設楽町松戸散策 設楽ダム建設予定地周辺 設楽ダム建設予定地を歩く企画の下見で松戸を周回しました。
「建設省設楽ダム調査事務所 標高440m地点」の看板 松戸から三河田口駅跡へ戻る道路脇にて
【行き先】設楽町松戸 【山 域】奥三河 【水 系】豊川本流寒狭川水系 【所在地】愛知県設楽町(したらちょう)松戸 【山行日】2012年4月28日(土曜日・仏滅) 【行 程】三河田口駅跡地から 豊川(9:19)====(9:22)サークルK(9:28)====(10:41)三河田口駅跡(10:45)----(10:53)県道33号合流-- --(10:59)松戸橋----(11:26)松戸登り口----(11:58)松戸--(車道)--(12:49)Uターン-- --(12:59)林道トッ原沢線分岐----池脇(昼食)(13:09)----(13:46)松戸浄水場----(15:01)松戸橋-- --(15:12)三河田口駅跡(15:19)====(16:05)バロー(16:41)====(17:11)豊川(合計走行距離:101.8km) 【山行時間】4時間27分 【標高差】約310m 【人 数】1人(単独) 【天 候】晴 気温:23℃(自宅出発時)、19℃(歩行開始時)、25℃(バロー)、23℃(帰宅時) 4月28日稲武の気象庁データ:平均気温16.2℃、最高気温27.3℃、最低気温7.2℃、平均風速1.1m/s、 最大瞬間風速7.3m/s、最多風向:南南西、日照時間10.5h 【地形図】1:25,000 田口(たぐち) 昭和56年修正測量 【スタイル】ハイドロテック スポーツシューズ HDRT-013 ダークブラウン(\7,245) 2010.04.10購入、 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、ショートソックス、 ユニクロ綿100%トランクス(中国製)、眼鏡、ユニクロ中国製グレー半袖Tシャツ(綿100%)、 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、緑色タオル(途中から首にかけて歩く)、 デジタルカメラ:SONY α350(首に提げて歩く) 【所持飲料】サントリー伊右衛門 ご飯がおいしいお茶500ml \125(約350ml飲む)、 い・ろ・は・す I LOHAS 長野県産りんごエキス入りナチュラルミネラルウォーター 555ml \126(飲まず)、 アクエリアス カロリーオフ500ml(飲まず)東三河山ぽ会の自然保護部に所属している私は、部長が書いた総会原稿を見て、意見を連絡したときに、一緒に、次年度は設楽ダム建設予定地の企画をしたらどうか、と提案しました。その提案に対して、実施する方向で進めることになり、企画を依頼されたのでした。ただ、近くには寒狭山(記録)がありますが、設楽ダム建設予定地からはちょっと離れているのでこれはあきらめました。そこで、設楽ダム建設予定地周辺ウォーキング企画の下見として、4月8日には、東海自然歩道を大名倉まで往復しました。ただ、これだけでは企画としては短すぎます。そこで、松戸集落を訪れることを考えました。ここは山の上にある集落で、二重山稜も見られ、ダム建設による崩壊の危険性が指摘されています。そこを訪れたら時間的には一日を有効に使えるのではないかと思いました。ただ、大名倉を往復後、松戸へどうやっていくか、大名倉への自然歩道入口付近に地形図上では破線があり、松戸集落へ延びています。ただ、きっと古い踏み跡で、ほとんど消えている踏み跡かもしれません。そこで、下見をして、このルートが使用できるかどうかを見極めるのが今回の最大の目的です。また、駐車地の候補として、三河田口駅跡地を考えています。今回は、そこに車をとめ、そこから歩いて、所要時間を測るのも目的とします。他の目的としては、この時季に見られる花を楽しむことです。
