野坂山 野坂から往復

 前年はゴールデンウィークに登りましたが(記録)、今回は5月下旬です。あまり花は多くありませんでしたが、それでも何種類かの花が咲いていました。



下山後、北麓からガスの中の野坂山を見る

【山 名】野坂山(のさかやま)(野坂岳・敦賀富士) 913.5m
【三角点】一等 913.53m 点名:野坂岳(のさかだけ) 明治17年6月選点
      所在地:福井県敦賀市大字野坂第71号南ヶ谷1−1 管理者:野坂生産森林組合
【山 域】野坂山地(敦賀三山)
【水 系】笙の川支流黒河(くろこ)川水系・井の口川水系
【所在地】福井県敦賀市野坂・金山・長谷
【山行日】2010年5月25日(火曜日)
【行  程】野坂いこいの森から往復
25日(火)
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名高速道路・名神高速道路)== 養老SA ==(名神高速道路・北陸自動車道)== 
  5:40            5:45                                       6:46-7:08
  == 敦賀IC ==== 野坂いこいの森登山口 ---- 行者岩分岐 ---- 一の岳 ---- 二の岳 ---- 三の岳 --
      7:50           8:12 - 8:27           9:51-9:57       10:04        10:28      10:38
  -- 避難小屋 ---- 野坂山 ---- 三の岳 ---- 一の岳 ---- 行者岩分岐 ---- 行者岩 ---- 行者岩分岐 --
      10:45     10:47-11:02    11:25       12:19         12:33      12:38-12:41      12:47
  -- テレビ塔分岐 ---- テレビ塔 ---- 野坂いこいの森登山口 ==(17.0km)== 中池見駐車場 ---- 中池見 --
        13:35           13:44            14:04 - 14:15                  14:40-14:41
  -- 中池見駐車場 ==(2.8km)== リラポート ==== 餃子の王将 ==== ビジネスホテル クォーレ
     15:13-15:14             15:22-16:25        -17:17          17:30
 (25日の合計走行距離:218.0km)
26日(水)
 ビジネスホテル クォーレ ==== 敦賀IC ==== 賤ヶ岳SA ==== 関ヶ原IC ==== 登山口 --(鈴鹿山脈)--
                    7:12        7:18         -7:40        8:04
  --  登山口 ==== 四日市東IC ==== 刈谷PA ==== 音羽蒲郡IC ==== 豊川(2日間の合計走行距離:415.6km)
                    14:48      15:22-15:50     16:17          16:29
【山行時間】5時間37分(登り:2時間20分、下り:3時間2分)
【標高差】約740m
【人  数】1人(単独)
【天  候】晴または曇 15℃(自宅出発時)、17℃(養老SA)、19℃(登山開始時・野坂山)、
           18℃(中池見駐車場到着時・ホテル到着時)
     5月25日敦賀の気象庁データ:平均気温18.3℃、最高気温24.8℃、最低気温15.3℃、平均湿度76%、
                  平均風速4.1m/s、最大瞬間風速14.6m/s、最大風速の風向:南南東
【地形図】1:25,000 敦賀(つるが) 平成16年5月1日発行1刷
【スタイル】皮登山靴zamberlanフジヤマ、薄手ショートソックス+厚手ショートソックス、眼鏡、
 mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%トランクス(中国製)、中国製グレー半袖Tシャツ(綿70%・ポリエステル30%)、
 綿90%・レーヨン10%タオル(中国製)(首にかけて歩く)、黒色ウェストバッグ、MILLETアタックザック、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7、SONY α350(楽天市場)(いずれも首に下げて歩く)
【所持飲料】爽健美茶500ml(約350ml飲む)、アクエリアスカロリーオフ500ml(飲まず)、
      ドトールスーパーブラックコーヒー無糖 340mg(約250mg飲む)
 今年のゴールデンウィークは中国出張で仕事だったので、その代休を取り、5月下旬の平日に出かけました。去年のゴールデンウィークに登った野坂山に今年も登ったのですが、元々は岩籠山あたりを考えていました。ところが、梅雨のような天候不順でせっかくの代休なのに登山できないのではないかという感じだったのですが、それでも前日午前中の天気予報で、敦賀方面は晴れマークも出たので、すかさずホテル予約を楽天トラベル(http://travel.rakuten.co.jp/)でしました。ところが午後になると、北陸方面はあまり天気が良くないという雰囲気になっていました。でももうホテルも予約したので、とりあえず出かけることにします。そして日曜、月曜としっかり雨が降っていたので、行ったことがなく、沢沿いが登山道となっている岩籠山はやめて、様子がわかっている野坂山にします。

