オカスミレ 丘菫
Viola phalacrocarpa Maxim. f. glaberrima (W.Becker) F.Maek.
スミレ科 ミヤマスミレ類


花 東三河 吉祥山 2005.4.24

 最初ノジスミレだろうか、と思い、帰宅してから『山溪ハンディ図鑑6 日本のスミレ』(山と溪谷社)で調べてみると、葉の形も何となく違うし、ノジスミレは側弁の基部に毛がないのが普通だというし、全体に微毛があるそうである。本種は側弁の基部にはっきりと毛があるし、花柄は無毛に見える。では何かと調べると側弁の基部に毛があるヒメスミレが近い気がしてきた。でもよく見ると距の雰囲気が違う。本種の距は細く色も濃い。では変化の多いスミレだろうか。葉の形がスミレのイメージと全然違うけど、変化が多いというから写真のものもスミレかもしれない、と思った。

 でも、やはり腑に落ちない。そこで、「植物図鑑・撮れたてドットコム」の「スミレの部屋」で検索してみました。すると距が似ているアカネスミレが目に付きました。上記図鑑を見たときは距の色が薄く見えたのですが、ウェブサイトのものはそっくりです。どうやらアカネスミレのようだ、と思い、解説を読むと、全体に毛が多いのが特徴という。そして側弁の基部以外に毛のないものがオカスミレだと書いてありました。これでようやく解決。特に珍しいスミレでもないようです。

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