前日は、しっかり21時頃まで仕事をしていたので、翌日は遅めの出発です。近くのサークルKに寄り、昼食などを買います。「い・ろ・は・す」にりんごエキス入りが発売されていたり、「伊右衛門」の新商品が発売されていたりして、試しに買ってしまいます。
清崎からは、旧田口鉄道の線路跡を走ります。ゴールデンウィークなのに過去2回よりも車はあまり走っていないようです。釣りのシーズンから外れているのでしょうか。それでもトンネルは真っ暗で対向車が来ないか気をつけながら走ります。ヘッドライトも上向きにします。日差しも強くなってきたせいか、トンネルに入ったすぐはヘッドライトをつけても目が慣れるまではほとんど何も見えない状態です。
旧三河田口駅に駐車します。2011年8月21日までは駅舎が残っていたそうですが、大雨で崩れてしまったそうです。残念ながら私はその駅舎を見ることはありませんでした。私が初めて訪れたときは、そこが三河田口駅だったことも知りませんでした。朝日新聞で崩れた駅舎の写真を見て、今でもあるか確認したくなりました。でも確認したのは、車に戻ってきたとき。出発時は、駅舎のことはほとんど頭にありませんでした。サークルKで購入した伊藤園のスタイルワン麦茶(\98)を一口飲んで出発します。
最初からTシャツ1枚で歩きます。県道に出てから橋のある分岐までは少しです。県道が崩れて通行止めになっているので、通行量は通常よりも少ないのかもしれません。道路脇にはカキドオシなどがたくさん咲いています。
松戸橋バス停の左は松戸橋、正面は通行止めの県道33号線、右奥へは県道432号線(稲武方面)松戸橋を渡り、まずは右へ進みます。「町道56号 椹尾裏谷線」です。松戸クリーンセンターを過ぎて、左を見ていきます。松戸へ上がる踏み跡があるかどうかがポイントです。コンパスと地形図も出し、地形図上の破線の位置がどこかを確認しながら進みます。そして、沢のあるところを左に見ます。でも踏み跡らしいものはありません。それどころか、強引に上がることもできなさそうな感じです。仕方なく、そのまま進みます。もう右に東海自然歩道の入口が見え、車が1台とまっていました。大名倉方面へ誰かが歩いているのでしょう。
「松戸橋」
「寒狭川」
東海自然歩道になっています
「東海自然歩道」道標
大名倉と松戸橋間の道標
松戸クリーンセンター脇にある「立木トラストの山」の看板そして、左に踏み跡がありました。でも今にも崩れそうなぐらい不安定な取り付きです。カメラが首から下がってぶらぶらして、バランスを崩したらまずいと思い、肩を通してカメラがぶらぶらしないようにします。そして取り付きます。
雨上がりでもあり、不安定な斜面を崩さないように細心の注意を払いながら登ります。少し上がれば、それほど不安定ではありません。踏み跡もあります。ただ、分岐のようになっている場所もありますが、メインと思われる踏み跡を選びながら登っていきます。上へ行けば行くほど、踏み跡ははっきりしてきます。
沢を横断してからは、さらに踏み跡ははっきりし、堀割状になっていて、古くから利用されていた道だったことがよくわかります。炭焼き窯跡らしきものもありました。
この穴は?
木材運搬用に使われたワイヤー? 遠方の山は寒狭山か?