 朝5時に起き、パンを食べて出発します。外は快晴。でも北陸方面は天気が悪い予報なので喜べません。音羽蒲郡インターから高速に乗り、養老サービスエリアで休憩します。そして昼食などの食料を調達します。前回敦賀に行ったときは確か焼き鯖寿司を食べたので、今回は焼いていない普通の「京都加悦 鯖すし」にします。また朝の行動食としてさけおにぎりも1つ買います。高速料金は、朝6時前に入れたので、敦賀ICまで平日夜間割引で\4,150のところ、3割引で\2,900です。

 敦賀インターを下りて、「野坂いこいの森」方面へ向かいます。しかし、インターを下りてすぐ道を間違えたため、木ノ芽川沿いに沿いに進みます。そして出勤時間で賑わう東洋紡の前を通り、国道27号に入ります。そして登山口方面へ。近くでは道路工事をしているようですが、小浜方面へ向かう高速道路でしょうか。

 登山口の駐車場には数台の車があります。平日でも地元の人は登っているようです。トイレに寄ってから出発します。風雨のため、登山道は散った葉で緑色をしています。でもそれ以上には荒れていないので、歩くのに支障はありません。



最初のうち

 トカゲ、カナヘビ、ヘビを見かけます。花は多くありませんが、ツボスミレやミゾホオズキなどが咲いています。すれ違う人はみな単独で、地元の人たちのようです。



トチの木地蔵



風雨の後の登山道は緑色

 行者岩への分岐で一旦休憩します。腹も減ったので、行動食として買っておいたさけおにぎりを食べ、爽健美茶を飲みます。すると上から登山者が下りてきます。すると聞き覚えのある声が。あっという間に通り過ぎて下っていくので、声をかけます。「1年ぶり!」と言うと、「今はこちらのルートばかり」と。「これから用事があるのでまたね」と。やはり地元民。朝の登山後に、いろいろと用事があるようです。



山頂近くの避難小屋



小屋内は綺麗に片付けられています 写真右側には嶽権現安置所もあります

 山頂が近付くと、風が強くなり、山頂に着くと特に南側は風が強く吹いています。昼食はここでとろうか、それとも避難小屋の中にするか、少し悩みますが、野外の方がいいと思い、山頂で風が少しは避けられそうな建造物の北側に座ります。Tシャツ1枚ですが、気温は19℃あるので、それほど寒くはありません。他に登山者はいません。地元民はみんな朝登山のようです。正午には1時間ほど早いですが一人で鯖寿司を食べます。



誰もいない山頂



「野坂岳」の表示と一等三角点



野坂山周辺の地図もあります 「敦賀市政50周年記念 野坂山市民登山」とあります 1987年のことのようです

 下り始めると3人組が登ってきました。私を含めた一般登山者はこれぐらいの時間のようです。下りでは登りに気づかなかった、ウスギヨウラクやヤマボウシなどの木の花が目に付きます。



ブナが多い尾根を下ります

 行者岩にも寄り、さらに下部ではテレビ塔方面へ進みます。上部から行く予定でしたが、どうやら下部の分岐から入ったようです。アンテナは二つあるようですが、下部の建物の脇まで行って、引き返します。池方面へも踏み跡がありますが、駐車地に戻るのには遠回りになってしまうようなので、やめておきます。途中からは探鳥路への分岐があり、それを下ります。沢の右岸を進みます。そして最後は沢を渡り、駐車場所のすぐ近くに出ます。



