雨乞山〜椛峠〜大山 雨とみぞれの中

 翌週の下見ですが、1日中、雨かみぞれで、そんな中の山行でした。
 椛峠経由で雨乞山と大山をつないだのは初めてです。



雨乞山

【山 名】雨乞山(石神の雨乞山) 233m
     物見山 260m
     狼煙山 190m
     大山(越戸の大山、高根山) 328.0m (渥美半島最高峰)
【三角点】四等 148.07m 点名:外山(そとやま) 昭和59年(1984年)5月18日選点、平成15年(2003年)9月5日改測 所在地:田原市石神町外山2番12
     一等 328.03m 点名:大山(おおやま) 明治13年(1880年)12月28日選点、明治18年(1885年)10月13日埋標、平成20年(2008年)12月15日更新 所在地:愛知県田原市大字和地字北山6番地
【山 域】渥美 三河湾国定公園
【水 系】大川水系・新堀川水系・免々田川水系・鮎川水系・精進川水系・弘法川水系
【所在地】愛知県田原市(たはらし)夕陽が浜(ゆうひがはま)・石神町(いしがみちょう)・伊川津町(いかわづちょう)・山田町(やまだちょう)・和地町(わじちょう)・若見町(わかみちょう)・越戸町(おつとちょう)
【山行日】2014年2月8日(土曜日・先負)
【行 程】石神から椛峠経由で大山古道へ
自宅(7:42)==== 石神(9:28)----(9:48)登山口----(10:06)三角点 ----(10:23)雨乞山 ----(10:50)物見山 ---- 招き岩 ----(10:56)達磨岩 ---- 泉福寺分岐 ---- 椛分岐 ----(11:24)椛峠 ----(11:46)狼煙山 ----(13:28)大山 ----(14:25?)車デポ地点 ====(14:53)石神 ==== フレイバー・ハウス ==== 国府駅 ==== かつ時 ==== コロナワールド ====(23:02)自宅
【標高差】約325m
【人 数】3人
【天 候】雨または霙
  気温:2℃(自宅出発時)、3℃(石神に戻った時)、3℃(帰宅時)
     2月8日の気象庁データ:降水量21.0mm、日照時間0.0h、平均気温3.2℃、平均湿度90%、平均風速4.3m/s、最大風速時の風向:北
【地形図】1:25,000 野田(のだ)(平成13年修正測量)
【スタイル】SIRIO 登山靴 46ATL 27.0(中国製)(2012.07.14 モンタニアで購入)、ショートソックス(黄土色)\2,100 毛77%・ナイロン22%・ポリウレタン1%(2011.06.26購入)、PHENIX化繊ズボン(中国製)、緑色軍手、紺色ウェストバッグ GULL WING、ユニクロ 綿57%・ポリエステル43% トランクス(中国製)、表地綿100%Colemanキャップ、眼鏡、MILLETアタックザック、MATTENBELL水色ザックカバー、アクリル70% 毛25% カシミヤ5%長袖チェックシャツ(日本製)、RunBIRD(ミズノ)中国製半袖Tシャツ(綿60%、ポリエステル40%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、カッパ上下(mont-bell GORE-TEXストームクルーザーメンズ パープル)、デジタルカメラ:Canon PowerShot SX50 HS(首に提げて歩く)
【所持飲料】ホット玄米茶(テルモス470ml)、バヤリース 大人の林檎 450ml(約100ml飲む)、KIRIN 午後の紅茶 オレンジ&パイン 500ml(約50ml飲む)

 渥美半島ハイキングクラブが企画した渥美半島横断ハイキングの下見として歩きました。9時集合なので7時半頃に家を出ます。妻は岡崎へ行くというので途中、国府駅の近くで下ろしました。そのついでにSさんに電話してみます。今日は予定通り登るかどうか。雨がしっかり降っているのです。ケータイには出なかったので自宅に電話してみました。するとSさんが出て、私に行けるかどうか確認してきたので、「問題なし」、と返事をしました。ならば決行しようということになりました。

