カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)は目立ちますが、このスズメノエンドウは色も薄く、とても小さい花で目立ちません。カラスノエンドウよりも小さいのでスズメノエンドウの名があります。 スズメノエンドウ 雀野豌豆 Vicia hirsuta (L.) S.F. Gray 双子葉植物綱 マメ目 マメ科 ソラマメ属
花 豊橋市牛川町 2011.4.10
葉の先端は分枝する巻きひげとなり、他に巻きつくことがあります。1枚目の写真左にはピントは合っていませんが、他の植物の葉に巻きついているのが見えます。
総状花序には3〜7個の花をつけますが、4個の花をつけることが多いようで、2枚目の写真は4個の花がついています。ただ、他の写真は同じ個体ですが、花は3個しか見られません。
種小名の、"hirsuta" は、「粗毛ある、剛毛ある、多毛の」という意味です。これは果実の毛に由来するのでしょうか。カスマグサの果実は無毛です。属名の、"Vicia" は、「巻きつく」の意があるようです。
『日本の野生植物 草本』II 離弁花類(平凡社)によると、分布は、「本州〜琉球,ユーラシアとアフリカ北部の暖温帯」となっています。
スズメノエンドウの花は白紫色で、カラスノエンドウは紅紫色、カスマグサは淡青紫色の花を咲かせます。
『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)には、「見分け方講座」として、カスマグサとスズメノエンドウの、花と豆果(とうか)の、イラストと解説があります。
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