に椛(なぐさ)がありますが、ここへは、ショウジョウバカマの咲く2002年3月3日に訪れました。シデコブシの蕾はネコヤナギのような毛に覆われていました。また、場所は道標も少なく、自生地の目と鼻の先にいても、群落がどこにあるのかわからず犬連れで散歩をしている人に尋ねたぐらいでした。

 シデコブシは東三河地方では庭木としてもよく見かけます。

Wander!花・植物衣笠山

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