吉祥山 南側周回

 下りは割田川方面へ行きました。
【山 名】吉祥山(きっしょうざん) (御殿山、妙峰山)
【三角点】三等 382.49m(平成15年10月10日改測) 点名:西川村(にしかわむら) 所在地:愛知県新城市一鍬田字吉祥山1番1
【山 域】東三河
【所在地】愛知県豊橋市・新城市
【山行日】2005年4月24日(日曜日)
【行 程】南西麓から周回
  豊川 ==== 登山口 ---- 吉祥山 ---- 尾根から右下への地点 --
             11:23    12:32-13:15     13:43
  -- 道路終点 ---- 登山口 ==== 豊川
      14:07        14:29
【所要時間】3時間6分(含休憩)
【標高差】約340m
【天 候】晴 (4月24日13時新城の気象庁データ:気温17.8℃、風速4m/s、風向:南)
【使用地形図】1:25,000 新城(しんしろ) 平成7年修正測量
【スタイル】化繊ズボン、綿100%Tシャツ、ミズノ運動靴、MILLETザック、タオル
      デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)
 吉祥山には2年前の5月と11月に計2回登っています。今回、4月の吉祥山にはどんな花が咲いているのだろうと楽しみにして出かけました。

 吉祥山南西麓の登山口駐車場に車をとめて出発。十数台とめられる駐車場には10台ほどの駐車車両があった。草や木の花を見ながら写真を撮りながらゆっくり登っていく。最初のうちは風もなくちょっと暑いが、少し風が吹けば涼しい。たぶん湿度が低いのだろう。

 花以外見るべきところもなく、高度を稼いでいく。山頂に近づくほど勾配はきつくなっていく。

 山頂はにぎやか。4組ほどのグループがいて、ベンチも満席。南側の端に腰を下ろして昼食とした。日差しが強いが、暑すぎることもないと思い、お湯を沸かしコーヒーを飲んだが、やはり暑くなってしまった。



山頂から本宮山を見る



山頂から豊川(とよがわ)と新城方面を見る

 下りは反射板方面へ足を延ばしてから元来た道を戻ろうと思い、まずは吉祥山反射板へ。すると、反射板の縁を行くとそのまま下っていくはっきりした踏み跡があった。以前、この方面からも登れる、というような話は聞いたことがあった。登る前にもこのルートは頭に浮かんでいた。ただ、下ってから車道を歩くのが長そうだと思い、あきらめていたのだ。でも、目の前にこれほどしっかりした踏み跡があると、引き返せなくなってしまった。まだ時間もあるし、道路を歩こうと覚悟を決める。



下山路から大原調整池方面を見る

 結構な急斜面の道であり、滑りそうだが、ちょうど滑らない程度の傾斜である。ただ、見るべき花も乏しくあまり面白くはない。ヤマツツジをしばしば目にする程度である。するとそのうち林道と交差する。そこに二人の男性もいた。踏み跡はさらに下に延びていたのでそこを下る。そしてもう一度林道の終点のようなところを通った。こちらのコースは展望が良い。三遠国境の山々が見えるのである。1ヶ月前に登った雨生山などがよく見える。



下山路から雨生山・金山方面を見る

 さらに下っていくと、踏み跡は右へ直角に曲がり、尾根を離れる。予想通りである。家で地形図を見ていたときは、登りのイメージもあったのだが、尾根の末端の南東方面から登ることを想像していた。でも、下りで歩くイメージはなかったのだが、いざ下りはじめて、途中で一度地形図を広げてみると、きっと谷筋の集落に出られるだろうと思ったのだ。そうすれば駐車地点までそれほど車道を歩かなくて済む。その方向には変電所らしきところがある。その方向に出られれば楽だと。そしてその通り、途中で右に折れたのである。まあ予想では分岐があってそれを見つけて右に折れたいと思っていた。ところがはっきりしたメインの踏み跡が右に折れていたのだ。正確には予想以上である。

 そして沢の音も聞こえてきた。割田川と言うらしい。大きめの砂防堤があり、そこに書いてあった。すると花もちらほら見るようになった。沢沿いに下り車道に出たところには車が1台とまっていた。先ほどの男性二人のものだろうか。ここからは真っ直ぐ延びた車道をゆるやかに下っていく。のどかな風景である。東名高速の騒音だけが邪魔である。東名脇の道路を歩き、駐車場へ戻った。

 見かけた花
 オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、カラスノエンドウ、カキドオシ、ムラサキカタバミ、ヤマツツジ、コバノガマズミマルバアオダモニガイチゴクサイチゴ、アセビ、ニガナ、ニオイタチツボスミレ、ヒメハギ、ナガバノタチツボスミレ、カタバミ、スルガテンナンショウ、ハルリンドウ、ミツバツチグリ、ナツトウダイハコベ(コハコベ)ツクバキンモンソウ、イワタ?カンアオイ、オカスミレニョイスミレ(ツボスミレ)、チゴユリ、モチツツジ、サルトリイバラ、スミレ、ヒメウズ、ホウチャクソウオランダミミナグサタチイヌノフグリスズメノテッポウタネツケバナハナイバナ、ムラサキサギゴケ?、アケビ、ムラサキケマン、コウゾ 他


 【吉祥山が紹介されている本】

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  北側ルート(野田城駅から)紹介されています。

『こんなに楽しい愛知 の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  北側ルート(野田城駅から)が紹介されています。吉祥山の名の由来も書かれています。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
 北側ルート(新城カントリーゴルフクラブ方面から)が紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
 北側ルート(主に野田城駅から)が紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
 北側ルート(大谷橋から)が紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
 「きちじょうさん」「きっしょうざん」の二つの読みが載っています。

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