ヒノキ 檜
 Chamaecyparis obtusa (Siebold et Zucc.) Endl.
 ヒノキ科 ヒノキ亜科 ヒノキ属
 

 

葉 奥三河 棚山 2006.2.11

 ヒノキというと植林でよく見かけますが、棚山の瀬戸岩に生えているものは少なくとも植林されたものではないでしょう。岩の絶壁に生えて、垂れ下がり気味に立派な枝ぶりになっています。ただ、自生かどうかというとわかりません。植林されたヒノキから種子が飛んで生えてきたのかもしれません。

 1枚目は瀬戸岩に生えるヒノキです。2枚目は根元付近まで行って撮った幹。3〜4枚目は1〜2枚目とは別の個体ですが、同じく瀬戸岩にあったものの葉です。

 ヒノキというと、日本三大美林として、下北・津軽半島の青森ヒバ、秋田県米代川流域の秋田スギと並んで、長野県木曽川流域の木曽ヒノキが選ばれています。また、その木曽では、サワラ、コウヤマキ、ネズコ(クロベ)、アスナロ(アスヒ)と合わせて木曽五木となっています。霧雨の中だったか、南木曽岳で立派なヒノキ林の中を登山したこともあります。南木曽町の町木もヒノキです。また、伊勢神宮の社を新しく建て替える20年に一度の式年遷宮でも、木曽のヒノキが使われています。

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