 今日は珍しく妻が弁当を作ってくれたので途中でコンビニに寄る必要はありません。ただ、開通した国道23号のバイパスを通れば早かったのですが、すっかり忘れていて、以前と同じように三河湾側に出るルートへ行ってしまいました。

 予定より少し早めに着いたので、車で登山口までのアプローチを確認します。雨なので前半はカットして、私の歩いたことのない後半だけにしてもいいと思っていたのです。一応間違えそうなところをチェックしてから集合場所へ向かいました。そして電話すると大山古道にいるのであと15分ほどかかると言います。公園のトイレに行ったりして待ちます。

 そしてSさんの車がやってきました。助手席に乗っている人とは初対面です。渥美半島ハイキングクラブのNさんです。

 近くのスーパーの軒下を借りて靴を履いたり、カッパ上下を着たりします。そして出発します。Sさんは当日と同じコースをフルに歩くことからぶれないでいるようです。ならば覚悟を決めてそれに従うまでです。



夕陽が浜と雨乞山登山口との道標

 途中車で確認した場所は問題なく過ぎましたが、問題はその先でした。地形図には載っていない分岐を真っ直ぐではなく、左折しなければならなかったのです。あやうく当日、ミスルートするところでした。フルに歩いて正解です。

 前半は去年も歩いているので問題ありません。雨乞山で小休止します。「バヤリース 大人の林檎」を少し飲みます。しょうがが入っていて、確かに大人の味なのかもしれません。好みの味です。物見山を越えて、達磨岩で小休止。「クリーム玄米ブラン カカオ」を食べました。



霙(みぞれ)





雨乞山へ

 タコウド付近から下ります。そして椛(なぐさ)峠への分岐です。ここから椛峠経由のルートは初めて歩く場所です。途中、タイミンタチバナの群落が印象的でした。椛峠は立派な十字路です。その先に送電線鉄塔がある場所があり、本番はそこで昼食の予定ですが、今日はもう少し先の「観音の腰掛け岩」という場所で昼食にすることにします。ただ、岩のひさしのような場所は小さく、結局樹林の中で立ったままの昼食となりました。



椛峠





送電線鉄塔の切り開きからの展望

 その後は登りになりますが、昼食後でエネルギー補充したので問題ありません。手袋は軍手なのでびっしょり濡れて絞れます。

 途中のピークに狼煙山という名前がついているのも知りました。ここはわずかなピストンです。その後は平坦な道がしばらく続きます。そして臍岩、梔岩を通って大山に出ます。

 展望台ができたのは知っていましたが、できてから訪れたのは初めてです。もちろん悪天で展望はありません。下り始めてほどなく大山古道への分岐があり、左折します。以前私が歩いたときは道など整備されていませんでしたが、今はしっかり整備されています。



古い大山の展望台





大山の標柱





新しい大山古道の標柱





「土砂流出防備保安林」の看板には「字大山」と「字鬼堕」の文字がありました

 途中、発泡音がしました。まだ狩猟期間のようです。来週の本番は狩猟期間が終わった後だそうです。道路に出て、少し南下してNさんの車が駐車されている場所に到着しました。

 戻る途中、海に出てみると、波はかなり大きなものでした。大山トンネルをくぐって集合場所に戻り、フレイバー・ハウスという喫茶店で打ち合わせをします。15時過ぎの入店です。この店を訪れるのは約1年ぶりです。駐車場にはそこそこの車の台数があります。我々3人はそれぞれの車で来ていますので3台分使います。駐車場は2列それぞれ5台程度とめられ、計10台ほどとめられるでしょうか。私は道路側の最も端にとめます。



フレイバー・ハウス外観

 冷えた体を暖めたいところですが、中はそれほど暖房は効いていません。普通なら暑すぎずちょうどいいのかもしれませんが。キャベツなどが植わっている畑がすぐ隣に見える窓際の6人がけテーブルに座ります。注文したのは、ドリンクだけでなく、ケーキセット(680円)にします。ドリンクは、私がホットコーヒー、他の二人は紅茶とココアです。ココアは100円増しです。ケーキは季節のフルーツのケーキとなっていますが、出てきたのはキウィ。ちょっとがっかりですが、ケーキはおいしかったです。もっとも、この真冬に季節のフルーツは何も思い浮かびませんが。打合せ後、ここで解散しました。