堀割状の踏み跡最後は、斜面を強引に上がり、松戸集落の車道に出ます。そして、右へ舗装された車道を歩きます。正午のチャイムが集落に鳴ります。私はもう少し歩いてから昼にするつもりです。
松戸集落の車道に出た付近舗装道路は、私の持っている古い地形図には載っていません。破線が載っていますが、それとはずれているようです。三角点や神社のマークがありますが、結局いずれもわからず、道路は斜面を下っていくようになったので、途中で引き返すことにしました。
林道の分岐まで戻り、ここを右折します。林道トッ原沢線となっています。右下には沢の源流なのか、流れの淀んだ小さな池のようになっている場所がありました。その近くに腰を下ろし、昼食とします。「ばくだんむすび(味付玉子)」(\260-セール値引\110、360kcal)はおむすびの中にゆで卵がまるまる一つ入っていて、びっくりです。
池ここから集落の方へ戻る未舗装の林道があったので、そこを戻ることにします。ここは雰囲気のいい林道です。今はもう林道としてはほとんど使われていないような感じです。
最後は松戸浄水場があり、民家に出ました。民家の外に人がいましたので、挨拶し、少し話します。氏神様まで行ったかと聞かれました。神社マークのところのことでしょうか。正面に見える山の名前も教えてもらいました。大きいのが大鈴山で、右が鹿島山とのこと。大鈴山は納得ですが、鹿島山がとても小さく見えます。でも帰宅後、確認すると、それぐらいの位置でしたので、間違いないでしょう。裏谷という名前も聞きました。地形図に載っている椹尾谷のことのようです。後で道路の表示を見ると、裏谷の名も書いてありました。
大鈴山方面を見る集落の中の舗装道路を下っていきます。そしてそのまま二重山稜の右側の尾根上を行きます。他にも人がいましたが、男性は農作業中です。女性は何かを採っていました。そのまま通過します。
松戸集落の家並
松戸集落ところがこの道路は行き止まりで、踏み跡もなくなります。ただ、工事用の急な階段は取り付けられていました。寒狭川(豊川本流)の対岸にあるのと同じような階段です。つまり、設楽ダムの建設予定地に向かっているのでしょう。
設楽ダムの建設予定地へ下ると思われる階段引き返すと、先ほどの年輩の女性が休憩していました。また少し話をします。田んぼが好きだと言っていました。最初は、下の堰堤からポンプで水を汲み上げていたとか。今は上から水を引いているのだそうです。私が登ってきた踏み跡のことも知っていました。でももちろん今は利用する人はいないとも。
大鈴山(左)と鹿島山(右)二重山稜の間の谷間を下っていき、寒狭川へ下っていきます。道端には様々な花が咲いています。ダムができれば湖底となる場所です。
松戸の田んぼ駐車地に戻り、三河田口駅の崩れた瓦礫があるかどうか確認します。するとそれらしき瓦礫がありました。帰宅後新聞記事を確認すると、まさにそのままでした。車の脇で、もう一つのおにぎり「かつおおかか」(\105-セール値引\5、181kcal)を食べます。
三河田口駅の崩れた瓦礫
「川をきれいにしよう 駅裏 寒狭川上流漁協」と読める看板
三河田口駅跡周辺新城でバローに寄ってから(\2,779)帰宅しました。それから理髪店で散髪し(\1,800)、ガソリンスタンドで満タンにしておき、翌日は、豊橋から田原へ表浜の海岸を巡りました。
見かけた花
ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマイワカガミ?、ニッコウネコノメ?、タチネコノメ?、ヤマネコノメソウ、ニョイスミレ(ツボスミレ)、ケマルバスミレ、スミレ、アリアケスミレ、シハイスミレ、ニオイタチツボスミレ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン?、サワハコベ?、ミミナグサ、ヒメオドリコソウ、クサノオウ、ハナイバナ、キュウリグサ、ジロボウエンゴサク、タチキランソウ、フデリンドウ?、ショウジョウバカマ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、トウカイタンポポ、タネツケバナ、カキドオシ、スルガテンナンショウ、ムラサキサギゴケ?、ホトケノザ(斑なし)、スズメノヤリ、ナズナ、ツルニチニチソウ、ヤマブキ、アオキ、バライチゴ、モミジイチゴ、ニガイチゴ、ニワトコ、クロモジ、ミツバツツジ、ヒサカキ
【松戸周辺が紹介されている主な書籍など】 『設楽町誌 通史編』(北設楽郡設楽町)2005年9月30日発行 田口線三河田口駅の写真、「設楽ダム建設計画の経過」などが載っています。 『東海自然歩道日帰りハイキング2奥三河−鈴鹿峠』(山と溪谷社)1996年4月20日初版第1刷発行 田口における裏谷の入口が松戸橋だと書かれています。昭和36年まであった森林軌道のことも。 amazon.co.jpで購入できます→東海自然歩道―日帰りハイキング〈2〉奥三河‐鈴鹿峠 『27登山・ハイキング 東海自然歩道2 秋葉山〜関ヶ原』(日地出版)1997年版 寒狭川に沿って登るルート部分について、一時期森林軌道が敷かれていたことが書かれています。
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