アマドコロ 甘野老 Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. pluriflorum (Miq.) Ohwi スズラン科(ユリ科) アマドコロ属
東三河 宮路山 2005.5.1
東三河 宮路山 2004.5.15宮路山で2003年に最初に見て、2004年にそれが本当にアマドコロだったのか、確認するのを目的に出かけました。
出かける前に図鑑で特徴を記憶し、探しながら登りましたが、なかなか見つからず、それでもとあきらめずに探していたらある場所にかたまっていくつか生えていました。
花は終わり頃で、精彩はありませんでしたが、同定はできました。可能性としては去年吉祥山で見たミヤマナルコユリではないかと思っていたのですが、花柄は斜上せず、1〜2個が垂れ下がっていました。葉も卵形ではなく幅広で長いので違うことがはっきりしました。茎には稜角があるから、ナルコユリでもない。分枝もしていないのでホウチャクソウでもなく、やはりアマドコロでした。2005年には咲き始めのアマドコロを見ることができました。ただ、生えていた場所はいかにも誰かが植えたのではないかと思われるような場所で、たぶん自生ではないと思われます。宮路山ではたまにこのようなものがあり、以前にはジュウニヒトエのようなものも見かけました。
和名の由来は、ヤマイモ科のトコロに似た地下茎があり、それが甘いからだといいます。
葉に斑が入っているフイリアマドコロは、観賞用として庭先で栽培されていたりします。
参考:『街でよく見かける 雑草や野草がよーくわかる本』(秀和システム)
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