オオヒナノウスツボ 大雛の臼壺
Scrophularia kakudensis Franch.
ゴマノハグサ科 ゴマノハグサ亜科 ゴマノハグサ連 ゴマノハグサ属


花 近江 伊吹山 2008.9.7

 2007年7月、伊吹山に来たとき(記録)に買った『伊吹山自然観察ガイド』(山と溪谷社)を、2008年9月に訪れる前に予習がてら見ていて、この名前も聞いたことのないような花を見つけ、見れたらいいなあ、と、楽しみにしていた花の1つです。そして、数は多くありませんが、いくつかの株を見ることができました。花は終わりに近いのか、それほど多くの花は咲かせていませんでした。

 遊歩道に近い場所の花を観察すると、なかなかおもしろい形をしているなと感じました。花序は円錐状で、暗紅紫色の花冠も好印象です。小花柄は太めで腺毛が生えています。

 属は、科名にもなっているゴマノハグサ属です。ゴマノハグサの花序は細長い穂状に見え、黄緑色の小さな花をつけます。ゴマノハグサ属の特徴として、花冠は壺形で、上唇は2裂、下唇は3裂します。萼は鐘形で先は5裂します。

 ゴマノハグサ科の花は両性花で5数性。雄蕊も5本が基本ですが、オオヒナノウスツボを含むゴマノハグサ属の雄蕊は4本です。これは1本が退化したためで、花冠上唇の中央基部に1個の小さな仮雄蕊があります。

 シコクヒナノウスツボと呼ばれているものはオオヒナノウスツボの変異の範囲内で区別できないとされているようです。サツキヒナノウスツボは名のように4月下旬から5月にかけて咲きます。

 ウスツボとは、「臼壺」で、花の根元が壺のように見えることからだそうです。

 『日本の野生植物 草本』III 新装版(平凡社)によると、分布は、北海道南部〜九州、朝鮮となっています。

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