鳳来寺山 夕暮れの紅葉

 午後から出かけ、日没後に下山しました。



山際の夕焼け

【山 名】鳳来寺山(桐生山・霧生山・烟巖山) 瑠璃山 695m
    (「烟巖山」の名称は『愛知県地誌 東三河ノ部 壱』(南設楽郡長篠学校 明治34年発行)より)
【三角点】三等 684.18m 点名:瑠璃山 所在地:愛知県南設楽郡鳳来町大字門谷字鳳来山8番
【山 域】奥三河(設楽山地) 天竜奥三河国定公園
【水 系】豊川水系
【所在地】愛知県新城市(しんしろし)門谷(かどや)鳳来寺(ほうらいじ)
【山行日】2013年11月16日(土曜日・大安)
【行  程】鳳来寺山パークウェイ駐車場から
  豊川(11:54) ==(3.1km)== 古時計(昼食)(12:47) ==(35.7km)==(13:46)鳳来寺山パークウェイ駐車場(13:53)--
  -- 東照宮 ----(14:40)鷹打場 ----(15:34)鳳来寺山 ---- 瑠璃岩 ---- 鳳来寺山 ----(16:00)奥之院 --
  -- 鳳来寺 ----(17:00)鳳来寺山パークウェイ駐車場(17:04)==(6.6km)==(17:22)ゆ〜ゆ〜ありいな(19:16)==
  ==(18.3km)==(19:41)バロー(20:06)==(18.3km)==(20:33)豊川(合計走行距離:82.0km)
【山行時間】3時間7分
【標高差】約215m
【人  数】2人
【天  候】晴 15℃(自宅出発時)、13℃(登山開始時)、9℃(温泉到着時、バロー)、8℃(帰宅時)
     11月16日16時新城の気象庁データ:気温15.3℃、風速1.8m/s、風向:南西
【地形図】1:25,000 三河大野(みかわおおの)  平成11年部分修正測量
【スタイル】SIRIO 登山靴 46ATL 27.0(中国製)(2012.07.14 モンタニアで購入)、厚手ショートソックス、
 Marmot ベトナム製長ズボン 撥水・ストレッチ \12,600(2013.06.22 ゼビオで購入)、
 布ベルト Gevaert ゲバルト Wリングマートンライン グレー&黒 吉田株式会社 日本製 2,415円、
 ユニクロ綿100%グレートランクス(中国製)、EddieBauer中国製半袖ボーダーTシャツ(綿100%)、
 ユニクロ綿100%シャンブレーインディゴ染め青色長袖シャツ(中国製、\1990、M)、
 紺色ウェストバッグ GULL WING、MILLETアタックザック、眼鏡、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:Canon PowerShot SX50 HS、SONY α350+2.8/100 MACRO(共に首に提げて歩く)
【所持飲料】伊藤園 プランテーション パインティー 500ml、
      KIRIN 食膳茶 すっきり烏龍茶 500ml(飲まず)、AQUARIUS ZERO 500ml(飲まず)
 前日の金曜日は雨でしたが、土曜日は好天です。出かけないわけには行きません。でも土曜日の午前中はテレビの修理があり、午後になってからの出発となりました。時間がないので、鳳来寺山パークウェイを登り、有料駐車場から歩くことにします。もちろん紅葉を期待していますが、事前に確認はしていないため、紅葉の具合は全くわかりません。さて、どうなることか。

 昼食は、豊川の喫茶店、古時計で済ませます。意外と出てくるまでに時間がかかったのと隣のタバコが臭うので、食後のコーヒーはあきらめます。

 それからなので、さすがに紅葉時期でも渋滞はありません。長篠で左折し、しばらく進み右折してパークウェイに入ります。以前は有料道路でしたが、今は駐車場が有料なだけです。

 左折して駐車場に入るときに500円を支払います。誘導に従い、駐車します。靴を履き替え、出発します。出店の間を通り抜け、植栽されたモミジの紅葉を見て東照宮へ。その脇から登山道となります。



ハイクマップ





駐車場からの舗装路沿いの紅葉は始まったばかり、という感じです





見上げる





西方を見る 左奥のピークは千寿ヶ峰か





西方の門谷方面を見下ろす





鏡岩方面





石段





石段と石垣





東照宮社務所脇





東照宮拝殿





本殿(左奥)と拝殿(右手前)





本殿





本殿を脇の登山道から見る





本殿を真横から見る





鷹打場への道標





鷹打ち場展望台への看板

 前日は雨だったため、木の階段などは湿って滑りやすくなっています。1ヶ所穴も空いていました。下山してくる人はそこそこいます。

 鷹打場に寄ると休憩しているグループが2つほどいました。引き返し、天狗岩へ向かいます。その東屋は脇を通り過ぎ、先を急ぎます。紅葉はコアブラツツジの赤さが目立ちます。元々それほど紅葉する木は多くありませんが、紅葉時期としてはぴったりでしょう。



