伊吹山頂 9月の花

 自然観察会の会員日帰り研修で出かけました。下山後は醒ヶ井の地蔵川と枝折の天神水へ。
【山 名】伊吹山(いぶきやま)
    (息吹山、伊夫岐山、夷服山、胆吹山、五十葺山、伊服岐山、膽吹山、異吹山、伊福山、伊富貴山)
【三角点】1377.31m 一等 点名:伊吹山 所在地:滋賀県米原市大字上野字伊吹山1855番地(俗称 道上)
     明治17年選点、管理者:気象庁 彦根地方気象台
【山 域】伊吹山地 琵琶湖国定公園・伊吹県立自然公園
【天然記念物】伊吹山頂草原植物群落(国指定) 2003年7月25日文部科学省指定
【水 系】淀川上流姉川水系・淀川上流天野川水系・揖斐川側上流牧田川水系・揖斐川側上流粕川水系
【所在地】岐阜県揖斐郡揖斐川町春日川合(かすがかわい)・
     滋賀県米原市大久保(おおくぼ)・上野(うえの)・藤川(ふじかわ)
【山行日】2008年9月7日(日曜日)
【行  程】山頂駐車場から周回(西遊歩道コース〜東遊歩道コース)
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名高速道路・名神高速道路)== 関ヶ原IC ==
  ==(R365・伊吹山ドライブウェイ)== 山頂駐車場 --(西遊歩道コース)-- 山頂(昼食)--
  --(東遊歩道コース)--山頂駐車場 ==(伊吹山ドライブウェイ・R365・R21)== 醒ヶ井駅駐車場 --
  -- 地蔵川散策 ---- 醒ヶ井駅駐車場 ==== 天神水 ==(R21・R365)== 関ヶ原IC ==
  ==(東名高速道路・名神高速道路)== 音羽蒲郡IC ==(R1)== 豊川
【標高差】約130m
【人 数】7人(男4人、女3人)
【天  候】曇
     9月7日関ケ原の気象庁データ:平均気温25.6℃、最高気温31.0℃、最低気温21.7℃、日照時間7.4h、
      平均風速0.8m/s、最大風速2m/s、最大風速時の風向:西、最多風向:西
【地形図】1:25,000 美束(みつか)、関ヶ原(せきがはら) (所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、ウェストバッグ、
 MILLETアタックザック、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)、KONICAMINOLTA αSweet DIGITAL(首に下げて歩く)
【所持飲料】Asahi 贅沢ブレンド十六茶 七福豆 490ml、水道水500ml 他
 Aさんの車とHさんの車で出発します。私はHさんの車の助手席。2台ともETC搭載車なので、スムーズにインターを通過。まわりの車を見てもほとんどがETCレーンへ行きます。もうかなりの搭載率になっているのでしょう。

 養老サービスエリアで休憩し、関ヶ原インターで下ります。伊吹山ドライブウェイで登っていきますが、前に観光バスがいて、スピードは上がりません。Hさんが、路線バスは道を譲るが観光バスは譲らない、と言っていましたが、その通りです。

 途中の水場で味噌汁、コーヒー用の水を給水し、駐車場へ。少し朝早いとはいえ、かなりがらがらです。9月に入って一服したのか、天気予報が今一だったためか。確か滋賀県に雷注意報が出ていたと思います。車で登っていく途中からも、山頂付近はガスに覆われたりしていました。

 歩き出す頃は、ガスがはれ、曇になりました。西遊歩道から登ります。サラシナショウマは盛りを過ぎたようで、少し残念です。テンニンソウとコイブキアザミが目立ちましたが、コイブキアザミは、蕾も多く見かけました。今日の収穫は、オオヒナノウスツボを初めて見ることができたことです。この花は前回伊吹山に来たとき(記録)に買った『伊吹山自然観察ガイド』で予め見ていて、楽しみの1つにしていた花です。綺麗に咲いていた株は遊歩道から少し奥で写真を撮るにはあまりいい条件ではありませんでしたが、遊歩道に近い株で花をじっくり見て、花のつくりを観察しました。なかなかおもしろい花をしていました。

 山頂に出て、売店などがある辺りに来ると風が強く吹いています。北側からの風で、昼食はちょっとした木々の生えている南側にしました。ここだけはそれほど風はあたりません。



昼食休憩場所から西方向を見る テンニンソウ群落も見えます

 下りは東遊歩道。Hさんが山頂付近に気になるマツムシソウがあるというので、寄ります。ロープで囲われた中にだけあって、いかにも園芸種っぽい感じがしますがどうなのでしょう。東遊歩道沿いではミツモトソウなどが見られました。



もう薄が見られました

 下山後は醒ヶ井の地蔵川へ。ここでバイカモを見るのは二度目ですが、オハツキイチョウ(御葉附銀杏)を見たのは初めてでした。ただ、地面に落ちているちょっと変形した葉を見たのみで、葉についた果実を見ることはできませんでした。



地蔵川沿いにある一等水準点

 Hさんが行ったことがあるという天神水へも行ってみることにしました。枝折川の源流となっているようで、狭い道路を抜けていくと駐車場がありました。そして地元の子供たちも遊びに来たりしていました。ハリヨ生息地にもなっているようですが、残念ながら見つけることはできませんでした。

 見かけた植物
 オオヒナノウスツボ、イブキトリカブト、シオガマギク、イブキアザミ、コイブキアザミ、タムラソウ、サラシナショウマ、テンニンソウ、ヤマハッカ、ルリトラノオ、ハクサンフウロ、イブキフウロ、クルマバナ、コウゾリナ、クサフジ、ソバナ、クサボタン、リンドウ、アキノキリンソウ、ノダケ、オオハナウド、ニセイブキゼリ、イブキボウフウ、アケボノソウ、ミゾソバ、ゴマナ、ミツモトソウ、キンミズヒキ、オオバコ、イブキコゴメグサ?


拍手する

 【伊吹山が紹介されている主な書籍等】

中高年のための登山学 登山道で出会える花』(日本放送出版協会)1998年6月16日第1刷発行
  今回と同じルートで花の紹介があります。

『8月下旬から10月に見られる 伊吹山お花畑植物ガイド』(滋賀自然環境保全・学習ネットワーク「伊吹山自然観察会」)2005.6.01 3刷
  該当時期に見られる花が紹介されています。

『中部の山々 その2』(財団法人東海財団)平成14年3月
  6ページにわたって花を中心に紹介されています。

『伊吹山ミニ事典 増補版』(名阪近鉄バス 自動車道部 関ヶ原営業所)2000年
  多くの花が紹介されています。

『日本百名山』(朝日文庫)1995年8月20日第8刷
  藤村の詩、日本武尊、織田信長、百人一首、スキー場、セメント工場などの記述があります。

『秘境・奥美濃の山旅−伊吹山から能郷白山へ−(ナカニシヤ出版)昭和58年9月1日五版発行
  伊吹山山頂から北尾根へのルートが紹介されています。写真も複数あります。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  2ページ以上にわたって紹介されています。

Wander!地域別季節順

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送