ツクシハギ 筑紫萩
 Lespedeza homolobaNakai
 マメ科 マメ亜科 ヌスビトハギ連 ハギ属 ヤマハギ節
 

花・葉 弓張山脈 2005.10.23

 ハギ属は、見わけにくいようで、図鑑やネットで、可能な限り調べてみました。そして一番可能性が高いと自分ながら判断したのがヤマハギでしたが、「このきなんのき」で質問すると、ツクシハギの可能性が高い、と言われ、またそこで紹介された、http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1995collection2/tenji_shokubutsu_16.htmlで、よく調べてみると、やはりツクシハギの方が可能性が高いと判断しました。

 以下は他のハギとの簡単な比較です。

 ヤハズソウ、ネコハギ、メドハギ等:花の大きさが小さいので除外。現在は別属あるいは別節として分類されている。
 キハギ:花の色が淡黄色あるいは白なので除外
 ケハギ、サツマハギ等:分布域外なので除外
 ミヤギノハギ:栽培品なので除外
 マルバハギ、ニシキハギ:萼裂片の先端が尖るというので除外
 ヤマハギ:可能性は捨て切れませんが、旗弁の基部が次第に細まっているらしいので一応除外

 その他、ツクシハギの特徴としては、翼弁より長い竜骨弁(特にその付け根)が白っぽい。翼弁は明るい紅紫色。旗弁はふつう竜骨弁より短い。キハギに次ぎ木質化がすすんでいる、等があります。

 マメ科の花冠は5枚の花弁で構成され、最も大きく立っている1枚が「旗弁(きべん)」。一番内側にある2枚を「竜骨弁」と呼びます。特にマメ亜科ではこの2枚の下部が接着または合着して舟形になることもあり、また、開花して下方に位置することが多いことから「舟弁」とも言います。両側にある2枚を「翼弁(側弁)」を呼びます。

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