尾張本宮山・信貴山 下りは藪道

 尾張本宮山は2回目。11年前は大縣神社から登りました(記録)。今回はヒトツバタゴ自生地から登りました。
【山 名】本宮山(ほんぐうさん)(尾張本宮山、大富士) 292.8m
     信貴山 200m
【三角点】一等 292.84m 点名:尾本宮山(おわりほんぐうさん) 明治17年12月12日埋標
     所在地:愛知県犬山市高根洞68番
【山 域】尾張 飛騨木曽川国定公園
【所在地】愛知県犬山市
【山行日】2006年4月1日(土曜日)
【行 程】ヒトツバタゴ自生地から
  豊川 ==(R1)== 音羽蒲郡IC ==(東名高速・中央自動車道 66.7km 1,900円)== 小牧東IC ==
  9:00                                                                    10:19
  == カタクリ見物 ==== ヒトツバタゴ自生地 ---- 信貴山分岐 ---- 信貴山 ---- 信貴山分岐 --
      10:53-                       13:51        14:04          14:10        14:16
  -- 本宮山分岐 ---- 雨宮社 ---- 本宮山 ---- 鳥居 ---- ヒトツバタゴ自生地 ==(20.9km)== 名古屋
      14:18          14:23     14:29-14:32   14:39      15:09                          16:00頃
【所要時間】1時間18分(含休憩)
【標高差】約200m
【天 候】薄曇 8℃(自宅出発時)、18℃(実家到着時)
 (4月1日14時美濃加茂の気象庁データ:気温17.2℃、風速2m/s、風向:西南西)
【使用地形図】1:25,000 小牧(こまき) 平成13年修正測量
【スタイル】ミズノ運動靴、PHENIX化繊ズボン(中国製)、綿100%Tシャツ、綿100%長袖シャツ(中国製)、
 黒色軽量ザック(RIPEN プチ クロワール J-02100)、ウェストバッグ、眼鏡、
 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、カメラ:MINOLTA DiMAGE 7(首に下げて歩く)
【所持飲料】爽健美茶、ポッカキレートレモンデイケアウォーター500ml
 午前中はカタクリなどを見て、午後になってから本宮山に向かう。ヒトツバタゴ自生地へは一旦入口を通り過ぎてしまい、引き返して狭い道路へ入って自生地へ。小屋か何かの工事をしているようで、その脇を過ぎて少し行った空き地に駐車。他に車はありません。

 上下2つの西洞池の間から林道を進みます。しばらくすると信貴山との分岐がありました。本宮山は2度目ですが、信貴山には行ったことがありません。まずは信貴山に行くことにします。

 ここ何日かの冷え込みで道沿いには残雪がわずかにあります。ほとんど水平の道を進むと左には入鹿池(いるかいけ)が見えます。そして右上の山頂には建物が見えます。しかし、そこへは直接行けず、道は回り込んで行きます。参道になっている石段の途中に出て、右手前に折れて石段を上がります。建物前にある桜はまだ蕾でした。



信貴山への途中から見る入鹿池

 

信貴山泉浄院 石段脇の虎は阿吽

 分岐に戻り林道を少し上がると本宮山への分岐。少し行ったとことには展望台があり何人かがその上にいました。さらに進むと雨宮社の祠と岩場があり、登山道はその左を通っています。



雨宮社

 山頂には誰もいません。一等三角点の他に、方位標というものがありました。来た道を戻ると雨宮社の岩場で1組の登山者がいました。それから鳥居のところまで下り、その脇にある踏み跡に入ってみます。きっと林道脇にある沢に沿って下っているだろうと思ったのです。



大縣神社奥宮

 

三角点と方位標



山頂付近から犬山市街地方面を見る

 踏み跡に入ると、徐々に藪っぽくなってきますが、消えずにしっかりついています。しかし突然崩壊した沢に分断されてしまいました。一段低いところに見える沢床へ下ったような踏み跡もありましたが、あまり気持ちのいいものではありません。手前の右岸を少し下りますが、全く踏み跡はないようです。引き返して、ひょっとしたら荒れた沢の対岸に踏み跡が続いているのかもしれないと思い、そこに戻って対岸を見るとやはりありました。沢に下りて、少し下から登り返して対岸の踏み跡に上がりました。

 ところがこの踏み跡はあまり下らずどんどん横へ移動します。そして今度はさらに広範囲に崩壊した沢に出てしまいます。そのとき、その沢の下を見ると小さく自分のものと思われる車が目に入りました。引き返すタイミングを見計らっていましたが、車が見えるとその気持ちも小さくなっていき、どこかで強引に下れば車までたどり着けるだろうという気持ちになりました。

 とりあえずはこの荒れた沢を対岸に渡ってみます。するとやはりまた踏み跡を見つけることができました。もう少しその横に延びる踏み跡に沿って進みます。もう少し行けばどこかで下りになるかもしれないと思ったのです。

 しかしやはり横に延びるばかりで下には向かいません。いくらなんでも行き過ぎだと観念した頃、真っ白い宮標石を足元に見ました。こんな中腹の横道で見かけるとは思いませんでした。でも逆に考えれば宮標石があるような昔ながらの立派な道だったわけです。しかし崩壊した沢で分断されてしまったようです。このあたり、2000年9月の東海豪雨の被害があったそうで、沢もそのときに荒れてしまったのでしょう。



横道の宮標石

 踏み跡を辿るのをあきらめ、広い荒れ沢の左岸を下ることにします。石を集めたような目印があるところを見ると人が通ったことがあるのでしょう。ぐんぐん高度を下げると沢が右から合流するような広い地点に出ました。踏み跡は見あたりません。それでも強引に下ります。そして沢が狭くなったところをなんとか越えると踏み跡がありました。

 踏み跡が出てきてからほどなく、駐車地の奥に出ました。敷地の周りを流れる水路を跨いだとき、左足ふくらはぎがつりそうになりました。ということで何とか無事に車に戻れました。この日は名古屋の実家に1泊して翌朝豊川に帰りました。

 見かけた動物
 キジ

 見かけた花
 ショウジョウバカマ、マキノスミレ、アセビ、タチツボスミレ、ヒサカキヤブツバキ、カタクリ


 【尾張本宮山が紹介されている本】
『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  東尾根や信貴山も紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  尾張富士、白山と一緒に紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  尾張富士と一緒に紹介されています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  尾張富士と一緒に紹介されています。

『名古屋からの山なみ 東山スカイタワー基点』(中日新聞本社)1991年6月1日発行
  大縣神社からのルート、伝説が紹介されています。
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Wander!地域別季節順1995年の本宮山

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