イブキノエンドウ(カラスノエンドウ、コモンベッチ) 伊吹野豌豆 Vicia sepium L. マメ科 マメ亜科 ソラマメ連 ソラマメ属
花 伊吹山 2006.6.24伊吹山に登ったときに、自然観察員らしき方々にクサタチバナを教えてもらったついでに、イブキノエンドウの咲いている場所も教えてもらいました。そしてそこに向かうと、立派なカメラを持った人が構えていました。私も横で写真を撮りましたが、そこだけでなく、周辺にはいくつものイブキノエンドウが咲いていました。
ヨーロッパ原産の帰化植物です。日本では、北海道と伊吹山のみに帰化しています。キバナノレンリソウもそうですが、織田信長がポルトガル人宣教師に開かせたという伊吹山の薬草園の名残の植物だと考えられているようです。
カラスノエンドウという別名があるようですが、一般的にカラスノエンドウと呼ばれるものは、ヤハズエンドウとも呼ばれる種のことです。
花はカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)よりも大きく、15mmほどあります。花は1〜2個ずつつけ、同じく伊吹山に生えるクサフジは多数つけます。イブキノエンドウの小葉は4〜7対で、クサフジは8〜13対と多いのも違います。
萼は長さ7〜8mmで、まばらに軟毛が生えています。萼裂片の先端は鋭尖頭で、最下の裂片が最も長く、2.5〜3mmあります。
参考:『6月初旬から7月中旬に見られる 伊吹山お花畑植物ガイド』(滋賀自然観察指導者連絡会「伊吹山自然観察会グループ」)、『伊吹山ミニ事典 増補版』(名阪近鉄バス 自動車道部 関ヶ原営業所 発行)、『日本の野生植物 草本』(平凡社)
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