鷹打場





展望





「巫女石と高座石」看板





「文部省」石柱





紅葉の道





岩の露出した道





緑の葉から落ち葉まで





赤、黄、緑





木の階段





緑の中の紅葉





色づいた木々の中を行く





明るい葉

 途中、山頂から来た二人と情報交換します。ただ、相手は登山者じゃなく、何も持たずにきた人達のようで、あまり要領を得ませんでした。しかし、少し先で、山頂まで9分とありました。これでとりあえず安心しました。日暮れまでには下れるだろうと予測できます。

 鳳来寺山山頂には、誰もいません。15時半過ぎです。瑠璃岩の展望台へは行くことにします。そこで引き返し、山頂を素通りし、奥之院方面へ下ります。するとまだ登ってくる人達がいます。やはり登山者ではありません。でもまだ登っている人がいると思うと、ちょっと心強くなります。



「鳳来寺山々頂」





山頂の一画





木の階段





「瑠璃山」看板





明神山方面





岩上から檜と紅葉を見下ろす





奥之院





崩壊した奥之院





夕日があたる石塔など

 夕日が紅く、紅葉も一段と色付きます。とても美しい光です。ずっとこの光と紅葉を満喫したい気持ちはありますが、その後に日没が待っていることを知っています。急がないわけにはいきません。そして鳳来寺まで下りました。このあたりにはまだ観光客が何人もいます。既に日は山陰に沈み、わずかな明るさが空に残っているだけです。



夕日と木々





夕方の稜線上





木の間越しの夕陽





枝と山並み





コアブラツツジの紅葉と常緑の葉





火灯窓(かとうまど)





夕陽と松





古堂





石段途中にあるお堂





石段途中にあるお堂の屋根は荒れ放題





鳳来寺本堂





夕焼け空





鳳来寺本堂と鏡岩





「鳳来寺山もみじまつり」の幟





鏡付きの絵馬





石段と石垣

 駐車場に戻るともう出店は閉まっています。元々建物のある店はそろそろ店じまいの支度をしているような感じです。

 駐車場の出口は自動の開閉式になっています。パークウェイを湯谷温泉方面へ下ります。もう暗いです。ヘッドライトを遠目にして、さらにフォグランプを付けると視界が明るくなり、走りやすいです。そしてゆ〜ゆ〜ありいなで温泉に入ります。さらに、そこで夕食とします。少しだけついていたふきみそが美味しかったので、それを300円で買います。



JR飯田線湯谷踏切

 新城のバローに寄ってから帰宅しました。

 見かけた花
 コアブラツツジ(紅葉)、ヤブムラサキ(果実)、ヤクシソウ(花)、コアジサイ(黄葉)、シロモジ(黄葉)、ホソバシャクナゲ、ヒノキ、スギ、アカマツ、マメヅタ


【鳳来寺山が紹介されている主な書籍など】

『名古屋近郊いで湯の山旅』(七賢出版)1995年11月7日第1刷発行
  三河大野から湯谷温泉へのルートが紹介されています。湯谷温泉の案内もあります。
  こちらで購入できます→amazon.co.jp『名古屋近郊いで湯の山旅』 楽天ブックス『名古屋近郊いで湯の山旅』

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  表参道および三河大野からのルートが紹介されています。行者越の岩場推薦の言葉もある。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  三河大野駅から鷹打場経由表参道へのルートが紹介されています。表紙カバー写真は鷹打場。

『東海自然歩道日帰りハイキング2奥三河−鈴鹿峠』(山と溪谷社)1996年4月20日初版第1刷発行
  三河大野駅から鷹打場経由表参道へのルートが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  表参道から鷹打場経由三河大野駅へのルートが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  三河大野駅から鷹打場経由表参道へのルートが紹介されています。

『アルペンガイド13名古屋周辺ワンデイ・ハイク』(山と溪谷社)1985年3月発行
  表参道から鷹打場経由三河大野へのルートが紹介されています。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  表参道から鷹打場経由湯谷温泉へのルートが紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  伝説、歴史上の話が書かれている。

『27登山・ハイキング東海自然歩道2秋葉山〜関ヶ原』(日地出版)1997年版

『東三河の山 宇連山・棚山・鳳来寺山』(東三河山ぽ会)2004年3月28日第1刷発行
  鳳来寺山のルートは14紹介されていますが、三河大野からのルートは紹介されていません。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  表参道からのルートが紹介されています。東屋のあった頃の鷹打場の写真があります。

『日本列島花maps mini 静岡・愛知・三重』(北隆館)平成5年12月20日発行
  表参道からのルートと共にホソバシャクナゲなどの花が紹介されています。

『鳳来町誌 鳳来寺山編(鳳来町)平成17年3月31日発行
  鳳来寺旧本堂の写真があります。鳳来寺について詳しい記述あり。

『日本の山1000』 (山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  門谷から鳳来寺山を撮った写真があります。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷

『新・花の百名山』(文春文庫)1997年8月5日第8刷
  赤城山(クサタチバナ)のページに鳳来寺山の名が出てきます。
  こちらで購入できます→amazon.co.jp『『新・花の百名山』 楽天ブックス『新・花の百名山』

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