テーブル上





ケーキセットのケーキ

 妻に電話し、岡崎から国府へ戻ると、ちょうど迎えに行く時間が合います。国府駅でピックアップします。どこかで夕食をとり、映画『永遠の0』を見ることにします。コロナが20時からで1000円となるので、その前にその近くで夕食をとることにします。

 17:45頃、アクロス内にある「かつ時 豊川店」へ行きました。まだ少しテーブルには余裕があるようです。でもすぐに隣のテーブルも埋まりました。注文したのは、「味噌ロースかつ定食 中160g」(1,449円)。ちなみに普通のロースかつ定食は105円安いです。妻は「海老ヒレかつ定食」(1,554円)。「大海老使用」とあります。いずれも、ご飯、キャベツ、しじみの味噌汁おかわり自由とのこと。



味噌ロースかつ定食 中160g

 ロースはまずまずです。少しもらったヒレカツもやわらかいです。チェーン店だけあって一定レベルをクリアしていると言ったところでしょうか。値段もそれなりに高く、相応の味と言えるかもしれません。それほど空腹でもなかったためか、何もおかわりできなかったです。元々、中160gを選んだり、キャベツやご飯の量も多めなのもあると思いますが。ちなみに、小は120gです。なお、メニューに「大」はありませんでした。

 その後、コロナへ。まずは映画の予約をします。1番のりのようで、シネマ2のE列10、11番を指定しました。時間があるので、映画のチラシを見たり、1Fにあるゲームセンターに行ってみます。久しぶりにゲームセンターを覗いてみると、思わず足を止めて見入ってしまうようなゲームも。太鼓の達人は有名になりましたが、ドラムがあったり、ダンスで得点が出たりするゲームもあります。さすがにダンスをしているのには見入ってしまいました。

 『永遠の0』はなかなかの出来の映画でした(書籍『永遠の0 (ゼロ)』の感想で映画にも少し触れています)。帰宅したのは23時過ぎ。充実した1日でした。

 本番イベント「あつみトレイル・横断ハイキング2014」

 見かけた植物
 タイミンタチバナ、クチナシ(果実)、アセビ(花芽)、カンアオイ、コクラン、フユイチゴ、ネズ、コウヤボウキ、イヌツゲ、ヤブコウジ、カクレミノ、ヒメユズリハ、イヌマキ、ソヨゴ、サルトリイバラ、ヒトツバ、コシダ、ソシンロウバイ(植栽・花)


【大山・雨乞山・タコウド周辺が紹介されている主な書籍など】

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  越戸バス停から大山へのコースが紹介されています。山頂北の尾根道の紹介もあります。

『三遠信の山歩き』(風媒社)1998年7月5日第1刷
  大山下バス停から大山へのコースが紹介されています。誤記1箇所あり。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  白山比盗_社から大山へのコースが紹介されています。3枚のカラー写真あり。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  泉福寺から石神、大山下バス停から大山へのコースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の100山』(風媒社)1991年5月1日改訂第1刷
  泉福寺から雨乞山往復、大山下バス停から大山へのコースが紹介されています。

『分県登山ガイド22 愛知県の山』(山と溪谷社)1995年9月25日初版第1刷
  越戸バス停から大山へのコースが紹介されています。4枚のカラー写真あり。誤記2箇所あり。

『朝日新聞』2005年10月26日愛知総合版「この人に聞きたい」
  大山の陸上自衛隊ヘリコプター離着陸訓練場について大羽さんにインタビューした記事が載っています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  「山岳」の項で「大山」、「森と雑木林」の項で「越戸大山のカゴノキ林」が紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  大山について「古生層の地塊よりなる。」などの記述があります。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  泉福寺から雨乞山まで往復しています。

『ワンデルングガイド10愛知県の山』(岳洋社)平成4年6月13日2版発行
  泉福寺から雨乞山へ向かっているが途中で引き返している。

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