行者岩から水田地帯を見下ろす



岩篭山望遠



建設中の高速道路、舞鶴若狭道の敦賀トンネルが見えました 2014年に供用予定とのことです



行者岩



雪国の林らしく根元が曲がっています



テレビ中継所



穴釜池への道標



ここから戻ってきました



登山口に戻りました

 さて、まだ時間があるので、中池見へ行くことにします。ただ今にも雨が降りそうです。それでもいいでしょう。前回は、天筒山とセットで、登って下って訪れましたが(記録)、今回は直接中池見へ行く入口があるだろうとその方面へ行きます。しかし、ここでも分岐を間違え、去年と同じく国道8号を長浜方面へ向かってしまい、トンネルを2個くぐってしまいました。その後の信号交差点でUターンします。現地付近まで行くとちゃんと中池見への道標があり、駐車場もありました。今日は休園とのことですが、入口は開いていますので、行ってみます。途中から雨が降り出し折りたたみ傘をさして歩きます。歩道を登り、中池見へ行くと、何人もの人たちが草刈り作業をしていました。また、建物には電灯がついていて、管理人らしい人がいたので、断って中に入ってみます。今咲いている花がわかり、たくさん咲いているのがサワオグルマだとわかりました。もう半分はほうけていますが、花も残っていて、これを見れただけでも来た甲斐がありました。



中池見の木道

 駐車場に戻り、次は温泉へ行きます。ホテルにも屋上に風呂がありますが、せっかくなので、行ったことのない温泉「敦賀きらめき温泉 リラ・ポート」を訪ねることにしました。その後は、敦賀に泊った過去2回と同様、餃子の王将で夕食とします。餃子と鶏の唐揚と天津麺で1239円。その後ファミリーマートで翌日の朝食として、ねぎとろ巻(\360)とオハヨー焼プリンを購入し、ビジネスホテル クォーレへチェックインしました。楽天トラベル上での予約時点では喫煙ルームしかなかったのですが、チェックイン時に禁煙ルームに変更できました。部屋番号は304で、前回宿泊したときと同じ側ですが、前回は5階だったのに対し今回は3階です。

 チェックイン後は、御池池守さんへ翌日どうするかの電話を入れ、ファミリーマートで買ったカルビー ジャガビーうす塩味を食べ、発泡酒「クリアアサヒ スリムボトル」350ml、大人のキリンレモン糖類ゼロ 500ml、キリン ソルティ・ライム、ホテルに置いてあったほうじ茶などを飲みます。そして持ち込んだパソコンで、この文章を下書きしました。

 翌日は、御池池守さんと鈴鹿へ登りましたが、途中から雨になり、早めに下山しました。

 見かけた動物
 アサギマダラ、タゴガエル、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、シジュウカラ、ウグイス(声)

 見かけた花
 ミゾホオズキ、ミズタビラコ、クルマムグラ、ツボスミレ(ニョイスミレ)、オオタチツボスミレ?、シハイスミレ、ユキザサ、シライトソウ、フタバアオイ、カキドオシ、ミミナグサ?、サワハコベ、タネツケバナ?、ハナニガナ、シロバナニガナ、サルトリイバラ、ツルアジサイ?、ナナカマド、ヤブツバキ?、タニウツギ、ズミ、ウスギヨウラク、アケビ、ヤマボウシ、ホオノキ、キリ、ジャケツイバラ、ウリハダカエデ


【野坂山が紹介されている書籍】

山あるきナビ 関西の山あるき100選』(昭文社)2003年1版4刷発行
  こちらで購入できます→amazon.co.jp 関西の山あるき100選
  JR粟野駅からの往復ルートが紹介されています。

『名古屋周辺の山200』(山と溪谷社)2002年3月1日初版第1刷
  野坂いこいの森からの往復ルートが紹介されています。

『日本の山1000』(山と溪谷社)1992年12月1日2刷
  「のざかだけ」の読み仮名がふってあります。カラー写真は3月下旬敦賀市御名からの山姿。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  「丹波高原」の山として紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  野坂山地の最高峰として、また敦賀三山の一つとして紹介されています。

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